書く時間があるかな?と思っていたのですが、やはり書かねばならないと思ったので書きます。
去る10月10日(月・祝・スポーツの日←もう体育の日とか言わないんですね)、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)で行われた隆祥館書店さん主催の、
『「統一教会と政治の関係は、どう築かれてきたのか?」 「改訂新版 統一教会とは何か」著者 有田芳生さんによるトークイベント』
行ってきました。
こちらで書いた奈良での講演会の後、さらに自分の理解を補完する上でも行っておいたほうが良いと思い行くことを決めました。
奈良はでの講演会も有意義なものでしたが、今回も非常に有意義なものでした。
最初、広島の産婦人科医、河野美代子先生も登壇されるとのことで、どのような関係があるのかわからなかったのですが、イベント冒頭の二村知子隆祥館書店代表取締役の説明でよくわかりました。
当初、有田さんだけの予定だったのですが直接聞きたいという河野先生のご希望もあり広島から来られることになったそうです!
冒頭の説明の後、早速有田さんのお話が始まります。詳細な内容は奈良の時と同様にここでは避けます。
今後の「安倍元首相銃撃事件から見えてくること。」の更新で関係してくる内容で書きたいのと、有田さん自身も今後の講演会が続くということもあります。
奈良でお話された内容と重なる部分もありましたが、イベント進行を二村さんがされていることもあり、有田さんばかりがお話されるというわけではなかったので内容に奥行きがありイベントが盛り上がった要素があります。
また後半、河野美代子先生の講演では、これまでの河野先生の産婦人科医として経歴が、未成年の妊娠や性教育に長年関わってこられたものであり、そこに立ちふさがってきたのが統一協会と統一協会の関係する団体、政治家でした。
参考動画。--------
北日本放送「KNB news every・金曜ジャーナル・”統一教会”と性教育」
報道特集「旧統一教会と政治 検証第7弾 教育現場に旧統一教会の影~信者が学校で授業~」20220917(Dailymotion)
特に性教育バッシングに関しては酷いものがあり、河野先生自身もまったく事実無根のデマを広められ名誉棄損で裁判に至った件もありました。
なかでも都立七生養護学校での事件は知的障害を持つ児童に対して行われていた性教育の内容が不適切として非難され、都教育委員会が校長・教員に対して厳重注意処分を行い、その後教育に対する不当介入として都教育委員会と都議会議員3名に対して、損害賠償を求める訴訟と校長の降格処分の取り消しを求める訴訟を起こして勝訴となっています。
しかし、さらにこの後、国政では安倍晋三氏を座長、山谷えり子氏を事務局長とする「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」が発足するなどの余波に至っています。
河野先生は身体に関する正しい知識を若いうちに知ることの重要性を訴えておられ、それによって未成年の予期しない妊娠や性感染症の予防につながるという立場で長年性教育に関わっておられるのです。
そうしたことはこの20年ぐらいにおいてネットが発達しいろいろな情報が「錯綜」する時代においてはなおさら必要であると感じますし、そもそも小中学生に正しい知識を教えるのは大人の重要な役割と僕も考えます。
そのような河野先生をはじめとする性教育に関わる皆様の熱意や努力に、統一協会の自分たちの都合しか考えない性教育バッシングは日本の教育に不利益しか与えてこなかったでしょう。性教育やジェンダーフリーの議論に日本が欧米諸国に比べ何周も遅れていることの原因にもなっていると考えることもできます。
写真左から、河野美代子先生、有田芳生さん、二村知子さん。
あと、有田さんから小ネタが。
統一協会の関連の飲料として昔から知られている「メッコール」。
実はこれ以外にもあったというお話。
文春も報じていた内容のようですが、まずハウス「ウコンの力」が2020年までハウスの委託受けて統一協会系の企業であるコスモフーズが製造していたという話。
そして、キリン「イミューズ朝の免疫ケア」は現在もこのコスモフーズがキリンからの委託を受けて製造しているという話。
