今日は「晴気天山神社おくんち祭」です。「おくんち」といえば、「長崎くんち」や「唐津くんち」が有名です。これほど有名ではありませんが、当地でも「おくんち」なる行事があります。天山社に浮立(ふりゅう)を奉納します。
晴気地区を10グループに分けて、10年に一度奉納が巡ってきます。私はこれまで2度経験しております。最初の担当は「鉦打ち」でした。かなり重量のある鉦を手で持ち、はっぴを着て踊りながら鐘を打ちます。
二回目は横笛でした。普通笛は、篠竹で作った篠笛が一般的でしょうが、当地では何の木か忘れてしまいましたが、生木から作ります。笛の練習は、この笛作りから始まります。私は全くの初めてでしたので、最初は「スースー」と音が全く出ません。自宅で毎日のように練習して、一週間ぐらいでヤットそれらしい音が出るようになりました。そして、次の難関が、全部で6~7曲くらいあったと思いますが、それぞれの曲を覚え、お囃子の調子に合わせることでしょうか。楽譜も何もありませんので、ひたすら指導者の方の模範演奏を見よう見真似で、身に着けていくしかありません。定期的に練習会がありますが、それだけでは間に合わないと思い、模範演奏をビデオに撮らせてもらい、毎日ビデオに合わせてひたすら練習に励みました。練習期間は約2ヶ月でしたが、何とか本番に間に合わすことが出来ました。
奉納が終わると親戚・知人などを招き大宴会ということになります。10年に一度ビッグイベントです。後3年程で巡って来ます。次は「お謡い」の担当になるかも知れませんが、自分としてはもう一度「横笛」を担当したいと思っております。横笛はその後もたまに練習しております。篠笛用の楽譜を求めたりして、浮立以外の曲も吹いたりしております。浮立の練習を通じて、また一つ趣味が増えてしまいました。
2004年(平成16年)の時の画像です。