山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

原発の再稼動を政治判断するそうですが・・・

2012-03-25 | 政治・経済・社会

 原発再稼動は既定路線のようです。そのセレモニーとして政治判断を行うとのことです。政治判断ということは、その結果は政治家が責任を取るということでしょう。しかしながらその当否が問われる時には、その判断をした当の政治家は、既に過去の人となっていることが多いものです。結局はその判断の歴史的評価が問われることしかありません。

 昨日、野田総理は消費税増税を政治生命を賭けて、命がけで実現するというようなことを仰っておられました。増税はそこまで力まなくてはならない問題でしょうか。それより、歳出削減に命がけで実現するというのならば話は分かります。それは既得権益に対して斬り込むのですから、それこそ命がけの仕事でしょう。「税と社会保障の一体改革」というならば、先ずは社会保障の改革に斬り込み、返す刀で税金に斬り込むのならば国民の理解は得られるのではないかと思われますが、どうも斬り込む先を間違えているのではないかと思います。

 原発再稼動に関しては、ストレステストの評価や地元自治体の了解などアリバイ作りが先行しております。既定の路線に乗っかって政治的追認をするだけであれば、政治判断などというものではありません。逆に、政治生命を賭けて再稼動をストップさせたということであれば、それは政治判断であるといえるでしょう。

 さて、原発再稼動にしても増税にしても後世の方々から如何なる評価を受けることになるか、政治家の皆さんは肝に銘じて行動していただきたいものです。


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