どちらも体に悪いという話ではないですが、という有田さんからの話ですが、僕は消費者が購入した金額の何%は統一協会へ渡っているかもしれないというふうに推測をしました。
今回のイベントには、社民党副党首・大椿ゆうこ氏、日本共産党・辰巳コータロー氏、れいわ新選組・やはた愛氏、立憲民主党の地方議員さん(お名前失念すいません。)などの政治家の方々、あと報道機関の方も来られていたとか。
大椿氏については、ちょうど僕の座っていた座席の2人後ろにおられ、発言されていた際に間近にお話を聞く格好になったのですが、急に話を振られてもなかなか内容のある話をされ何度も頷いておりました。写真で見るより若々しくパワーを感じる方でした。左胸にされていた「Don't be silent(黙っていないで!)」(←で、合ってますか?)のワッペン、毅然さがあってカッコ良かったです。
辰巳コータロー氏については、以前から生で演説を聞く機会があり、その際にやっぱり「演説がうまい!(共産党の方って一定の演説の話し方みたいなのを感じているんですが、辰巳さんは違っていて大阪弁訛りの独特のわかりやすい話し方)」と思っていて、間近にみたら結構男前で帰られるときに「お疲れ様です。」と思わず握手してしまいました。
ま、早い話がミーハーなのでそこのところはお許しください。
最後になりましたが、今回主催された隆祥館書店さん。
今回のような本の著者と読者をつなぐイベントをもう10年以上されていて、一定の評価を得ておられ、今では出版社のほうからイベントの提案があるとか。
昨今のアマゾンや電子書籍などを原因とした書店離れに真っ向勝負を挑んでおられます。
代表取締役の二村さんは井村雅代コーチのもとでシンクロナイズドスイミングをされていた方でそのせいか背筋が伸びていて姿勢が良いですし、終始周りの方への気配りを欠かさず動いておられ「この方には人がついてくる」と思ってしまいました。
この日イベントが終わってからは所用があったので行けませんでしたが、今度は谷町6丁目のお店にも足を運んでみたいです。
しかし、この隆祥館書店さんのやり方は正攻法だと思います。
最近は本来の書店の意義を無視して、書店の中にほかの業種の店舗を入れたり、またその逆もあったりで変に世の中のトレンドを先走っている書店チェーンもあり、僕の以前勤めていた某IT系企業の正規修理店も某関係から某書店チェーンの店内店舗からのスタートでした。
アメリカのCEOも書店の中に修理店ができることを喜んだらしいですが、数年後その書店チェーン店からは撤退する店舗が続きました。
理由は言えませんが、そんなに簡単なことではなかったのです。
それに比べると、本来自ら販売している商品の作り手と読み手をつないでいるわけですから、本来書店がやるべきことだったのかもしれません。だからこそこのようなイベントが長く続いているのでしょう。
関連リンク。--------
サンカーラ―この世の断片をたぐり寄せて | |
田口 ランディ | |
新潮社 |
また溜まっていた本の読了。
とは言っても、これは今年5月から6月にかけて読んだ本。
ちなみに、購入は2012年10月か11月。
ぼくはそんなことが多いです。お許しください。
あの震災が起こって日本社会は決定的に変わった。世界も変わった。
あれほどの大災害と大事故が日本で起こったという事実によって、世界が日本に持っていた意識、国民が自国に持っていた意識が覆されたと思う。
僕個人も若干ながら人生が変わった。
震災だけが原因ではなかったが、生活に変化が起きた。
そんな中、以前から気になっていた、作家・田口ランディさんが震災後のことについてのエッセイを出されたということで購入したのがこの本。
どことなく、先に読んでいたこの本と重なる部分も感じていた。
なみだふるはな | |
石牟礼 道子,藤原 新也 | |
河出書房新社 |
実際、田口さんの本を読むのは初めてだったが、読後、読んで良かったと思った。
身近な目前で起きる現実。世間で起きる現実。その対比、考え方。
福島、水俣、広島、そして、世界。
歴史。人間と自然。死。ブッダ。
真実と真理と、そこに迫ろうとする田口さん。その紆余曲折。
僕の中でずっと乖離していたものが一緒に考えるべきもの、と確証を与えてくれたような気がする。
同時に視野がさらに広がった。
人間は自然の中で生きている。
僕の写真の作品にも確証を与えてくれたようにも思う。
