神エホバはモーセを通し、イスラエル人に裁判人と役人たちを任命し、公正な裁きを行うように指示しました。加えてそうした公正を守るために賄賂を受け取ってはならないことも命じました。神エホバはこのようにとても進んだ律法を与え国民の福祉に寄与するようにされています。
引き続きモーセは民に次の裁きの内容の指示を与えています。
「欠陥や傷がある牛や羊をあなたの神エホバに犠牲として捧げてはなりません。それはあなたの神エホバにとって忌まわしいものだからです。
エホバ神が与えてくださる町のいずれかで、エホバ神から見て悪いことを行って神との契約を破る男性や女性が見つかるとします。その人は(神エホバの)道を踏み外して他の神々を崇拝し、それらや太陽や月や天の全ての星にひれ伏します。それは私が命じなかったことです。そのことについて報告を受けるか、耳にしたのであれば、徹底的に調査すべきです。その忌まわしいことがイスラエルで行われたことが確認されたなら、その悪を行った男性また女性を町の門の所に連れ出し、その人を石打ちに(死刑に)にしなければなりません。その人には2人か3人の証言によって死刑にされるべきです。1人の証言によって死刑にされてはなりません。死刑にする時に、最初に証人たちが手を下し、その後、民が手を下します。イスラエルの中から悪を除き去らなければなりません。」(申命記17:1~7)。
上の聖句に記されている通り、神エホバへの犠牲として欠陥や傷のある牛や羊は出してならないことが命じられています。このことは後にイエス・キリストご自身が贖いのの死として神エホバに差し出す時、全き人間として差し出す必要のあることを教える内容になっています。
さらに、男性や女性が神エホバの目に悪いことをしているケースの裁きの内容が指示されています。2人か3人の証言による証拠が必要であり、1人の証言で裁き、刑を執行してはならないことを命じています。現在のこの教えの原則に沿って裁判が行われます。当時、証人によって悪が確証された場合は、死刑によってイスラエルの中から悪を除き去るように命じています。神エホバは悪を憎む神であることが分かります。神エホバは愛と公正(義)の行き渡る世の中を望んでおられます。
引き続きモーセは裁くのが難しいケースが生じた場合に、どのようにすべきかを民に指示していますので、次回にお伝え致します。
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小雨降り 白さの目立つ 山茶花よ 今日の一句
小雨の中の庭の「山茶花」