★ 島田荘司さんの「最期のディナー」(文春文庫)から「里美上京」を読んだ。
★ 宮本輝さんの「夜桜」が神戸の街をイメージさせるなら、「里美上京」は横浜めぐりと言ったところだ。私は横浜を訪れたことがないので、「馬車通十番館」「山手十番館」などとても興味深く読んだ。
★ 島田さんと言えば御手洗シリーズが有名だという。私は読んだことがないので、これからチャレンジしてみたい。
★ 「里美上京」に事件らしきものは出てこない。謎と言えば里美という女子大生だ。話し手の石岡先生とはかつての「龍臥亭事件」で出会ったという。当時高校生だった彼女が広島の大学に進学の後、横浜の大学に編入してきたという設定になっている。(著者自身のあとがき参照)
★ 20歳以上も年下の女性とのデートはうらやましい限りだ。石岡先生もまんざらでもなさそうだ。石岡は彼女と20年前に同じ道を歩いた「良子」という女性をダブらせる。「あとがき」によると、彼女のことも別作品を読めばわかりそうだ。
★ そういう感じで、この作品は島田作品に誘っていく。
★ 宮本輝さんの「夜桜」が神戸の街をイメージさせるなら、「里美上京」は横浜めぐりと言ったところだ。私は横浜を訪れたことがないので、「馬車通十番館」「山手十番館」などとても興味深く読んだ。
★ 島田さんと言えば御手洗シリーズが有名だという。私は読んだことがないので、これからチャレンジしてみたい。
★ 「里美上京」に事件らしきものは出てこない。謎と言えば里美という女子大生だ。話し手の石岡先生とはかつての「龍臥亭事件」で出会ったという。当時高校生だった彼女が広島の大学に進学の後、横浜の大学に編入してきたという設定になっている。(著者自身のあとがき参照)
★ 20歳以上も年下の女性とのデートはうらやましい限りだ。石岡先生もまんざらでもなさそうだ。石岡は彼女と20年前に同じ道を歩いた「良子」という女性をダブらせる。「あとがき」によると、彼女のことも別作品を読めばわかりそうだ。
★ そういう感じで、この作品は島田作品に誘っていく。