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飯田史彦著「生きがいの創造」

2012-09-15 09:06:22 | ブックレビュー

突然ですが生まれ変わりって信じます?

オカルトでも宗教でもなんでもなく、どうも人は生まれ変わっていると認めざるを得ない研究結果が近年たくさんあるんだそうです。
3~4歳児に、母親の胎内にいた時の事を聞くと話す子供がいる、というのは育児本でもたまに紹介されていると思うけど、
生まれる前、つまり前世のことについて話す子がごく少数いて、その事実関係を確認すると合っているそうなんです。

臨死体験をした人の証言を集めると、死んでから生まれ変わるまでの間に「中間生」と呼ぶべき期間があって、
その時に、先に亡くなった人たちに会えるんだって。
そのあと、生前の振り返りを行い、反省をして、生まれ変わりの計画を立て、そして命を宿したばかりの胎児の中に入っていくのだそうです。


本当に生まれ変わりはあるのか?それを事実検証するのがこの本の主題ではなくて、
もしそれが本当だったとしたら、今の人生をどう生きるべきかが書かれています。

人生の振り返りの時に、自分の生前の悪行をこれでもかと見せつけられるんだって。それも被害者の立場で。

おーこわ。


この本に書いている事は事実なのか、それは自分が死ぬ時にわかる。
本当に骨だけになっちゃうのであれば完全な無だから何も起こらないし何も問題はない。
でももし万が一、ここに書かれている事が事実だとしたら、今生きている自分は何をしておくべきだろう...。


もしまた会えるなら、自分をかわいがってくれた母方の祖父母に会いたい

もし自分が死ぬ時に誰かが枕もとで泣いていたら、また会えるから泣かなくてもいい、と言いたい


良書です。

ひさしぶりに頭を一発ガツンとなぐられたような気分です。