本日、心配された冬の天候も幸いに好天に恵まれ周防大島で初めての周防大島エコツァーか行われました。
上の案内パンフレットにあるように周防大島の海域に生息するニホンアワサンゴを午前中に現場で見学して午後は山の自然を観察するという1日コースのツァーです。わたしは山の方の自然の中で蝶を中心にした虫と植物をガイドする役で参加しました。ガイド役を頼まれた時すぐやりましょうと返事をしたのですが、裏には多少不純な気持がありました。つまりこのツァーに参加すると冬の海底のアワサンゴが見られるという魅力があったからです。この海域で私は以前夏に潜ってアワサンゴを見たことがあります。でも聞くところによると冬場の水温が低い時の方がきれいだとのことです。潜水道具など持っていないので私は冬に海底にもぐることはできません。もの好きな私はそれが観たくてガイドを引き受けたのです。期待に違わずきれいなアワサンゴの画像を見ることができて素敵な一日でした。
名所旧跡めぐりや景色を見て回る旅もそれはそれでいいものですが、このツァーのように普段目にすることのできない自然を解説付きで見学して自然について少し勉強してもらうようなツァーもあっても良いように思います。このツァーは環境庁の催しとして行われていますが、民間の旅行会社がやっても面白いものができるのではないでしょうか。ありきたりの旅行には飽きている人もいます。
すごく写真が多くなりました。2回に分けようかと思ったのですが今日一日の記事で終わりたいと思います。上から下へさらさらっとスクロールして御覧になってください。
周防大島エコツァーの一日
朝一番 出発式です。参加者15名でほぼ予定通りです。遠い所からの参加者には大阪から来られた方もいました。
バスで沖加室に向かいます。途中牛ヶ首の「シーボルト上陸の地」に寄りました。
沖家室の桟橋で船を待ちます。連絡船は小さいので一度に5人しか乗れません。
順番を待つ人たちは海岸への漂着ゴミのことを勉強しました。
一便の人たちを送った船が帰って来て2便の人たちが桟橋で待っています。
2便の人たちが出てゆきます。
沖家室大橋です
3便の私たちが乗った船が出てゆきます
沖家室大橋の下を通り抜けます。
ニホンアワサンゴの生息場所に着きました。サンゴの真上には大きい船が固定してありその船に乗り移って見学します。
先に渡った人たちが船の上に見えます
船べりに潜水する人の姿が見えます
カモメが様子を見に来ました
大島の陸地までの距離はわずかです。私が以前アワサンゴを見に来た時にはこの岩場から泳いできました。
潜水する人の準備が整い海底の撮影が始まりました。
ニホンアワサンゴを守る会の藤本さんが詳しく説明してくれます。
緑色で白い花びらの花のように見えるのがニホンアワサンゴです。写真ではぼけて見えますがモニターを直接見るともっときれいに見えます。
指さしている白い砂の所は海底から湧水のあるところだそうです
皆さん神妙に説明を聞いています
緑色にも濃い薄いがありました
海底の説明がこれで終わりました
この寒い時に私たちのために海に潜ってくださった先生です。専門は海藻の研究だそうです
初めに来た人たちが港へ帰って行きました
しばらくのあいだ私たちは待たなければならないので船の近くへ寄ってくるカモメ・アオサギなどを撮ってみました。
この岩はお気に入りの場所でしょう。白い糞がいっぱい付いています。
後半の人たちがやって来ました
これから2回目を潜ります。冬の潜水についていろいろ説明がありました
潜水器具をつけて準備です。
今回の潜水では海底とマイクで話ができるようになっています。テレビカメラと照明器具です。
ご苦労様、二度目の潜水です。
二度目の潜水が始まった所で私たちは港へ向かいました。後半の人たちは熱心にモニターを見ています。
みんな無事に港へ帰り午前中の見学が終わりました。
これから道の駅で昼食です。
午後の部では嵩山にバスで登りました。
山道を歩くと冬眠中のコクワガタが落ち葉の中から出てきました。探せばなかなか見つかりませんが全くの偶然です。
帯石観音の上にあるテング岩
嵩山頂上に着きました。ハンググライダーのランチャーがあります。広島方面が見えます。
山野草の会の方たちによる植物の説明です。
嵩山遊歩道をあるいて岩屋権現まで下ります。
テレビ局も取材に来ていました。
安下庄側の展望台です。四国の方が広く見渡せます。
30分くらいかかって岩屋権現に到着です。
岩屋権現ではみんなで餅を焼いて食べました。正月にここで餅を焼いて食べると一年無病息災だと言われています。
皆さんずいぶん歩いたのでお餅が美味しいと2個目に手を出す方もいらっしゃいました。
これで今日のエコツァーの全行程が終わりです。皆さん十分楽しむことができたでしょうか。ガイドの私は結構楽しかったです。参加者の一人がテレビのインタビューを受けていました。
今回はトライアルということでしたが、条件が整えば場所を変えながら定期的に行われるようになるそうです。四季折々の大島の自然を見に来ませんか。
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