今年も年末になり、ちょうど去年の今頃のことをフラっと考えるのですが…、
去年は9月頃からほぼ4ヶ月間転職活動を行い、ちょうど去年の今頃、12月20日頃に某社で落ち着くこととなりました。
その4ヶ月間の転職活動中に体験したこと、感じたことなどを去年のブログ記事(今は公開していない記事)に書いているものがありましたので、抜粋して転載させていただきます。
これから転職を考えるようとしている方の何かの参考になれば幸いです。
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去年秋頃は、「リーマンショック以後、初めての売り手市場」と言われていたんですが、まったくそんなことはありませんでした。
いわゆる「お祈りメール」すら来ないところはもちろんですが、
正社員の求人でありながら、「アルバイトであれば…」と言っておいてその場合の労働条件を質問してもまともに示してこない、など、
かなり不誠実な対応をしているところが数多く見受けられました。
長引く不況で会社として当然な部分が成り立っていない会社が増えたのでしょうか。
そういう会社に限って、やはりこの5年~8年ぐらいに創立された会社多かったです。
また、派遣会社の求人が多い多い。
特に鬱陶しかったのは、「なんちゃて正社員求人」。
派遣会社には、一応正社員で雇われるため、正社員としての求人なのですが、実際は契約先の事業所での勤務であるため、出向というか派遣。一定期間でどんどん勤務先が変わるようです。
それでも、一定レベルの人材育成をしてくれるようなシステムであれば若い人であれば有効でしょうし、もちろん一定期間後に派遣先の直接雇用に切り替わる紹介予定派遣であれば問題ないでしょう。
しかし、求人情報サイトなどで雇用形態を、「正社員」、「契約社員」で、検索してみた際には、半分以上はこの手の求人が出てきます。
「求人が増えたといっても非正規ばかりだ。」という声がありましたが、本当だと思いました。
あと、いかにも法律ぎりぎりの商売をしている会社の求人を見ることも今回は多かったです。
それから、今回このことがいちばん気になったのですが、
採用応募時の個人情報の取り扱い。
不採用時に、
応募書類(履歴書+職務経歴書)などを返送してくれれば、まだ安心。
ですが、
応募企業の責任によって破棄であれば、まだその企業を信じるしかない。
しかし、
そのような説明がない、とか、不採用の通知が封書できているにも関わらず、応募書類が同封されていない、
など、「?」な対応をする企業を簡単に信じることってできますか???
これも不誠実だと思いました。
いろいろネットで調べると、酷い場合はカラ求人を出して個人情報を集め高値で売り払っている、ような情報もありました。
応募書類を返送してくれていてもコピーされていればわかりませんし、疑えばキリがありません。
このようなことをヒステリックに受け取ると転職就職活動自体できなくなりますが、気をつけておいたほうが良いのにこしたことはありません。
応募する企業の素性をネットでちょこっと調べてから応募することも一種の自衛策かもしれないですね。
これに関連した話で、ハローワークで見つけた求人のひとつをネットで調べていたら、
職種と所在地が同じなのに、求人企業とされている社名と実際に働くであろうその店の出しているサイト上の社名が違うことがありました。
このあたりをハローワークの人に聞いてみたら、以前に警察などに摘発されたなど犯罪に絡んでいたことがあると、違う社名で求人をハローワークに出してくることがある、とのお話を伺いました。
最近はベビーブームも影響もあってか、40代、50代の求職者は20代より多いようです。(前述のハローワークの人談)
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というようなことで、いわば「ブラック求人」的な要素を非常に感じることが多かったです。
転職の際は、単純に仕事の内容、待遇だけを重視してしまいがちな方も、その求人を出している会社の成り立ちなども重視していないととんでもない会社に転職(就職)してしまうことになりかねません。
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