どBlog

日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

戻ってきた! サイレント三味線のカンベリ修理

2009-11-17 20:36:49 | What's up?
三味線かとうさんにお願いしていたサイレント三味線のカンベリ修理ができてきました!

グズグズだった棹がツルピカになりました。

ちょっと刺青シール貼ってみた(一度皮を水で湿らすので良い子はマネしないように)。

自分にとってはこういうところも参考になります。
きれいな巻き方だなあ。

やろうと思ってもなかなかこうはできないよね。

かとうさんありがとうございました。
忙しいのに長居してすみませんでした。
楽しかったです。

まねるべきは手順より音色だと

2009-11-14 22:00:31 | 津軽三味線
最近になって気づきました。

上手な人の演奏を聴いて、いいなあと感じたときに、
それと同じ音色を出すコツに早く気づくのが
上達の近道なんじゃないかと。

教わった手順をなぞるのに必死なうちは、
気持ちの込めようがないよなあと思います。

津軽三味線というと雪、それも吹雪のイメージが一般的なんだろうけど、
でも実際に津軽に行くと、厳しい冬ももちろんあるんだろうけど、
春は桜やリンゴの花がきれいで、夏はお祭りがあちこちであって、
秋は紅葉がきれいです。

日本海の荒波ばかりじゃなく、岩木山もあれば奥入瀬川もある。
西海岸もあるし、十三湖もある。

だから津軽の表現を冬に限定する必要はないと思うんですよね。
紅葉の間を流れる奥入瀬渓流をイメージした津軽三味線だってありだと思うんです。

でも、一般の人はそうは思わないから、
雪をイメージして弾いた方が聴いてくれる人とリンクしやすんだろうな。

自分のイメージする雪は、やっぱり北海道の雪なんですよね。
田んぼに降る雪じゃなくて、牧草地に降る雪。
地平線のかなたまでずっと雪。
手にとると指の間からサラサラとこぼれ落ちる。
そんな雪なんです。
それでも思い浮かべて弾くと、いい意味で変われるのかな。

***

話は変わるけど、
前の先生は、「寂寥(せきりょう)感を出せ」とよく口にされてました。
今の師匠は「哀れな」という言葉をしばしば使います。

津軽三味線を弾く人にとっては共通のテーマなのかな。

確かにふっとつぶやくように弾かれると、
心にくるときがある。

やりきれなさ、とか、何かに対するうらみのようなものを感じる瞬間が確かにあります。

そういう楽器って珍しいですよね。
生い立ちがそうさせるのか。

リズムと音程が合ってるのは、聴く側からすればあたりまえ。
(弾く側にとってはとても難しいんだけど)
そこから先の領域で、何を出せるかが本来の奏者の力量なんだそうです。

しっかしその境地はな~...

なんかずっと先だぞ。

...遠いなあ。