反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書) | |
湯浅 誠 | |
岩波書店 |
湯浅さんの本をやっと読了。
一度途中まで読んで自分の体験と近いあまりにリアルな事例の紹介に非常にブルーになって読むのをやめていたが、この7月ぐらいだったか、想うところあってまた頭から読み始めた。
購入してから結構経っていて、購入したMARUZEN&JUNKUDO書店の紙カバーを外してみれば、2011年の年末であったことがわかり驚愕。
内容は、これまで僕が30代に体験したことのもっとひどい状態からなんとかしていこうとする、いや、できることの紹介、その現実。児童虐待や犯罪が貧困から追い詰められて起こる現実。この近代国家・日本でいかに機能するはずのものが機能していないか。それに対する勝手な自己責任論。貧困をなくすための動き、そして広がり。
すべてが自分が体験したことから感じたことの裏打ち。自己責任と言っても個人の力では限界があり、それ以上のことはどうしようもない現実を自己責任論で一蹴するのはそれ自体が無責任。国が社会が一緒になって考えないといずれあなた自身も同じ轍を踏む可能性があることを危機感を持って知っておくべき。
この本が書かれてから数年、その後の展開が今どうなっているのか知りたいぐらいだった。
「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語 | |
駒井俊雄 | |
ぱる出版 |
ここ数ヶ月、本を読む時間がなかなかなかったのですが、やっとこさ時間を見つけ、駒井さんの著書「『廃業寸前』が世界トップ企業になった奇跡の物語」を先日読了しました。
感想ですが、
まず、単純におもしろかったです。
そして、頭を使って仕事をすることが楽しいってことをあらためて思いました。
「数打ちゃ当たる」的な考え方やただ単純な根性論はやはり思ったとおりの成果をうまない生まないんだなぁ、と思いました。
個人的には、ランチェスター戦略のインストラクターである駒井さんのことですので、ランチェスター戦略のことがもう少し書かれているのかな?と思っていましたが、そうではなく、「おわりに」にも書かれていますが、駒井さんはこの本を読んだ読者に、元気が出たり、前向きになってもらうのがいちばんの目的だったようです。確かに、前向きになれました!
それは昨今の閉塞感を強く感じるこの世の中で、現実の話としてこの成功体験を知ること自体が大変意義のあることだと思います。またそれがランチェスター戦略によってもたらされたものであることを知る時、この本はランチェスター戦略の初歩の初歩の入門書とも言えるのかもしれません。
以前の会社の上司で、「今の若いの(僕らの世代を指して)は成功体験がないもん(者)が多い。」としきりに言っていた方がいました。
一度成功体験をすれば、成功する方法を学び成長していける。だから一度成功体験を経験し成長し「勝ち組」になれ、と僕によく言っていました。
(ただ、その会社での経験はやはり失敗体験となりましたが…。最終的にはその会社はその事業自体から撤退。事業部自体はその事業の直営会社に引き継がれましたが、その直営会社自体がいま苦境です。)
その成功体験を得るためには、事実から学ぶことも重要と思います。
ましてや、このような完成された理論からもたらされた成功体験を知るのはわかりやすいし、実際にやってみようという気になりやすいのでは?
以前からお話しているように、僕は本を読むのが苦手です。非常に遅いです。
今回、駒井さんから「一気読みして下さい。」と言われて、「え、できるかなぁ?」と思っていたのですが、できました!
こんな僕でも引き込まれて一気読みできる内容です。
途中、本当にドラマか映画にできるのではないか?と考えてしまうほどおもしろかったです。
「坂の上の雲」や「蝉しぐれ」のようなスペシャル版のドラマぐらいの時間尺がベストかな?と思いました。映画の2~3時間では短すぎるような気がします。
特に、頭の中で出てきたのは「蝉しぐれ」。内野聖陽と水野真紀が出ていた藤沢周平原作の時代劇。
この場合、物語上「秘剣村雨」がランチェスター戦略でしょうか。
最後、ちょっと余計な妄想でしたが、本当におすすめな一冊です。
TB。--------
「junzirogoo!!!:『ランチェスター戦略で生き残れ!!』」
いつの間に?
