僕はこの事件の背景を知った時、涙を流さずにはいられませんでした。
そして同時にこの最悪な結果に陥る前に、何らかのわずかばかりでも希望を伴ったブレーキがかかるきっかけはなかったものか?と考えました。
約20年間の娘さんの入院に関しては夫婦二人で何とか希望を持って対応できていたのでしょう。しかしさらに奥さんまでもが入院してしまって旦那さんは一人で成す術をなくしてしまったように見えます。
近所付き合いも断ち、別のニュースでは行政にも相談している記録もなかったとのことですから、おそらく「他人様に迷惑をかける」のを何よりも避けたかったのでしょう。
しかし、そこにはもう「絶望」しか残りません。
別のニュースでは旦那さんが病院へ向かうために家を出る時、しみじみと自宅を眺めていたそうです。おそらく長らく暮らしきた思い出深い二度と戻ることのない家。
そして娘さんも奥さんも胸を一突きで臓器に達する傷だったことから強い覚悟を感じます。二人を苦しめたくなかったのでしょう。最後に自分自身も奥さんのベッドの横で自死。
ニュースで言われているところの介護負担も含め、病院がこの家族のケアにどこまで介入していたのかはわかりません。
また別のニュースでは長男さんがおられたようなことも聞いており、どのような関係性だったのかなどもわかりません。
もちろん経済的に裕福だったのか貧困だったのかもわかりませんが、どちらにしても、仮に本人の意思でこの絶望的な結果を一度は選んだとしても、どこかの段階でこの最悪な結果になる前にブレーキがかかることはまったくなかったのだろうか?と思うのです。
つまりこの3人が生き続ける術はなかったのか?
こんな悲しい人生の終わり方しかなかったのか?
もし本当にブレーキが何もなかったのだとしたら、僕はそれは日本社会の欠陥だと思います。さらにブレーキがあってもそれが働かなかったのであれば、社会保障や福祉というものがこの日本社会では機能していないと思うのです。
もちろんだからといって人を殺めることが許されるわけでもありませんし、そのこと自体は非難されなければいけない。
しかし、事件は現実として起きてしまった。
ということは、この旦那さんが事件を起こす前の追い詰められた「絶望」に日本社会に住んでいる誰もが陥る可能性があることを示しています。
つまり旦那さんにとって奥さんが病に伏したことによって状況が一変した。それは想定されたことかもしれませんが、その想定に対して備える余裕がなかったとしたら、もうその先は…。
あらゆる想定にすべて自ら備えることなんて不可能です。
明日は我が身。
何度も書きますが、僕はこの事件を肯定しませんし仕方のないことだと思いません。
人を殺めることはダメなことですが、それ以上に同じ日本社会に生きる人間として考えなければならないことがたくさんあるように思います。
まず、警察でこの事件の背景は調べ上げるでしょう。
それに対してマスコミはその背景を徹底的に取材し報道しなければならないでしょう。特に先ほども触れたブレーキがない、機能していなかったのであればそれは大きく取り上げなければなりません。日本社会のマスコミとして。
さらに、それをうけて政治・行政が仕事をする。つまり社会保障や福祉と言われる部分での欠陥があれば改善し、機能していないのであれば制度を変更したり足りなければ予算を増やし人員を増やす。
そして結果として改善や充実があったか社会・世論が検証する。
この一連の流れが必要な時にちゃんと起こることが大切です。必要な時にこの流れが起こらなければ、それもまた日本社会の欠陥。
その欠陥を指摘する世論が起こらなければ、またそれも欠陥です。
ジャニーズ性加害問題の時のマスコミの沈黙と似たことを書いていますが、もちろんそれは日本社会の共通の問題だからです。
このまま他人事のようにこの事件がマスコミに「消費」されるのであれば、いつまでも同じようなことはおきるでしょうし、絶望の沼に墜ちる可能性は誰にでもあることを知っておかなければならない日本社会のままなのです。
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注:この記事のタグ「#news:“家族○害”の背景に浮かぶ介護負担「世間と付き合いがなくなった」妻の入院後に…静岡・病院…」について、「“家族○害”」と一部伏字にしているのは、「“家族殺害”」にすると規約にひっかかるためか更新できないためです。
本来は、「#news:“家族殺害”の背景に浮かぶ介護負担「世間と付き合いがなくなった」妻の入院後に…静岡・病院…」です。
昨日は誕生日でした。
フェイスブックでお祝いのお言葉をいただいたりしましてありがとうございました。
さて、いろいろと書きたいこと、というよりは最近は書かないといけないのではないだろうか?と思うことが多々あります。
それだけ社会への懸念や切迫感をうけているような気がします。
特に週明け10月2日はジャニーズ事務所の会見がまたあります。
社名、株、被害者への補償の具体的方法など、どのような内容の話になるのか。
前回の会見の印象で企業としての説明責任を果たす意味において、少し詰めが甘かった印象があるので今回はきっちりと責任を果たしていただきたいです。
被害者の方も新たに声をあげた方が出てきています。非常に重い大きな決断だったと思います。先日も少し触れましたが被害者の方はまだまだいるという話がありますから、すべての被害者が救済されるようにいろいろな方策がとられるように願います。
