今日の花
このハマユウの花はみかん畑の中でいつも人知れず咲いては枯れてゆきます。夕方畑の見回りに行って偶然見つけました。
夕方みかん畑の見回りをしていると生まれたばかりのきれいなウラナミシジミを見つけました。今年初のウラナミシジミです。普段ですとこの辺りでは8月の終わりころからたくさん見られるようになります。ウラナミシジミも旅する蝶で、九州の南部や四国・本州の太平洋岸の冬暖かい地方で越冬したものが春から繁殖を繰り返しながら日本列島を北上してきます。私の所瀬戸内海の島でも4月5月には見られませんつまり越冬していないということでしょう。6月7月に初めて見られれば早い方です。今日見つけたウラナミシジミは羽化したばかりのようですので一月ほど前にすでに親がここに来ていたということでしょう。ウラナミシジミの北上する様子を調査するために全国のウラナミシジミの初見日を調べている方がいらっしゃいます。旅する蝶と言ってもアサギマダラのように春北へ向かい秋に南へ帰るのではなく晩秋までどんどん北上して冬が来るとそこで死に絶えるのです。そして次の年も南から北上して行くことを繰り返します。小さなシジミチョウにしては強い飛翔力を持っているそうです。この蝶も不思議な生き方をするものですね。
初見のウラナミシジミ
センダングサで吸蜜するキタキチョウ
庭のミツバの種を食べていたキアゲハの幼虫
クロコノマチョウの幼虫
みんなかたまって暮らします。小さいうちはよく蜘蛛のとられます。大きくなると蜂に食われます。小鳥も食べるのではないかと思いますが見たことはありません。無事に蛹になるのはほんのわずかです。