人間が人間を支配しているこの事物の体制下では、悪や不公正をなくし、死おもなくし、嘆きや苦痛をなくなる世の中を創出することは、歴史が示す通り実現不可能です。しかし、神の王国の王イエスは間もなく地上を楽園に回復し、真の平和を回復して下さることを知ると、希望に堅く立ち、真の自由を楽しむことができます。イエスの足跡を調べ、その教えを適用するなら、誰もが願う幸福な生活が送れます(ペテロ第二3:13.啓示21:4,5)。
イエスの弟子たちは、イエスが水上を歩かれる姿を見て、「これは幻影だ!」と叫びました。それは無理からぬことでした。イエスはペテロの要望に応えて、「来なさい」と言われました。そこでペテロは舟から降り、イエスの方に向かって水の上を歩き始めます。ところが、風嵐を見て怖くなり、沈み始めたので、「主よ、お救い下さい!」と叫びました。
イエスは直ぐに手を伸ばし、ペテロをつかみ、「信仰の少ない人よ、なぜ疑いに負けたのですか」と、言われました。
ペテロとイエスが舟に戻ると、風がやみ、弟子たちは驚嘆します。しかし、弟子たちはどうして驚嘆するのでしょうか。もし彼らが、わずか五つのパンと二匹の小魚で1万人を超える人々に満ち足りる食事を与えられたイエスの奇跡を行う業を認めて、「パンの意味を把握していたなら、イエスが水の上を歩いたり嵐を和らげたりできるということは、それほど驚嘆すべきものには思えなかったはずです。しかしっ弟子たちは、いまさらのようにイエスに敬意を表し、「確かにあなたは神の子です」と、言いました。
ほどなくして、彼らはカペルナウムに近い、美しくて肥沃な平野のゲネサレに着き、そこで舟をつなぎます。しかし、彼らが岸に上がると、人々はイエスに気付き、周囲の地方に行って病人を捜します。寝台に乗せて連れて来られた病人たちは、イエスの外衣の房べりに触れただけですっかりよくなりました。
一方、1万人を超える人々に奇跡的に満ち足りる食物が与えられたのを目撃した群衆は、イエスがもうそこにおられないのに気付きました。それで、ティベリアから数そうの小舟が着くとそれに乗り、イエスを捜しにカペルナウムに渡ります。彼らはイエスを見つけると、「ラビ、いつここにおいでになったのですか」と、尋ねました。しかし、イエスは、何と答えられるでしょうか(ヨハネ6:14~25.マタイ14:22~36.マルコ6:45~56)。
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心地よし 布団の中の 二番寝り 今日の一句
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