また一部で被害者の方々の動きをお金目当ての動きなどとする残念な人達がいますが、そんなことは人間として論外なことであり二次被害を生み出すことであり当然非難されるべき人達です。
今回のきっかけとなった3月に公開されたBBCのモビーン・アザー氏のレポートを見てちゃんと内容を理解すべきです。理解すれば日本人として世界で恥ずべき行為であることがわかるでしょう。
この会見を受けて記事を書くとは思いますが、いつになるかはわかりません。来週末になる可能性があります。
また来月中旬には統一教会の解散命令請求のほうでも動きが出そうです。
このブログでも取り上げてきましたが、これも動きを受けて記事を書くと思いますが呆れた動きや結果であれば、書く気を失うかもしれませんし、しばらく経ってから書くかもしれません。
こちらのほうも政治・政局を絡めた良からぬ推測を聞いていたりしますので、ちゃんと日本社会としての「自浄機能」が働いてほしいですね。この件も懸念などが多いのです。
最後に、来月から僕の生活環境が変わっていくため、上記の記事の投稿も含めてブログ更新が不規則になったり、減ったり、逆に増えたりするかもしれません。
毎度のことながらゆるくやっているブログですので、お付き合いもそれに合わせて読者の皆様ごと個々に判断していただきたいと思っています。
そのうえで来月も何卒よろしくお願い申し上げます。
さすがに懐が深いと思いました。
この動画、アイドルの公式動画でありながらもちゃんとこのブログにも埋め込める!たいていこの手のヒットしたアイドルの動画は他の会社のものだと埋め込みも規制がかかっていて取り上げることさえ断念せざるを得ないことが過去にもあったんですが、ちゃんと埋め込めるのでちゃんと取り上げさせていただきます。
それにしても、来週末で52歳になるオジさんには一瞬鼻血が出そうな映像です。でも出ません。というのは、このMV、監督が写真家の蜷川実花さんです。随所随所に「らしさ」が出ています。近接的に見れば出ているひとりひとりの存在と個性を感じ、俯瞰的に見ても美しい彩りを感じます。
ライティングが背面紗幕っぽいですが、色味を出すためでしょうか。
それと、いろいろ「動き」で遊んでいるのも良いですね。
●
今回は、秋元康さんつながりで、AKB48の「ヘビーローテーション(Heavy Rotation )」です。
リリースが、2010年8月。翌年6月にリリースされたアルバム「ここにいたこと」に収録されています。
作詞が秋元康さん、作曲が山崎燿さんです。
今回、秋元康さんつながりでAKB48の曲をというのは決めていたのですが、その数多いAKB48の曲の中で、なぜこの曲を取り上げたのかと言いますと、まずAKB48で思い出す曲というのが、オジさんなのであまりなく「会いたかった」、「恋するフォーチュンクッキー」、そしてこの「ヘビーローテーション」しかなかったわけで、その中でメンバーの中でいちばん人間味を感じ興味を持っていた大島優子さんがセンターを務めたのがこの曲というのがあります。
それにしても、秋元康さんの時代のニーズをつかむのがうまいと言いましょうか、とにかくすごいですね。
ちなみに、この曲がリリースされた2010年8月、この年の夏って皆様何をされていましたか?もう13年も前のことですが。
僕は東京と大阪を行ったり来たりしていたのを思い出します。2010年は始まってからいきなり苦節に突入し特に仕事での2回の異動は会社に対して家族が絶大な不信感を植え付けました。そんなことはほかの会社ではよくあるところではよくあることなんですが、そのような会社では働いてほしくなかったようです。それぞれの家庭の事情というやつですね。そういった流れの中で翌年の東日本大震災の発災が大きなダメ押しのような格好になって、これ以上の心配をかけさせることはできないと大阪に帰ることになるんですが、その行ったり来たりしていた頃の新幹線の車窓から見る夏の空を思い出しながら、苦労人とお伺いしている大島優子さんの笑顔と一緒に、まさしく「ヘビーローテーション」でした。
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前記事でも取り上げましたが、明日の東大阪市長選挙・市議会議員選挙の投票日を前に、今取り沙汰されている維新の関係する問題をいろいろ挙げてみました。
《純粋にファン同士として優勝の歓びを分かち合いたい。賛否両論ある万博や、特定政党(維新)がその前に勝手に出てきて、政治利用されたんでは、せっかくの祝賀ムードが台無し。興ざめ》
僕も同感です。優勝という成果はチームやファンが分かち合うものです。
この話の持っていき方は府民としても同意できない。(僕はカープファンです)
万博関連のニュースに至っては「断末魔」のようなものになってきています。
2025年万博はプライベートでは絶対に行かないと思います。
この期に及んで、日本維新の会や政府関係者は責任のなすり合いをして見苦しい状態が続いている。
自腹ですか…。
維新ではダメ
維新の実務能力なさが露呈。
ほかにも…、
キリがないので、これぐらいにしておきますが、要するに政治家になる以前に人間として「如何かものか?」と思われる人たちが維新の政治家には多いんです。
