以前、「無電極放電ランプについて」でご紹介したとき、後日ご報告すると言っておきながら、随分と時間が経過してしまいました。先日、やっとそのお約束を果たすべく、「LVD JAPAN 」さんを訪問しました。
早速現物を拝見ということで、点灯させていただきました。所詮蛍光灯だろうといった先入観を持っておりましたので、当初予想していたより明るいなーというのが第一印象でした。水銀灯と並べてみると、確かに水銀灯の方が眩く感じます。しかし、問題は実際の使用環境でどうなるかです。水銀灯から無電極放電ランプに取り替えたケースの照度比較データを見せてもらいました。データ上は、実用上差し支えのない照度を確保しつつ、消費電力削減ができているようです。
「LEDという枕詞」等で指摘しておりますように、LED照明ばかりがもてはやされることについて疑問に感じておりました。今回、実際に無電極放電ランプをみて、その思いを強くしたところです。
その他、元省エネ屋の本領を発揮して、相当に意地悪な質問をぶつけましたが、それなりに的確な回答をいただくことができました。ただ、最終的には価格であると思われます。LEDと比較すれば価格的には随分とメリットがありますが、ここは企業努力をいただくしかないようです。
やはり「百聞は一見にしかず」と申します。今までは、ネット情報で何となく良いなーと思っていたものが、現物を見てみることにより、より実感が増すものです。
照明の場合には、一灯から試験的に導入してみるといったことができますので、色々なものを比較検討してみることができます。LED照明の導入をご検討でしたら、無電極放電ランプも選択肢の一つに加えてみられては如何でしょうか?