愛媛県宇和島市からの良いたより♪

私のブログでは次の内容を紹介致します。
1.「神の王国の良いたより」、聖書教育
2.花々、風景写真
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地上に存在した最も偉大な人・イエス・キリスト:苦しんでいる人たちへの思いやり(その1)♪

2021-01-15 23:16:30 | 神の言葉・聖書

 皆様方の周りには、自然な形で苦難に直面している人に進んで思いやりを表していらっしゃる方が見られるでしょうか。そうであれば嬉しい限りです。利己心の蔓延する対処しにくい危機の時代であっても、優しい気遣いの利他的な生き方の人がおられ、それを見聞きするとほっこり気分に誘われ、希望の光を見ることができます。イエスの足跡から多くの事柄を学べます。

 イエスは利己的な伝統に従うパリサイ人を諭した後、弟子たちと共に出発されました。覚えていると思いますが、イエスはこれより少し前、弟子たちと共に退いて少し休息を取ろうとされましたが、群衆に見つけられてだめになりました。そこで今度は、弟子たちを連れて、何十キロも北のティルスとシドンの地方に向かわれます。これは、イエスが弟子たちと共にイスラエルの境界を越える唯一の旅行です。

 滞在する家を見つけると、イエスは自分たちの居所を誰でも知られたくないことをお知らせになります。ところが、イスラエルの領土ではないこの地域においてさえ、人々の注目を逃れることはできません。ここシリアのフェニキアで生まれた一人のギリシャ人の女性がイエスを見つけ、「主よ、ダビデの子よ、私に憐れみをおかけください。私の娘はひどく悪霊につかれています」と、懇願し始めました。しかし、イエスは一言もお答えになりません。

 遂に弟子たちが、「彼女を追い払ってください。後に付いて来て叫び続けていますから」と、イエスに言いました。すると、イエスはその女性を無視している理由を、「私は、イスラエルの家の失われた羊のほかは、誰のところにも遣わされませんでした」と、説明されました。

 それでもその女性は諦めません。イエスに近づき、その前にひれ伏して、「主よ、私をお助け下さい!」と、懇願しました。

 女性の真剣な訴えにイエスの心は大きく動かされたに違いありません。しかし、イエスは、神の民イスラエルに仕えるという第一の責任を再び伝えられました。また同時に、その女性の信仰を試すためでしょうか、他の国籍の人々に対するユダヤ人の偏見を引き合いに出して、「子供たちのパンを取って小犬に投げ与えるのは正しくありません」と、言われました。

 イエスの思いやりのこもった声の調子と顔の表情には確かに、ユダヤ人でない人々への優しい気遣いの感情が表れていました。イエスは異邦人のことを「小犬」と呼ぶことによって、当時のユダヤ人が異邦人を「犬」に例える表現を和らげることをされました。それで、女性は感情を害するどころか、イエスがユダヤ人の偏見に言及されたのでその点を取り上げ、「そうです、主よ。けれど、小犬も自分の主人たちの食卓から落ちるパンくずをたべるのでございます」と、謙遜に意見を述べました。

 さて、イエスはどのように対応されるでしょうか。その内容は次回にお伝え致します。

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    千両や 午後の陽浴びて なお赤し 今日の一句

 

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