そして、いつも維新は「身を切る改革」と言いますが、身も切っていないし、改革もしていない、ましてや政治家としての仕事もしていない(実務能力がない)のです。
しているのは、「身を切る」と言いながら政党助成金は受け取り、「改革」ではなく「改悪」をし、「政治」ではなく実質「ビジネス(自分たちが儲ける)」をして、言葉の様々なロジックを使って自分たちの「会社」の「運営」を続けていっているだけです。
緊急追記!!(2023年9月23日22時48分)
コスプレ・キャバクラドレス専門店、「sugar nine」のメインモデルがキャスティング不調のため、「代役」で吉村知事にオファーが!#みんなで開示請求#めちゃくちゃすぎんか大阪万博#関西コレクション#維新に投票してはいけない #吉村知事#吉村超絶無能
— ポストマン 開示請求クラスタ (@postmankaiji) September 23, 2023
※sugarnineホームページより引用 https://t.co/K89tOryK1k pic.twitter.com/KsdMBEocAA
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ともに任期満了に伴う今回の東大阪市長選挙と市議会議員選挙。
明日24日が投票日となります。東大阪市の有権者の皆様には必ず棄権せず投票していただきたいところです。
現職市長が無所属だったのが告示一ヶ月前になって突然維新に鞍替えをして話題になっております。
現場は混乱をきたしているようではあるのですが、逆にちょっとした希望的憶測も聞こえてきております。内容は今は避けますが、それがもし本当ならなかなか考えておられると思います。
さて、野田氏が今回なぜ維新に鞍替えしたか?についてもいろいろ言われているとは思うのですが、もちろん僕は正解は知りませんし知る立場でもないです。
しかしながら、多選されている野田氏のこれまでの市長選挙の戦いを振り返ると、ひとつ思い出すことがあります。
かなり以前の市長選挙で対抗候補の一人が維新ではない「維新」の名前を使った政治団体を名乗ったことがありました。もちろんその時はそんなことに左右されず野田氏は当選したのですが、今回はその時よりも「維新」のネームバリューが強い。皆様ご存知のように2年前の衆議院選挙でも大阪府内の選挙区は維新がボロ勝ちしています。東大阪市が選挙区の大阪府第13区でも維新の岩谷良平氏が自民党の宗清皇一氏をおさえ当選している状況です。そういう中での判断だったのではないでしょうか。
ほかに市長選挙には、前府議・無所属の内海公仁氏(日本共産党推薦)と会社員・無所属の龍神晃弘氏(元東大阪市PTA協議会会長)が立候補されています。
明日24日が投票日となります。東大阪市の有権者の皆様には必ず棄権せず投票していただきたいところです。
現職市長が無所属だったのが告示一ヶ月前になって突然維新に鞍替えをして話題になっております。
現場は混乱をきたしているようではあるのですが、逆にちょっとした希望的憶測も聞こえてきております。内容は今は避けますが、それがもし本当ならなかなか考えておられると思います。
さて、野田氏が今回なぜ維新に鞍替えしたか?についてもいろいろ言われているとは思うのですが、もちろん僕は正解は知りませんし知る立場でもないです。
しかしながら、多選されている野田氏のこれまでの市長選挙の戦いを振り返ると、ひとつ思い出すことがあります。
かなり以前の市長選挙で対抗候補の一人が維新ではない「維新」の名前を使った政治団体を名乗ったことがありました。もちろんその時はそんなことに左右されず野田氏は当選したのですが、今回はその時よりも「維新」のネームバリューが強い。皆様ご存知のように2年前の衆議院選挙でも大阪府内の選挙区は維新がボロ勝ちしています。東大阪市が選挙区の大阪府第13区でも維新の岩谷良平氏が自民党の宗清皇一氏をおさえ当選している状況です。そういう中での判断だったのではないでしょうか。
ほかに市長選挙には、前府議・無所属の内海公仁氏(日本共産党推薦)と会社員・無所属の龍神晃弘氏(元東大阪市PTA協議会会長)が立候補されています。
それと、市議会議員選挙のほうですが、選挙戦も後半になってからやっと維新以外の立候補者の演説や街宣車を見るようになりました。
いったい何やっとるねん、と思っていましたが選挙の時だけ勢いがある維新なので逆に目立っているだけなのでしょう。
維新の立候補者の演説を聞いていても、もっともらしいことをそれらしく羅列しているだけで何ら頭や心・気持ちに入ってくるものはありません。
とりあえず、駅前でチラシを撒いている時に歩いている人の進路(動線)を横切ろうとしたり立ちはだかったり、スーパーの前で演説している時にただでさえ買い物客でごったがえしているところに、さらに選挙スタッフも含めて大勢で来て公共の道路や歩道をふさぐのは、やめてもらえないですかね。(場合によっては道路交通法違反にあたる可能性があります。)
それと書いておかなければならないのは、やはり昔から変わらないのは維新の「実務能力のなさ」ですね。
万博の主導権は結局、国・政府に奪われました。
また、維新だけでなくすべての立候補者に対して、旧統一教会、日本会議等との関係を確認し、そのうえで政策・公約など確認し投票する人を決めましょう!!