そう、思った。
junziroだけに、ジュンク堂書店には、よく行くのだが…。
今年に入って、丸善もその傘下に入ってる、CHIグループ(大日本印刷傘下の書店持ち株会社)に、ジュンク堂も入ったようだ。
数年前、写真業界もその真っ只中だったように、書店業界もデジタルの波にもまれている、真っ最中なのか。
iPadをはじめとする、モバイル機器の登場で、一気に拍車がかかったようにも見える。
どちらにしても、写真業界での、そのデジタルの波をまともに被った僕としては、いささかいたたまれない気持ちになる。
けれど、現場の皆さんには、誠意を持って頑張れば、必ず、なんとかなりそうな気がします。
おそらく、この業界は、いろいろな再編があっても、僕が体験したような、無駄な戸惑いは少ないように思います。
希望を持って頑張っていただきたい。
ということで、応援エントリーでした。
今日、ついでに寄った本屋で買ってしまった本、2冊。
F-1速報PLUS( プラス ) vol.14 2010年 2/21号 [雑誌] | |
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まぁ、これは、前から気になっていて、買うのを我慢していたんだけど、結局、我慢できなかった。
そして、
honeyee.mag ( ハニマグ ) vol.11 2010年 03月号 [雑誌] | |
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ライカ狂なナメた雑誌だなぁ、と思ってみていたら、後ろのほうで、他のメーカーのカメラも紹介されていて(フィルムカメラも)、なるほど、と思い直して買ってみたら、やっぱりナメた雑誌だった。
何か、いろんなところ間違ってるし、基本的に、写真の上っ面だけナメただけの雑誌。
とりあえず、「RICOH」が、「ROCOH」になっていたのは笑えた。
昨日、とうとう今年初、冷房にスイッチオンしてしまった。
なんとか、7月まで耐えようと思っていたが、昨夜の雨の降る前のムシッとした暑さが大阪の夏の暑さに似ていて、耐えられなかった。
これから、さらに暑くなると、冷房が欠かせなくなる。
冷房をつけると、やたら電気代が気になるのは、親から譲り受けた性(さが)だろうか?
なので、休みの日の何もやることがない時に、自分の家で冷房だけオンにして過ごしているのは、非常にムダに感じる。
そこで、去年も少しやっていたが、こういう時には、冷房のよくきいた本屋に行くに限る。
本屋は、ジメジメすると、商品が傷むのもあって、冷房は大概よくきいている。
また、本屋は、ほかの店屋に比べると、いろいろ情報が凝縮されている宝庫であり、勉強もでき、発見もある。
そこで、ひたすら雑誌や本を物色するのだ。
そんなことをするなら、図書館へ行けばいいじゃないか、という意見があるのは、ごもっとも。
でも、図書館というところは、そんなにたくさんある施設ではない。
しかも、今の家は、直線距離にして、実は、本屋より図書館のほうが近い。
それでも、本屋に足が向くのは、図書館で本は買えない。それと、情報の新鮮さが理由だろう。
ほとんどの場合、図書館に置いている本は、古い本だ。それに、雑誌が置いてある図書館も少ない。
欲しい本を発見した時、本屋では、その場に買うことができる。
そして、さらに本を買わなかったら、僕はその間、お金をかけずに涼めたことになる。
場合によっては、勉強もでき、発見もあり、これほど、お得なことはないだろう。
そういえば、子供の頃も、涼しいから近くの本屋によく行っていた。
子供の頃から、活発ではなかったから、外で遊んでいるほうではなかった。
でも、その頃は、本を読むのは嫌いだったから、だいたい本のタイトルだけ見てお腹いっぱいだったけど…w。
追記。--------
この記事で、1800記事目でしたw。
Cut (カット) 2009年 06月号 [雑誌]ロッキング・オン 2009-05-19売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
悲しみを身をもって知るからこそ、強く前向きに生きてゆける…。
あ、あかん、また、Webプログラミングに、きょ、興味が…、傾きかけている…。
かと言って、勤しんでる時間もないんだけど…。
先日、チラッとのぞいた本屋。
目についた、「日経ソフトウェア」。
表紙に、「PHP」の文字…。
日経ソフトウエア 2007年 12月号 [雑誌] | |
日経BP出版センター 2007-10-24売り上げランキング |
前回(いつだったけ?)、本を読んだだけで、実際に試す時間もなく挫折w。
選んだ本が僕にとっては間違いだったのかも?っと。
結構、わかりやすいハズなので、イケる!と思うんだけどなぁ。
いまいち、ブレイクスルーな瞬間が来ない。今回は大丈夫かなぁ???