イエス・キリストは有名な山上の垂訓の中で、「人々がわたしのために(イエスの真の弟子・クリスチャンとして歩むために)あなた方を非難し、迫害し、あらゆる邪悪なことを偽ってあなた方に言うとき、あなた方は幸いです」と教えられました(マタイ5:11)。使徒たちも、イエスの言葉通り、神の王国の真理を徹底的に証しするゆえに、厳しい非難、迫害を受けました(使徒28:23)。使徒パウロは、自分自身がどのようなひどい迫害を受け、辛苦を耐え忍んだかを聖書のコリント人への第二の手紙の中に次のように書き記しています。
「・・・わたし(パウロ)はその点(イエス・キリストの奉仕者として)はるかに際立った者です。その労苦はさらに多く、殴打を受けたことは過渡に及び、死にひんしたこともしばしばでした。ユダヤ人たちから四十より一つ少ないむち打ちを五回受け、三度棒むちで打ちたたかれ、一度は石打にされ、三度破船を経験し、一昼夜深みで過ごしたこともあります。幾度も旅をし、川の危険、追いはぎの経験、わたし(パウロ)自身の民族からの危険、諸国民からの危険、都市での危険、荒野での危険、海での危険、偽兄弟たちの間での危険に遭い、労し苦しみ、眠らぬ夜も幾度も過ごし、飢えと渇きを知り、食物も取らないことが何度もあり、寒さと裸を経験しました。
こうした外的な事柄に加えて、日ごとに押し寄せて来るもの、すなわちすべての会衆に対する心配があります」(コリント第二11:23~28)。「ダマスカスでは王アレタ配下の総督が、わたし(パウロ)を捕らえようとしてダマスカス人の都市を警備していましたが、わたし(パウロ)は城壁の窓から網かごで降ろしてもらってその手を逃れました」(コリント第二11:32,33)。
上記の聖句に記されている通り、使徒パウロは言語に絶する辛苦を経験しました。それでもパウロは、「主イエスの神また父(エホバ)、永久に賛美されるべき方(エホバ)こそ、わたしが偽りを語っていないことを知っておられます」と、証している通り、神の王国の良いたよりの真理を徹底的に証ししたのです(コリント第二11:31.使徒28:23)。私たちもパウロの精神態度に見倣うことができます。
紅茶の香 蒸し暑き日の ひと休み 今日の一句
庭に咲いている「紫カタバミ」