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昨日更新予定だったものをアップします。
先週はテレビのニュースを見ていても、ネットを見ていてもジャニーズ事務所のこの問題について取り上げているものを見ないことがありませんでした。その割には内容が単に現状を報じるだけのものばかりで残念な気がしていました。
そして、週末はマスコミにとってはまだ取り上げやすいビッグモーターの本社移転の件を何度も見ました。
この件も確かに重大ですが、ジャニーズ性加害問題については、マスコミは自らの過去の検証を含めてさらなる事実の追及を行わなければなりません。それをやらないのであれば、その読者・視聴者である国民が声を上げ、マスコミに「仕事」をしろ、と言わなければなりません。それはこれまでにもこのブログで書かせていただいているとおりです。
その上で、マスコミが報道しなかった理由のひとつにも挙げられている「警察が動いていなかったこと」ですが、僕には言い訳にしか聞こえません。
最高裁の確定判決で事実認定されているんです。
もう一度書きます。
最高裁の確定判決で事実認定されているんです。
報道する理由としてはこれで十分ではありませんか。
それでも報道しなかったのですから、これもこれまでに書いていますが、第三者委員会を設置し報道しなかった経緯を各社それぞれに検証するべきです。
で、そもそも「警察が動いていなかったこと」については当時の性犯罪に関わる部分での法律の不備が実際に警察を動かせない部分はあったと思います。しかし、逆にそこを見越しての「だからこそ」のマスコミの報道のやり方はあったように思うのです。もちろん、当時ジャニーズ側からの圧力も強いものがあったでしょう。でも、世論を味方につけ政治を動かし警察を動かすことはできたかもしれない。当時はそこまでは最初からあきらめていたのかもしれないし、そのように考えることすらできなかったのかもしれません。
でも今は違います。
状況は大きく変わっていますし、性加害があったことをジャニーズ事務所は認めています。当時より動きやすい。
今こそ、マスコミはそのように動くべきではないでしょうか。なのに動かないから僕は先日から腹が立っているのです。
まずは何度も書いていますが、第三者委員会を設置し報道しなかった経緯を各社それぞれに検証するべきです。
そしてさらなる事実追及をすべきです。BBCのドキュメンタリーを取材したモビーン・アザー氏によれば、まだ親にさえその被害を伝えられていない被害者がいると、先日公開されたTBSによるインタビューで答えていました。また性犯罪に関する専門家の正しい知識を広めるべきです。
これも先日書きましたが、マスコミ、報道機関とは主権者である国民のほうを向いて世論を形作る、「三権分立」にも関わる重要なものとして位置づけられているはずです。そして、そもそもそれがゆえの存在であるはずです。
であれば、形づくった世論はやがて政治を動かし、今回のケースであれば警察を動かして国家権力でもってちゃんとした捜査をして真実を明らかにさせる方向にもっていっていいと思っています。
それともうひとつ。
そもそもこれほどまでの大きな問題(事件)に今後警察が能動的に捜査に入る余地がないのかどうか。
性犯罪を罰する刑法はここ数年で変わってきています。先日も書きましたが今年も改正されました。
法律のことについて僕はその細部まで詳しいわけではないのですが、今の法律の内容を当てはめて、現状法に触れていることはないのか?要は現行の刑法で時効になっていない犯罪はないのか?被疑者死亡であれば法人としてのジャニーズ事務所を検挙・摘発することはできないのか?事務所は昔から知っていたのではないのか?
それと、先日著述家の菅野完さんがX(旧ツイッター)にポストされていたこちらの内容も警察が動く理由にならないでしょうか?
そして、週末はマスコミにとってはまだ取り上げやすいビッグモーターの本社移転の件を何度も見ました。
この件も確かに重大ですが、ジャニーズ性加害問題については、マスコミは自らの過去の検証を含めてさらなる事実の追及を行わなければなりません。それをやらないのであれば、その読者・視聴者である国民が声を上げ、マスコミに「仕事」をしろ、と言わなければなりません。それはこれまでにもこのブログで書かせていただいているとおりです。
その上で、マスコミが報道しなかった理由のひとつにも挙げられている「警察が動いていなかったこと」ですが、僕には言い訳にしか聞こえません。
最高裁の確定判決で事実認定されているんです。
もう一度書きます。
最高裁の確定判決で事実認定されているんです。
報道する理由としてはこれで十分ではありませんか。
それでも報道しなかったのですから、これもこれまでに書いていますが、第三者委員会を設置し報道しなかった経緯を各社それぞれに検証するべきです。
で、そもそも「警察が動いていなかったこと」については当時の性犯罪に関わる部分での法律の不備が実際に警察を動かせない部分はあったと思います。しかし、逆にそこを見越しての「だからこそ」のマスコミの報道のやり方はあったように思うのです。もちろん、当時ジャニーズ側からの圧力も強いものがあったでしょう。でも、世論を味方につけ政治を動かし警察を動かすことはできたかもしれない。当時はそこまでは最初からあきらめていたのかもしれないし、そのように考えることすらできなかったのかもしれません。
でも今は違います。
状況は大きく変わっていますし、性加害があったことをジャニーズ事務所は認めています。当時より動きやすい。
今こそ、マスコミはそのように動くべきではないでしょうか。なのに動かないから僕は先日から腹が立っているのです。
まずは何度も書いていますが、第三者委員会を設置し報道しなかった経緯を各社それぞれに検証するべきです。
そしてさらなる事実追及をすべきです。BBCのドキュメンタリーを取材したモビーン・アザー氏によれば、まだ親にさえその被害を伝えられていない被害者がいると、先日公開されたTBSによるインタビューで答えていました。また性犯罪に関する専門家の正しい知識を広めるべきです。
これも先日書きましたが、マスコミ、報道機関とは主権者である国民のほうを向いて世論を形作る、「三権分立」にも関わる重要なものとして位置づけられているはずです。そして、そもそもそれがゆえの存在であるはずです。
であれば、形づくった世論はやがて政治を動かし、今回のケースであれば警察を動かして国家権力でもってちゃんとした捜査をして真実を明らかにさせる方向にもっていっていいと思っています。
それともうひとつ。
そもそもこれほどまでの大きな問題(事件)に今後警察が能動的に捜査に入る余地がないのかどうか。
性犯罪を罰する刑法はここ数年で変わってきています。先日も書きましたが今年も改正されました。
法律のことについて僕はその細部まで詳しいわけではないのですが、今の法律の内容を当てはめて、現状法に触れていることはないのか?要は現行の刑法で時効になっていない犯罪はないのか?被疑者死亡であれば法人としてのジャニーズ事務所を検挙・摘発することはできないのか?事務所は昔から知っていたのではないのか?
それと、先日著述家の菅野完さんがX(旧ツイッター)にポストされていたこちらの内容も警察が動く理由にならないでしょうか?
