2004年12月03日(金)
20041203
太棹の山の向こうに細棹の海
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お江戸日本橋、深川、かっぽれ、さのさ、梅は咲いたか...。
最近細棹の曲を聴く機会が多くなり、こっちの世界ももいいなあ、と思うようになりました。
生で聞くとやっぱり音色、余韻、撥の当たる音、同じ三味線でも全く違って、すごくいいな、と。
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2004年12月04日(土)
20041204
人の心に届く音とは
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最近、人の心を動かすのは三味線の音そのものだ、と思うようになりました。
「悲しい唄を悲しい気持ちを込めて唄っても、相手にはなかなかそれが伝わらない。唄には感情を伝えるテクニックがあり、そういう技術を使えば、極端な話、歌い手の感情とは待ったく別に、悲しい唄は悲しく、楽しい唄は楽しく伝わる」
唄のテクニックと同じように、三味線にも人の心にダイレクトに伝える技術があるのだとは思うけど、それより以前に、三味線の音そのものに、人の心を動かす何かが秘められていると思います。
そういう三味線が本来持っている力を、損なう事無く狙った通りに出せるのがうまい人なんだろうな。
たぶん稽古っていうのはそのためにやるんだろう。
土台はリズム、テンポと音程だと思う。どの音楽でも基本だし。
そうなると、リズムが狂わないような稽古、ツボが外れないような稽古が一番大事、って事だよな。
驚くような大きな音、耳を澄まさなきゃ聞こえないような小さな音、ふっと外れておっ、と思うようなタイミングのずれ、間。
次が「強弱と間」、って事なんだろうけど、強弱はわかるけど、間って良くわからない。テンポのことなのか、リズムの事なのか。
「何言ってんだ。音と音の間(あいだ)の事だよ」そう言われればそうなんですけど。
澄んだ音、撥が皮に当たる音、音のゆれ、ビブラート、上の方の柔らかい音、駒近くの固い音。
撥を打つ音、なでる音、すくいとか押しとか。
早弾きもテクニックの一部か。でもそれが全てじゃないし、第一では絶対ないよな。
この先、長い時間がかかるんだろうけど、少しずつでも今わからない事が具体的にわかっていって、自分の三味線から人の心に届く音がちょっとずつでも出るようになったらいいなと思います。
さ、稽古けいこ。
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2004年12月05日(日)
20041205
あと1週間となりました。
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拙者、ここまででござる。
残念!
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2004年12月06日(月)
20041206
ああ録音しときゃ良かった
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太鼓との合奏曲。やっと覚えました。
先生が上のパート、自分が下のパートでひと通り弾いてみる。
奇跡的に最後まで行きました。
録音しとけば良かった...。
田植踊り唄、弾けそうで弾けず。
「荷方弾いてみて」
荷方節もリズムすっかり忘れてしまいました。
どっててぇれ、どっててぇれ、どっててぇれ...これを早くすると
どうしてもドガチャガになっちゃう。
...大会終わったら、また稽古し直しだな。
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2004年12月08日(水)
20041208
稽古三味線到着
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三味線かとうさんから稽古三味線到着。
三味線触ったことないけどやってみたい、という人に貸したいと思います。
年明けから毎月1回、埼玉県熊谷市で公開練習始めます。
課題曲は、あどはだりパート1です。
流派問わず。興味のある方は是非ご連絡を。
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2004年12月11日(土)
20041211
それでは行ってまいります。
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大会の様子は、携帯から「観察記録」にアップします。
お楽しみに。
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2004年12月14日(火)
20041214
大阪大会を終えて
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全然実感ないですけど、賞ももらえたし、やっぱり行って良かったです。
今回は自分が抱えている課題が何なのか、わかった気がします。
普段の稽古で出来ていない事は、もちろん本番でもできない。
それどころか、普段やれてる事もできなくなる事は、去年初挑戦してわかったけど、じゃあ具体的にステージ上で何ができなくなるのかが今回、具体的にあれとこれとこれ、というように、はっきりとわかりました。
悪かったところは、基本的な撥とツボ以外に、間が詰まって「間抜け」になってしまったところ。あせって走ってしまった。
良かったのは、前回よりは強弱が付けられるようになった事と、先生に教わった通りに最後の捨て撥が出来た事。
これから来年に向けて、出来なかったところをひとつずつチェックして、何度も何度も弾きこんで、弱点をつぶして行きたいと思います。
さ。まずは音合わせ、ですか。
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2004年12月17日(金)
20041217
柔らかい秋田三味線の音
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秋田三味線の稽古。
・打ちとハジキとスクイの音量差
・何を「いい音」と考えるか
・撥が太鼓に当たる音は是か非か
「わかった?さ、弾いてみて」
って言われても、緊張してうまく弾けない。
家に帰って秋田もののCDを何回も聴く。
この音は、撥が皮に当たる音じゃなくて、糸に当たる音なのか。
