曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ミドリヒョウモン 羽化

2012年06月11日 | 日記

今日の花

 

 

栗の花

今の時期、山を歩くと栗の花が白く目立ちます。そして木の側へ寄るとむせかえるような強烈なにおいが花から流れてきます。いろんな蝶がこの花へ集まって来ます。 

 


 初めて飼育したミドリヒョウモンが昨日の朝羽化しました。

雌だったらいいなと期待していたら私の期待通りとても立派できれいな雌が生まれました。まさにラッキーです。雄も雌も多分同じ数だけいるはずなのに野山で出会うのは雄が圧倒的に多いのです。雌は繁殖場所であまり動かなくて雄の方があちこち飛び回ってメスを探すらしく飛び回っているのはほとんど雄です。雌の写真はめったに撮れません。

今回はこの雌をしっかり撮らせてもらいました。

ヒョウモンの仲間は雄と雌で色や模様が全く異なるものが多いようです。 

 


ミドリヒョウモン ♀


昨日の朝、ミドリヒョウモンの蛹を見に行くと翅の模様がはっきりと見えるようになっていてもうすぐだなと思ったのですが、そのまま外へ出かけてしまいました。

 

30分ばかりして帰ってみると、もう翅が広がっていました。またしても羽化の瞬間を撮影できませんでした。最初に見に来た時にもう5分か10分待てば羽化の瞬間をとらえることが出来たのに残念でした。

 

お昼に帰ってみるともう飛べる状態になっていました。蛹殻から離れて窓の方へ飛んでゆきました。

 

すぐに手に取ってみましたが、昼間はどうしても窓の方が明るいのでそちらへ行きたがり上手く手に乗りませんでした。

 


夜になってゆっくり撮影会を行ないました。

 

 

 


ミドリヒョウモンの撮影会のためにアザミを準備しました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザミの花は気に入ってもらえたようです。

 


 

昨年の9月28日のブログにミドリヒョウモンの雌が産卵している所を載せました。 この度生まれたミドリヒョウモンの雌は普通の色ですが、昨年の秋に見つけたミドリヒョウモンの雌はとても珍しい暗灰緑色型の雌でした。9月28日の所をクリックして見比べて見て下さい。

 


ミドリヒョウモン ♂


上の雌の写真と比較のためミドリヒョウモンの雄の写真をお見せしましょう。今年と昨年の写真が混ざっていますが6月中によく見られる蝶です。

6月3日

 

 

6月6日

ウツギの花によく来ます。

 

 

 

 

6月9日

草原のアザミも好きです。

 

6月21日