喋ってて整理できた。
— 菅野完 (@noiehoie) September 10, 2023
ジャニーズ問題の「被害そのもの」について、第三者、とりわけ行政が介入することは、被害者の人権の観点からもなかなか難しい話ではある。…
どちらにしても、前回のこちらの記事でも書きましたが、この大きな問題は日本社会の問題でもあります。警察が捜査に入るべきなのではないか?と思います。
マスコミがちゃんと動かない、警察がまったく関知しないのでは、今後日本社会の在り方が世界から問われます。
また同じようなことが起こり日本社会がどんどん、どんどん乱れ悪くなっていくのが見えるような気がするのです。
マスコミがちゃんと動かない、警察がまったく関知しないのでは、今後日本社会の在り方が世界から問われます。
また同じようなことが起こり日本社会がどんどん、どんどん乱れ悪くなっていくのが見えるような気がするのです。
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ジャニー氏の性加害報じたBBC記者「日本メディアは報じ続けて欲しい」ジャニーズ事務所会見直後のインタビューを全編公開|TBS NEWS DIG
今回の動画は公式のものではありませんので観れなくなる可能性があります。 その際はご了承ください。
さて、「この時は平和だったなぁ。」という一言をつい漏らしてしまうぐらいに当時の時代感があふれてきます。
おニャン子クラブが誕生したテレビ番組「夕やけニャンニャン」のいつぞやのオープニング動画です。
平和ですし、バブルですし、浮世ですな。何がどうかとはあえて言いませんがこんなレベルでもテレビに出れたんです、この時代は。何せクラスメイトにいそうな親近感をアイドルに持たせたのですから。「夕やけニャンニャン」の番組コンセプトも「放課後のクラブ活動」ですから。
ついでに、動画に出てくる「夢工場'87」ですが、簡単に言うとフジサンケイグループが中心になって東京と大阪で開催された博覧会でした。
フジサンケイグループ単独でこんな博覧会ができてしまうほど当時は本当に景気が良かったんです。バブルですね。
●
今回は、おニャン子クラブの「恋はくえすちょん」です。
リリースは、1986年11月。(シングルレコード)
翌月にリリースされたアルバム「NON-STOP おニャン子」(カセットテープ)に収録されています。
当時フジテレビ系列で放映されていたアニメ番組「あんみつ姫」の主題歌・オープニングテーマ曲でした。
このアニメの第一回目の放映時、なぜか僕はたまたまテレビで観た記憶がありまして、いきなり始まったこのオープニングに「なんじゃこりゃ?(ちょっと松田優作風)」と思ってしまったのです。
でも、アニメの絵がきれいで当時流行りのおニャン子クラブが歌う主題歌に、中学3年生当時の僕は「気合入っているな」と思ったものです。(っていうか、受験勉強しろよ。)
さて、今回なぜこの曲を取り上げたかと言いますと、実はこの曲も作詞:秋元康さん、作曲:見岳章さんで、前回の細川たかしさん「正調 おそ松節」、前々回の美空ひばりさん「川の流れのように」と3曲とも作詞作曲が同じ人によるものなのです。少々びっくりしたので取り上げさせていただいた次第です。
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なかなか手強いですね。
今のところ、結構いろいろと迷走しそうな印象があります。
今のところ、結構いろいろと迷走しそうな印象があります。
社名の件であったり、株の件であったり…。
あれからいろいろテレビやネットで情報を見たりしていますが、この問題に対してジャニーズ事務所所属のタレントはもちろん、そうじゃないタレントまでもが何か奥歯にものが挟まったような言い方ばかりでしかできないようです。
見れば見るほど腹が立って仕方がないので休み休みにテレビを見るようにしているんですが、なかなか腹の虫がおさまらずこれを書いています。
あれからいろいろテレビやネットで情報を見たりしていますが、この問題に対してジャニーズ事務所所属のタレントはもちろん、そうじゃないタレントまでもが何か奥歯にものが挟まったような言い方ばかりでしかできないようです。
見れば見るほど腹が立って仕方がないので休み休みにテレビを見るようにしているんですが、なかなか腹の虫がおさまらずこれを書いています。
一方で、CMなどでジャニーズ事務所所属のタレントを採用しているスポンサー企業の契約の見直しや見送り、契約解除などの動きが多くみられます。
特に世界の市場でビジネスをしている企業などは毅然とした態度で臨んでおり国際的な感覚として当然のことでしょうし、今回の問題の本当の性質や大きさなどを如実に物語っているように思います。
で、
今回の発火点になった、BBCのドキュメンタリーをちゃんと観たのですが、やはりこの番組が指摘しているのは、ジャニーズ事務所の性加害問題はもとより、日本社会としてどうするのか?です。日本社会が問われています。
で、
今回の発火点になった、BBCのドキュメンタリーをちゃんと観たのですが、やはりこの番組が指摘しているのは、ジャニーズ事務所の性加害問題はもとより、日本社会としてどうするのか?です。日本社会が問われています。
いわば日本特有の「事なかれ主義」が、何か問題が発生した時に警鐘を鳴らせない。そして解決を先送りし、さらなる被害者を生む可能性があること。
そして、グルーミングの問題。
被害者をだまし被害の認識を遅らせ犯罪の発覚を遅らせ、さらなる被害を重ねる可能性。
今年7月の刑法改正でグルーミングにも処罰が下るようになりました。
今回のジャニー喜多川氏の性加害についてもこのグルーミングの問題性を指摘していますが、先週のジャニーズ事務所の記者会見の後でもこのことについて取り上げているテレビ番組はわずかなように思います。
