「おもしろいか?おもしろくないか?」
「勝ったか?負けたか?」
「得か?損か?」
どうも、近頃の一部の大阪人の価値基準がそれだけになってしまっているようです。
しかし、そんな大阪人が多数を占めている模様。
きたる11月1日(日曜日)、「大阪市を廃止し特別区を設置することについての住民投票 」が行われます。
大阪府民の僕としてはこの状態でこの日を迎えることに非常に戦々恐々としており、結果が非常に気になります。
前回の住民投票の際、
当時の職場の同僚に「都構想」について、どう考えているかたずねたところ、
返ってきた答えが、
「(実現したら)おもしろいやん。」
単なる興味本位に基づくその一言だけでした。
ア然としました。
それ以上、何も言えませんでした。
彼は大阪市民です。
政治はSHOW(見せ物)ではありません。
「都構想」が実現しても、特に自分の身の回りの生活は変わらないと思っているらしく、行政のしくみが変わっても他人事のようです。
もともと政治的無関心な人が政治や行政の本質をよく理解しないまま、「何かが変わって新しくなるんやから、ええんやろ(?)」という軽い気持ちや考えで「大阪都構想」をとらえているようです。
しかし、「ほんまもんの大阪人」は物事の本質をとらえて合理的に考え物事を進めます。
なので、普通に「大阪都構想」を理解した場合、これは本質的に「あかんやろ」になるはずなのです。
具体的な部分では、すでに数多くの政党、団体、個人がいろいろな方法で正確にアピールされているので、この記事の最後のリンク集を参考にしてください。
個人的に考えるのは、
そもそも「都構想」とは言うものの…、
- 今回の住民投票自体で大阪は「都」にならない。
- 大阪市が廃止されるだけ。
- 大阪市廃止後、大阪府が関わる部分が多くなり、また近隣の地方自治体に影響が及ぶにもかかわらず、住民投票の投票権が大阪市民にしかない。
- 「都」になるような都市規模・経済規模ではない。(大阪と東京の差、大阪と他の日本の主要都市との差、それを肌で感じている人は大阪市がなくなるのはダメだと本質的にわかる。)
- 2015年5月17日の住民投票ですでに否決されているのに、なぜまた同じことをするのか?(それこそが無駄ではないのか?どこが「身を切る改革」なのか?)
冷静に考えれば名ばかりで現実的なデメリットが多く、維新の言うところのメリットも妄想のようで現実味もなければ何の保証もありません。
物事の本質をとらえる「ほんまもんの大阪人」は、維新の政党としての本質もこれまでの維新の関係者の不祥事や出来事から正しく理解しているはずで、最近の下記のニュースからも感じ取っていらっしゃるはずです。
維新は本来の「行政」の本質を遂行し地方自治体の運営を行っているのでしょうか?
僕も常々甚だ疑問です。
この「都構想」。
賛成多数で可決され、大阪市が廃止され、大阪が混乱した場合、
やがて、その影響は近隣の他府県、関西、近畿地方全体、西日本、そして、全国に波及する恐れがあると懸念しています。
どちらにしても、今以上に暮らしにくくなる社会になることは絶対的に避けなければいけませんし、それが大阪から広がることも避けなければなりません。
「大阪都構想」あかんやろ!を訴えるリンク集。(追加する可能性あり)--------
追記。--------
投票日まで一週間を切って、このようなニュースも出てきました。
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