柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

ダニエル・バレンボイム ベートーヴェン ピアノ・ソナタ演奏会

2021年06月07日 | コンサート・観劇など
「ダニエル・バレンボイム ベートーヴェン ピアノ・ソナタ演奏会」のため大阪のフェスティバルホールへ。



なんかピアノがバレンボイム氏仕様なんだよね。
開場前に着きホールにも早めに入ったので、チラリとピアノを拝ませてもらいました。
その後続々とホールに人が入り始め、やはり特別仕様のピアノ見たさに常時10人前後の人々が、とっかえひっかステージのそばまで来てました。
が、休憩中が激しかった。40人以上の人がステージの下まで押しかけ、もう「密」なんて関係ない状態。中には写真を撮る人も結構いたし。
スタッフが写真は撮らないでって言ってるのに、次から次へとスマホで撮影する人が、、、にしてもパンダの赤ちゃんでもいるのかというくらいの人だかり。これは1番前の席の人はたまらんだろうなぁと思ってたら、ついにスタッフが「前の席の方の迷惑になるので自席にお戻りください」と連呼し始めた。
にもかかわらず人は押し寄せ続け、写真撮る人も後を絶たず、、、、なんだかなぁ、、、

と、こういう事もありましたが、演奏中は皆さん真剣に聴かれてた模様。少なくとも私の周りは皆、微動だにしないくらいで聴かれてました。

私は頑張って3列目の氏の前あたりの席をゲットしてたんだけど、前の席の人が来なかったため視界も良好で最高でた。いや、もし前の席の人が来てたとしても、席の配置が前の席と半分ずれてされてるので、そんなに見えにくい事はないんだけどね。

初めて生で聴くバレンボイム氏の演奏。
ネットの動画で聴いて「なんて綺麗な音なんだろう」「なんて素敵な演奏なんだろう」と思ってたけど、やっぱり良かったー

とてもやさしい音色なんですね。ブロ友さんが書かれてた“真綿に包まれてホワホワしてるみたい”というのがぴったり。

最近ウチの庭にアゲハ蝶がよくやってくるんですが、31番の演奏で初めら辺、アゲハ蝶がヒラヒラ舞ってるみたい~、って思いながら聴いてました。
あと32番の最後の方は、まるで天の川とか満天の星がきらめいてるのを見てるみたいな気分だったわぁ。あー、星が、、、小さな星々があちこちでまたたいてる、、、またたいてる、、、あーー、きれい、、、、とうっとりしながら聴いてたら、静かに終わっちゃった。

全体的に優しい音なので、ずっと夢見心地で聴いてました。たまに危うくほんとに夢の世界に行きそうになるくらいに、やさしく軽やかな音色に終始うっとり 
でも、時に激しく切れ味するどく、もう80歳近いとか、そういうの忘れて聴いてました。

バレンボイム氏仕様のピアノの音はあまり響かない様に感じたんだけど、ホールの後方はどう聴こえてたんだろうか?それは気になるところです。

それはそうと演奏はもちろん良かったけど、バレンボイム氏が会場に向けてされる仕草がとっても素敵で、これは大ファンになるよね~。
1階の最前列にも中ほどにも、上の席の方にも、要するに会場全体のお客さんの、1人1人の顔をじっと確かめる様に見つめて拍手を受けられ、そしてお辞儀をされてました。しかもステージの端から端まで歩いて、まんべんなく同じ事やってらっしゃいました。

これは嬉しいよね~。私絶対に目が合いました!でも他にも同じこと言ってた人は居たけど(笑) そのくらいきちんと相手の目を見てお辞儀をされてました 
私の後ろの男性は、「ジェントルマンだ。しかも“なんちゃって”じゃない本物の」な~んて言ってましたね。

演奏も素晴らしかったし、お辞儀にもお人柄が出てる様で素敵 そして何より飛行機が苦手なのに、更に隔離生活しなきゃなのに、来て下さってありがとーーーっ という事で、私もいっぱいいっぱい拍手しました。

鳴り止まない拍手の中で、つい出たんだろうね、「ブラボーッ!」って。これにバレンボイム氏は唇に人差し指をあてて「シッ」って仕草で、会場の皆もクスッとなる場面があったり。
最後はあんまり拍手が鳴りやまないからか、ピアノの蓋を閉められて袖に帰られましたけど、はやく普通に「ブラボーッ!」って言えるコンサートが出来ますように。

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