上記の動画は今年の5月25日放映のBS-TBSの「報道1930」です。
ジャニーズ事務所が5月14日にサイトに公開した謝罪動画などをうけて放映されています。また、冒頭のBBCのドキュメンタリー番組で取材をした、モビーン・アザー氏も出演しています。
この中で、アザー氏は、
日本特有の問題と言えるのは「迷惑をかける」という考え方があることだと思います。誰かが勇気を出して自らの体験を共有し声を上げたとしても社会には迷惑な行動だと見なされるのです。社会にとっての「ジャニーズ観」や「ジャニー喜多川観」と一致しないからです。(中略)ほとんどの報道機関が疑惑を無視していたことを忘れてはなりません。そのこと自体が問題です。自発的に背を向けたのです。目を背け事実に向き合うことをしませんでした。これは大きな問題です。多くの人に愛され尊敬されたジャニー喜多川氏は権力を乱用し子どもを虐待する男だった。私たちは「搾取や虐待は絶対に許さない」という明確な一線を引かなければなりません。つまりケジメが必要なのです。
と、わかりやすい言葉で冒頭のBBCの番組で伝えたかったことを要約してくれています。
特に「ほとんどの報道機関が疑惑を無視していたことを忘れてはなりません。
そのこと自体が問題です。自発的に背を向けたのです。目を背け事実に向き合うことをしませんでした。これは大きな問題です。」は、日本社会にとって重大な指摘です。これは報道機関=マスコミとして致命的な失態です。そんなマスコミばかりの国ではどこの国の国民も不幸になること必至です。
だからこそ、第三者委員会を設置し検証の必要性が大いにあるわけです。
そして、番組では過去にイギリスであったある事件を取り上げます。
「ジミー・サビル性的虐待事件」
詳細をご存知ない方はネットを検索していただくとして、番組はこの事件を今回の問題の参考にするべき事件として紹介しています。
公共放送BBCの番組の司会者で「イギリスの国宝」とまで呼ばれた男が長年にわたり200件以上の性的虐待(最年少の被害者は8歳)をやっていたことが死後に民放局の報道によってあきらかになり、警察が動き、最終的にBBCも検証委員会を設置し1000ページにも及ぶ報告書を提出。
アザー氏は、
報道機関が容認できないと報じ社会全体でサビル氏を点検し直し彼は国宝からモンスターになった。英国社会がけじめをつけられたのはこの時です。
社会全体で点検し直したところも重要だと思います。
それから、警察が動いている(捜査している)というのも重要で、報道で明らかになってから、噂をつかんでいながら動いていなかったことを理由に警察として動いているわけですが、これには児童虐待が被害者の将来に大きな影響を与えることを英国社会がコンセンサスとして認識している(松谷創一郎さん談)からで、日本でもこのコンセンサスが「搾取や虐待は絶対に許さない」という明確な一線=けじめをつけれるかどうかの重要なポイントになると思います。
今回の問題で僕は、その昔角川書店を創業した角川源義氏が、「角川文庫発刊に際して」に書いていた「私たちの若い文化力の敗退であった。」の部分の再びの敗退を感じています。
つまり、戦後日本社会は高度成長期においてお金は稼いではきたものの、そのお金をどう活かすか?そしてどうより良く生きるかの部分でもある文化力についてはあまり力をつけていなかったのではないか?そして、物事の良し悪しについて明確な一線も引けずお金そのものを持っている持っていないかだけで物事の良しあしをつけてきてしまったのではないか?との疑問をいだいています。
そのほかの人間として生きるための必要ないろいろな基準・ものさしをどこかに置いてきてしまった。
単にお金を持っている人だけが善であり絶対的な権力をもち、その人物が悪いことをしても批判しない。またそれを容認してしまう。そんな世の中になってしまっているのではないか。
それは、日本人としての精神的指向が「文化力の敗退」に向かわせてしまっているようにも思うのです。
それは、アザー氏も指摘している「事なかれ主義」です。
「事なかれ主義」に沿うために単に根性や我慢だけを駆使しても何も生み出しません。いつまで「インパール作戦」をやっているのか?と問いたいです。
こんなことではおそらく今日本が戦争をやるか、巻き込まれても必ず負けるでしょう。日本がどれだけ正しくても負けます。(そもそも「正しい戦争」なんてありえませんが)国民も守られないでしょう。
より良い結果を生むのは何よりもより良い結果へ向かおうとする行動如何であり、そしてそのための正しい知識でしょう。
そのためにも、「報道1930」の中で松谷創一郎さんが仰られているように、マスコミのさらなる報道と専門家の正しい知識を広めるマスコミ本来の「仕事」をやることです。
そして何よりも、マスコミがその本来の「仕事」をしない時、私たち読者・視聴者である国民がマスコミに対して声をあげなければなりません。
もうひとつ思い出すのは、映画監督の是枝裕和さんが昨年母校・早稲田大学の入学式で述べられた言葉です。
詳細はこちらの過去の記事を読んでいただくとして、要は、ものわかりの良い大人になるということはどこかの弱者が受けている搾取や虐待に加担する可能性があるということです。
まさしく今回マスコミは少なくとも20年のも間、まったくと言っていいほどこの性加害問題に関して報道せず沈黙をつづけ、被害者が受け続けていた搾取や虐待に加担し、さらなる被害者を生んだと言えます。
マスコミはこのことを本当に反省するためにも第三者委員会を設置し過去の報道しなかったことについて検証しなければなりません。
それがなければ、また同じことを繰り返すことになります。また同じような被害者を生むことを許す社会で良いのでしょうか?