どうやったらこんな風に弾けるのか。
もうちょっと細い糸の方がいいかもな。
撥も、もうちょっと開きめで薄めの方がいいんだろうなあ。
その前に腕だよな。やっぱり。
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2004年12月18日(土)
20041218
横浜の稽古会
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部屋に入るなり「入賞おめでとう。さ、みんなで曲弾き聞こうか。はい、弾いて」
ものすごい緊張しました。
こういうのをはね返して平然と弾くのが本当なんだろうな。
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2004年12月21日(火)
20041221
間接握手
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ヨメはんが、東京の「福士豊秋ファーストコンサート」に出かけた。
9時過ぎ、携帯にメールが届く。
福士あきみちゃんが笑顔でピースしてる画像にしこたま仰天する。
夜遅く、ヨメはんが帰ってきた。
ニヤニヤしながら右手を差し出す。
「あきみちゃんと握手したわよ」
おおおお。
ありがたく握手させていただく。
「いいか、死ぬまで手洗うなよ」
と言って叱られる。
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2004年12月22日(水)
20041222
自分なりの練習方法
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ただ漫然とやっててもだめだよな。
一日の練習時間は限られてるわけだし。
短時間でどんどん上達する方法はないんだろうか。
・自分ができないところを自覚する
・具体的なテーマを決めて、そこができるまで他の事はやらない
・プレッシャーがかかる中で、稽古の成果を試してみる
やっぱり、今日は何を練習するか決める、って事だろうな。
なんかだらだら弾いちゃうんだよな。
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2004年12月23日(木)
20041223
淡海節
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舟を引き上げ漁師は帰る
あとに残るのは櫓(ろ)と櫂(かい)
波の音
浜の松風
秋が来たのでツバメは帰る
あとに残るのは萩(はぎ)桔梗(ききょう)
月傘
虫の無く声
去年見たときゃ矢絣(やがすり)島田
今年見たときゃ丸髷(まるまげ)で
来年は
赤子(やや)抱いてうれしかろ
...なんていい曲なんでしょうか。
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2004年12月24日(金)
20041224
曲を覚える
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ただ今「秋田田植え踊り唄」を稽古中です。
・まず手を覚える
・苦手なツボを集中的に練習する
・ひと通りできるようになったらメトロノームで速さを変えていろいろやってみる
・自分なりに強弱をつけてみる
・間を空けたほうがいいところはないか考えてみる
・録音して聴いてみる
・ついでに唄ってみる
・できれば踊ってみる
...どなたか踊り教えてください。
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20041203
太棹の山の向こうに細棹の海
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お江戸日本橋、深川、かっぽれ、さのさ、梅は咲いたか...。
最近細棹の曲を聴く機会が多くなり、こっちの世界ももいいなあ、と思うようになりました。
生で聞くとやっぱり音色、余韻、撥の当たる音、同じ三味線でも全く違って、すごくいいな、と。
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2004年12月04日(土)
20041204
人の心に届く音とは
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最近、人の心を動かすのは三味線の音そのものだ、と思うようになりました。
「悲しい唄を悲しい気持ちを込めて唄っても、相手にはなかなかそれが伝わらない。唄には感情を伝えるテクニックがあり、そういう技術を使えば、極端な話、歌い手の感情とは待ったく別に、悲しい唄は悲しく、楽しい唄は楽しく伝わる」
唄のテクニックと同じように、三味線にも人の心にダイレクトに伝える技術があるのだとは思うけど、それより以前に、三味線の音そのものに、人の心を動かす何かが秘められていると思います。
そういう三味線が本来持っている力を、損なう事無く狙った通りに出せるのがうまい人なんだろうな。
たぶん稽古っていうのはそのためにやるんだろう。
土台はリズム、テンポと音程だと思う。どの音楽でも基本だし。
そうなると、リズムが狂わないような稽古、ツボが外れないような稽古が一番大事、って事だよな。
驚くような大きな音、耳を澄まさなきゃ聞こえないような小さな音、ふっと外れておっ、と思うようなタイミングのずれ、間。
次が「強弱と間」、って事なんだろうけど、強弱はわかるけど、間って良くわからない。テンポのことなのか、リズムの事なのか。
「何言ってんだ。音と音の間(あいだ)の事だよ」そう言われればそうなんですけど。
澄んだ音、撥が皮に当たる音、音のゆれ、ビブラート、上の方の柔らかい音、駒近くの固い音。
撥を打つ音、なでる音、すくいとか押しとか。
早弾きもテクニックの一部か。でもそれが全てじゃないし、第一では絶対ないよな。
この先、長い時間がかかるんだろうけど、少しずつでも今わからない事が具体的にわかっていって、自分の三味線から人の心に届く音がちょっとずつでも出るようになったらいいなと思います。
さ、稽古けいこ。
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2004年12月05日(日)
20041205
あと1週間となりました。
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拙者、ここまででござる。
残念!
