柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

茂山千五郎家『YouTubeで会いましょう』

2021年02月26日 | 日々の出来事
私は茂山千五郎家の狂言が大好きなんだけど、YouTubeで配信してたのをつい最近まで知らなかった
(画像は千五郎家のHPより)


YouTubeそのものは随分前からされてたみたいだけど、昨年の緊急事態宣言より前、3/1からわりと頻繁に更新されてる模様。

今、初めからPart8まで観たけど、すごく面白い 狂言の衣装についての解説があったり、その他もろもろ裏話などもたくさん聞ける。
時には清水寺でお生まれになったお坊さん(若くて凄く感じの良い方だった)がzoomでゲスト出演されて、大変興味深いお話をなさったり、またある時は歌舞伎界から中村壱太郎さんが同じくzoomでゲスト出演されて、クイズに爆笑の答えを出して下さったり。
もちろん狂言も惜しげもなく様々な演目を披露して下さってる。

そしてその狂言も本来のものだけでなく、すんごくアドリブを利かせて今風な事を取り入れたのもやったり、リモートのご時世だからという事で、動きは現場で声はリモート組がアテレコしたり、リモートだけでやったりと、様々な工夫を凝らしている。

凄い。本当に凄い。

また、当主の千五郎さんも皆と一緒にノリノリでやってらっしゃって、観てる方が「え!?ここまでやっていいの?」と心配になるくらいだったり。でも、この自由闊達さが茂山千五郎家の良いところなんでしょうね。
Wikipediaによるとかつてはその自由さゆえに(新劇や歌舞伎に出演するなど積極的に他芸と交わっていったため)、能楽協会から退会勧告を受けたこともあったとの事。

茂山千五郎家の公演は、このYouTubeもそうだけど普段の公演についても、「伝統と革新」を強く感じる。それに皆さんの雰囲気もとてもいい。あと、茂山千五郎家の狂言のどこが好きってね、もう、立ってる姿見ただけで「くすっ」となっちゃうんですよ。他のところのは自分的にはそうでもないんだけど。ま、これは好みって事なんだろうけどね。
それにもちろん可笑しいだけじゃなくて、皆さん「びーん」と響く朗々とした声が、とても素敵なんでございます。「YouTubeで会いましょう」の最後の〆も、すごくカッコよくて好きです。

何にでも人それぞれ好みがあるし、狂言は言い回しが分かりにくい部分もあるけど、YouTube配信で私が笑っちゃったのを載せときまーす。

これの1時間13分くらいからのリモート狂言「柿山伏」。アドリブでちょっとむちゃぶりやってる~。
本来は、畑の柿を山伏に盗み食いされた畑主が、柿の梢に隠れた山伏をこらしめてやろうと、カラスやサルなどさまざまな動物の鳴きまねをさせるんだけど、このサルなどの部分に「チンアナゴ」とかむちゃくちゃなのを登場させて、おまけにその説明が可笑しすぎる 急に言われた方も目が泳いでるし(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=YmFAOFGa_gM

これも1時間16分くらいから始まる演目に、かなりなむちゃぶりがあって笑わせてもらったわ~。

https://www.youtube.com/watch?v=FeqQD-DGOrQ

これは2時間8分28秒あたりから、千五郎さんがノリノリ過ぎて、面白いけど逆に「え~!?これ千五郎さんだよね?ご当主がこんなん、大丈夫なん?」と思ったほど(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=zPRYN5WUleg

まだまだ観てない動画があるので、これから観させてもらいます
茂山千五郎家の皆さん、こんなに楽しい配信をして下さって、本当に本当にありがとうございます

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