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熊谷の蕎麦屋「藍」に向かう。 (池波正太郎風)

2006-03-19 22:02:47 | What's up?
もう3月も半ばを過ぎた。鴨南蛮の季節が終わってしまう。
熊谷の蕎麦屋「藍」に向かう。
ここは店の雰囲気がいい。
何より店内禁煙なのがうれしい。
山形のお酒「上喜元(じょうきげん)」山廃純米を頼む。
お酒の事は詳しく知らないがこの酒はうまい。
飲み応えがあるのに後味がさわやかなのだ。
適度に冷やしてあって、飲むとそのまま、すうっ、と入ってしまって口の中に残らない。
一緒についてくる漬物もうまい。
店の外に目をやる。
風は強そうだが、店に差し込む日差しは柔らかい。
庭の隅でふきのとうが芽を出していた。

鴨南蛮を頼む。

ここの鴨南蛮は鴨肉が厚切りなのに柔らかい。
長ネギには適度な焦げ目がついていて香ばしい。そして噛むと甘い。
鴨とネギの隙間から、蕎麦をゆっくりと引き出す。
蕎麦に、だしのきいたつゆがからむ。
ふわっと湯気が立つ。
口に運ぶ。
ほんのりと蕎麦の香りが鼻に抜ける。

ああ、うまい。

書きたかったのは「藍」の蕎麦とはぜんぜん違ったんだけど、まあいいや。