マスコミが第三者委員会による過去の検証やさらなる事実追及とその報道、そして専門家による正しい知識を広め社会に先行して「搾取や虐待を絶対に許さない」という一線を明確にしていく行動を、本来の「仕事」をしない場合、何度も言いますが、やはり私たち読者・視聴者である国民が声をあげ、マスコミに「仕事」をしろと言い、日本社会が「搾取や虐待を絶対に許さない」という明確な一線を引く行動を取らないといけません。
それがこの性加害問題について日本社会がけじめをつけれるかどうかにつながり、僕も今この記事を読んでいただいている読者の皆様も含めた日本社会全体の問題でもあることを認識しないといけません。そして行動しないといけません。
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動かない動画で失礼いたします。
しかしながら公式チャンネルですので、観れなくなる可能性は低いものと思われます。
よろしくお願い申し上げます。
●
今回は細川たかしさんの「正調 おそ松節」です。
リリースが、1988年3月。
タイトルからおわかりになられるように、1988年2月からフジテレビ系列で放映されたアニメ「おそ松くん」(第2作)のオープニング曲でした。
(YouTubeでオープニング動画を見つけることができませんでしたので、こちらを。)
なぜ今回この曲を取り上げたかというと、前回の美空ひばりさん「川の流れのように」と同じ、作詞:秋元康さん、作曲:見岳章さん、編曲:竜崎孝路さんなのです。
この曲の雰囲気の変わりようにびっくりしてしまいました。
制作されたのはこちらの方が先のようですが、この曲と「川の流れのように」が同じお三方で制作されていたことに驚いてしまったのです。
しかし歌詞を読んでみると当時の時代背景が反映されており、アニメ番組の曲でありながらも庶民感覚をもって聴く人の心をつかむ部分では同じだなぁと思いました。
リリースされたのは僕が高校生の頃でした。番組自体はあまり観ていませんでしたが周囲でやたらと影響を受け「シェー!!」を連発している友人が多かったように思います。それだけにこのアニメ番組とオープニングで使われたこの曲はそれなりに思い出す音楽なのです。
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ここ数週間のテレビやネット、新聞などのマスコミの報道を見ていると、ことごとく日本の社会のレベルの低さはもとより、マスコミのレベルの低さを感じます。
木曜日のジャニーズ事務所の会見を見ていて、総じて内容のはっきりしてなさが、「こんな会見どっかで見たな?」と既視感を持っていたら、ビッグモーターの記者会見を思い出しました。
考えればどちらの記者会見も同族経営の会社での悪事であり、それぞれキーパーソンと言える人物の出席がありませんでした。
ジャニーズ事務所の記者会見では、ジャニーズのすべてを知りメディアを牛耳っていた、白波瀬傑氏。
ビッグモーターの記者会見では、経営の全権を委ねられていた、兼重宏一氏。
どちらも副社長でそれそれの問題についてすべてを知っていただろうキーパーソンと言われています。
その共通した部分だけを取り上げたとしてもこの2つの記者会見が、「謝るところは謝るが、逃げられるところは逃げたい。」という意志が見え隠れしています。
どちらもお客様商売ですから、その意志を持つのはある程度仕方ないことなのかもしれませんが、これでは本当の意味での謝罪は成立しませんし、今後同じ過ちを繰り返す可能性があります。
そして、それで社会が許すのであれば(今でもたいがいな状態ですが)今後ますます社会の常識、モラル、ルールなどが崩壊し社会全体が悪しきものになっていく可能性があります。
先週も書きましたが、特にジャニーズ性加害問題ではその問題の一端としてマスコミの沈黙が挙げられていました。
2004年に最高裁で確定された判決で事実認定された性加害がジャニーズ事務所への忖度もあって、その判決の報道すらまともに行われませんでした。
そして判決が確定して約20年経ってから、それも外国の報道機関イギリスのBBCのドキュメンタリー番組によって日本でもやっと、本当にやっと白日の下にさらされることとなりました。
その忖度による沈黙と同時に日本のマスコミはジャニーズ事務所のタレントを使いお金儲けをする取引関係によって、この20年ほどの間、性加害の「共犯」とも言える立場になっているわけです。
これも先週書きましたが、マスコミはこの約20年間の「共犯」だった立場にどうケジメをつけるのか?