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2004年12月06日(月)
20041206
ああ録音しときゃ良かった
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太鼓との合奏曲。やっと覚えました。
先生が上のパート、自分が下のパートでひと通り弾いてみる。
奇跡的に最後まで行きました。
録音しとけば良かった...。
田植踊り唄、弾けそうで弾けず。
「荷方弾いてみて」
荷方節もリズムすっかり忘れてしまいました。
どっててぇれ、どっててぇれ、どっててぇれ...これを早くすると
どうしてもドガチャガになっちゃう。
...大会終わったら、また稽古し直しだな。
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2004年12月08日(水)
20041208
稽古三味線到着
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三味線かとうさんから稽古三味線到着。
三味線触ったことないけどやってみたい、という人に貸したいと思います。
年明けから毎月1回、埼玉県熊谷市で公開練習始めます。
課題曲は、あどはだりパート1です。
流派問わず。興味のある方は是非ご連絡を。
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2004年12月11日(土)
20041211
それでは行ってまいります。
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大会の様子は、携帯から「観察記録」にアップします。
お楽しみに。
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2004年12月14日(火)
20041214
大阪大会を終えて
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全然実感ないですけど、賞ももらえたし、やっぱり行って良かったです。
今回は自分が抱えている課題が何なのか、わかった気がします。
普段の稽古で出来ていない事は、もちろん本番でもできない。
それどころか、普段やれてる事もできなくなる事は、去年初挑戦してわかったけど、じゃあ具体的にステージ上で何ができなくなるのかが今回、具体的にあれとこれとこれ、というように、はっきりとわかりました。
悪かったところは、基本的な撥とツボ以外に、間が詰まって「間抜け」になってしまったところ。あせって走ってしまった。
良かったのは、前回よりは強弱が付けられるようになった事と、先生に教わった通りに最後の捨て撥が出来た事。
これから来年に向けて、出来なかったところをひとつずつチェックして、何度も何度も弾きこんで、弱点をつぶして行きたいと思います。
さ。まずは音合わせ、ですか。
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2004年12月17日(金)
20041217
柔らかい秋田三味線の音
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秋田三味線の稽古。
・打ちとハジキとスクイの音量差
・何を「いい音」と考えるか
・撥が太鼓に当たる音は是か非か
「わかった?さ、弾いてみて」
って言われても、緊張してうまく弾けない。
家に帰って秋田もののCDを何回も聴く。
この音は、撥が皮に当たる音じゃなくて、糸に当たる音なのか。
どうやったらこんな風に弾けるのか。
もうちょっと細い糸の方がいいかもな。
撥も、もうちょっと開きめで薄めの方がいいんだろうなあ。
その前に腕だよな。やっぱり。
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2004年12月18日(土)
20041218
横浜の稽古会
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部屋に入るなり「入賞おめでとう。さ、みんなで曲弾き聞こうか。はい、弾いて」
ものすごい緊張しました。
こういうのをはね返して平然と弾くのが本当なんだろうな。
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2004年12月21日(火)
20041221
間接握手
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ヨメはんが、東京の「福士豊秋ファーストコンサート」に出かけた。
9時過ぎ、携帯にメールが届く。
福士あきみちゃんが笑顔でピースしてる画像にしこたま仰天する。
夜遅く、ヨメはんが帰ってきた。
ニヤニヤしながら右手を差し出す。
「あきみちゃんと握手したわよ」
おおおお。
ありがたく握手させていただく。
「いいか、死ぬまで手洗うなよ」
と言って叱られる。
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2004年12月22日(水)
20041222
自分なりの練習方法
---+---+---+---+++---+---+---+---
ただ漫然とやっててもだめだよな。
一日の練習時間は限られてるわけだし。
短時間でどんどん上達する方法はないんだろうか。
・自分ができないところを自覚する
・具体的なテーマを決めて、そこができるまで他の事はやらない
・プレッシャーがかかる中で、稽古の成果を試してみる
やっぱり、今日は何を練習するか決める、って事だろうな。
なんかだらだら弾いちゃうんだよな。
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2004年12月23日(木)
20041223
淡海節
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舟を引き上げ漁師は帰る
あとに残るのは櫓(ろ)と櫂(かい)
波の音
浜の松風
秋が来たのでツバメは帰る
あとに残るのは萩(はぎ)桔梗(ききょう)
月傘
虫の無く声
去年見たときゃ矢絣(やがすり)島田
今年見たときゃ丸髷(まるまげ)で
来年は
赤子(やや)抱いてうれしかろ
...なんていい曲なんでしょうか。
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2004年12月24日(金)
20041224
曲を覚える
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ただ今「秋田田植え踊り唄」を稽古中です。
・まず手を覚える
・苦手なツボを集中的に練習する
・ひと通りできるようになったらメトロノームで速さを変えていろいろやってみる
・自分なりに強弱をつけてみる
・間を空けたほうがいいところはないか考えてみる
・録音して聴いてみる
・ついでに唄ってみる
・できれば踊ってみる
...どなたか踊り教えてください。
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