曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

みかん畑からの眺め

2015年07月24日 | 日記

今日の花

キンカンの花がいま満開です。

キンカンは柑橘の仲間ですが少し変わっています。食用となる柑橘では最も小さい実の部類と言えます。でも、最も変わっているのは開花時期が他の柑橘類と異なることでしょうか。日本に現在ある柑橘類というのは数百種類あると思いますがその中で経済栽培されているものは数十種でしょう。経済栽培されている柑橘品種はほとんどが5月に花が咲き6月には実になっています。キンカンだけが7月になって開花するので他の柑橘類と自然交雑することはないのです。柑橘の中で一番小さなキンカンと一番大きな晩白柚とを交配したらどんな果実の柑橘が生まれるか興味のあるところですが自然のままでは交配はできないのです。またキンカンは長い間他の品種との交雑から守られてきたのです。

現在山本柑橘園で作っているキンカンはこの写真のぷちまるキンカンと長実キンカンの2種類です。このぷちまるキンカンは国の試験場で作られた品種で3倍体のため種ができません。キンカンは皮と果肉とを一緒に食べますので種が無いのはとても便利です。

満開のキンカンの木にはミツバチやマルハナバチがいっぱい来ていました。柑橘の蜂蜜は香りが良くてとても美味しいですね。

 

マルハナバチって体の割に羽が小さいですね。飛ぶときにはすごい速さで羽を動かしているのだと思います。飛翔の写真は1/1600秒で撮ったのですが翅は全く写っていません。

 


 梅雨明けの話は聞きませんでしたがいつのまにか夏になりました。みかん畑での仕事はとても暑いけれど青空と海を眺めていると気持ちの良いものです。毎日眺めている瀬戸の景色ですが刻一刻と変わって行く空や海の色を眺めていると全く同じ景色でも写真に撮りたくなるのです。今日は仕事の合間に海の景色を何枚も撮りました。夏らしい景色を皆様も眺めてください。

 


朝の景色

 

 

お昼で帰る途中空を見上げると太陽に虹の暈がかかっていました。

 

5時になってまた畑にやって来ました。夏の午後はシェスタです。

日が少し西に傾いていましたが青空は青く半月の白い月が天空にかかっていました。

 

長い一日も黄昏てきて帰宅の時間です。

平和な一日が終わろうとしています。

地球は容赦なく廻り私の所は夜になりつつありました。10時間後には日にちが変わりまた朝がやって来ます。