社会全体が悪しきものにならないように視聴者である僕らは注視しなければならないでしょう。マスコミ各社が今回のジャニーズ事務所の記者会見を承けコメントを出してはいますがそれだけではダメでやはりマスコミ各社が第三者委員会を設置し、この「共犯」であった約20年間を検証しなくてはいけないでしょう。
そのうえで初めて、ジャニーズ事務所の性加害問題の今後の追及ができる立場になるわけであって、それなしではただの茶番です。
また追及もジャニーズ事務所の「謝るところは謝るが、逃げられるところは逃げたい。」という態度を徹底的に批判し「逃げ得」を許さず、今回の性加害に対する相応の社会的制裁を加える姿勢が必須です。
これには、社名に「ジャニーズ」を残す残さないの議論に被害者側に立った追及、東山紀之新社長の性加害に関わる部分への追及等が具体的に挙げられるでしょう。
まずは自らの「共犯」に対する第三者委員会の設置、事実に基づいた検証、そして、被害者側に立ったジャニーズ事務所への追及等、今後マスコミにそういった厳しい姿勢がなければ、それはマスコミとジャニーズ事務所のただの「傷の舐め合い」です。視聴者に対する汚くて酷いハラスメントではないでしょうか。
子供が見ています。
こんな僕でもテレビのタレント(原田知世さん)に興味を持ったのは小学6年生の頃です。
人間は誰しも小学校後半から中学生そして高校生にかけて多感な時期です。
被害者の皆様もそうで、だからこそ今回の性被害はその年齢層に非常に長らくの間多くの人数の被害者を生んだからこそ大きな問題になっているわけですが、もちろんジャニーズ事務所がお客様の層にしているのも同じ年齢層の皆様です。
今回の問題で世の中に悪い大人がいて悪いことをした事実は明らかにされました。
今後、世の中に良い大人もいて、人権が侵害された悪事を良い大人が厳しい追及をしてすべてが明らかにされ悪い大人が責任を取らされることをしないと、子供たちが未来に夢が持てず大人になることに希望が持てなくなるでしょう。
そんな世の中にしないためにも、まずはマスコミの努力が欠かせません。
そしてマスコミが努力をしないのなら、視聴者としてマスコミに声をあげることをしないといけません。
子供たちが未来に夢が持てず大人になることに希望が持てなくなる社会になってしまったら、それこそ日本の国民全員にしっぺ返しがくるでしょう。
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木曜日のジャニーズ事務所の会見を見ていて、総じて内容のはっきりしてなさが、「こんな会見どっかで見たな?」と既視感を持っていたら、ビッグモーターの記者会見を思い出しました。
考えればどちらの記者会見も同族経営の会社での悪事であり、それぞれキーパーソンと言える人物の出席がありませんでした。
ジャニーズ事務所の記者会見では、ジャニーズのすべてを知りメディアを牛耳っていた、白波瀬傑氏。
ビッグモーターの記者会見では、経営の全権を委ねられていた、兼重宏一氏。
どちらも副社長でそれそれの問題についてすべてを知っていただろうキーパーソンと言われています。
その共通した部分だけを取り上げたとしてもこの2つの記者会見が、「謝るところは謝るが、逃げられるところは逃げたい。」という意志が見え隠れしています。
どちらもお客様商売ですから、その意志を持つのはある程度仕方ないことなのかもしれませんが、これでは本当の意味での謝罪は成立しませんし、今後同じ過ちを繰り返す可能性があります。
そして、それで社会が許すのであれば(今でもたいがいな状態ですが)今後ますます社会の常識、モラル、ルールなどが崩壊し社会全体が悪しきものになっていく可能性があります。
先週も書きましたが、特にジャニーズ性加害問題ではその問題の一端としてマスコミの沈黙が挙げられていました。
2004年に最高裁で確定された判決で事実認定された性加害がジャニーズ事務所への忖度もあって、その判決の報道すらまともに行われませんでした。
そして判決が確定して約20年経ってから、それも外国の報道機関イギリスのBBCのドキュメンタリー番組によって日本でもやっと、本当にやっと白日の下にさらされることとなりました。
その忖度による沈黙と同時に日本のマスコミはジャニーズ事務所のタレントを使いお金儲けをする取引関係によって、この20年ほどの間、性加害の「共犯」とも言える立場になっているわけです。
これも先週書きましたが、マスコミはこの約20年間の「共犯」だった立場にどうケジメをつけるのか?
社会全体が悪しきものにならないように視聴者である僕らは注視しなければならないでしょう。マスコミ各社が今回のジャニーズ事務所の記者会見を承けコメントを出してはいますがそれだけではダメでやはりマスコミ各社が第三者委員会を設置し、この「共犯」であった約20年間を検証しなくてはいけないでしょう。
そのうえで初めて、ジャニーズ事務所の性加害問題の今後の追及ができる立場になるわけであって、それなしではただの茶番です。
また追及もジャニーズ事務所の「謝るところは謝るが、逃げられるところは逃げたい。」という態度を徹底的に批判し「逃げ得」を許さず、今回の性加害に対する相応の社会的制裁を加える姿勢が必須です。
これには、社名に「ジャニーズ」を残す残さないの議論に被害者側に立った追及、東山紀之新社長の性加害に関わる部分への追及等が具体的に挙げられるでしょう。
まずは自らの「共犯」に対する第三者委員会の設置、事実に基づいた検証、そして、被害者側に立ったジャニーズ事務所への追及等、今後マスコミにそういった厳しい姿勢がなければ、それはマスコミとジャニーズ事務所のただの「傷の舐め合い」です。視聴者に対する汚くて酷いハラスメントではないでしょうか。
子供が見ています。
こんな僕でもテレビのタレント(原田知世さん)に興味を持ったのは小学6年生の頃です。
人間は誰しも小学校後半から中学生そして高校生にかけて多感な時期です。
被害者の皆様もそうで、だからこそ今回の性被害はその年齢層に非常に長らくの間多くの人数の被害者を生んだからこそ大きな問題になっているわけですが、もちろんジャニーズ事務所がお客様の層にしているのも同じ年齢層の皆様です。
今回の問題で世の中に悪い大人がいて悪いことをした事実は明らかにされました。
今後、世の中に良い大人もいて、人権が侵害された悪事を良い大人が厳しい追及をしてすべてが明らかにされ悪い大人が責任を取らされることをしないと、子供たちが未来に夢が持てず大人になることに希望が持てなくなるでしょう。
そんな世の中にしないためにも、まずはマスコミの努力が欠かせません。
そしてマスコミが努力をしないのなら、視聴者としてマスコミに声をあげることをしないといけません。
子供たちが未来に夢が持てず大人になることに希望が持てなくなる社会になってしまったら、それこそ日本の国民全員にしっぺ返しがくるでしょう。
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