柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

星型きゅうり

2021年07月06日 | その他食べ物
キュウリのぬか漬けなんだけど、形が星型。



子供が喜びそう。

個人的には、四角いスイカとかこのキュウリとか、無理やり型にはめて作るのは“ちょっと”と思うんだけど、これはキュウリ嫌いな子供が食べられるようになる手助けになるかもだね。
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大蔵流五家狂言会

2021年07月04日 | コンサート・観劇など
今日は『大蔵流五家狂言会』のため京都市の金剛能楽堂へ。
京都駅から地下鉄を利用すると超便利だった。









なんと役者の方がお出迎え
中にはチラシを手に、この役者と一緒に写真を撮ってもらってる方もいて(お客さんが途切れた時にね)、始まる前からすごく楽しまれてた いーなー、私も一緒に撮ってもらいたい。でも言う勇気がなかった(^^;)



庭で鯉が泳いでたり、雰囲気がいい。



お茶のサービスも。これはありがたい。


私は今年あたりから狂言にはまりつつあって、図書館で本やDVDを借りまくった。
その中で「へー」だったのが、狂言をする人の職業は「狂言師」じゃないって事。正式名称は大蔵流の場合だと、「能楽師大蔵流狂言方」となる。野村萬斎さんだと和泉流だから、能楽師和泉流狂言方って事だね(ただ記事では便宜上、狂言師と書かせていただきます)
なぜこのような肩書かというと、もともと狂言は能の一部だったから。能をやる中で、途中に狂言があるというのが当初からの形。それを茂山千五郎家のご先祖様が、狂言だけを独立させて公演するようになって、現在はそういうやり方も普通になってるんですけどね。

狂言にも華道みたいに流派があるんだけど、今回の公演はチラシにもあるように、大蔵流の方々が集まっての公演。
普段は主に関東方面で活躍されてる方々もお目見えする。これはめったにない機会。
この公演は1年に1回、関東と関西で順番に開催されている。なので来年は東京?となるのかな。

私は茂山千五郎家の狂言が大好きなので、今回他家の方の演技はどうなんだろうと興味深々、と同時に面白くなかったら、、、とちょっぴり心配も。でも、それは杞憂に終わったわ。
どれもすっっっごく面白かった&役者の皆さんカッコよかったーーーーっ

狂言ってホント凄くて、時々飛び跳ねたりするんだけど、着地が全く“ドスン”って感じにならないんだよね。バレリーナがジャンプして着地する時みたいに、猫のそれみたいに、軽くてしなやかに体重を感じさせない着地 
あの装束を着て、時には着ぐるみみたいなのを着て、たまには面を付けて視界の悪い中をですよ。マジ凄い。

そして声がね、もー最高なの。

皆さんビシーーッとよく通る声でね、もーーう、聞いててシビレるわ めちゃくちゃかっこいいっ 歌もかっこいいっっ もう最高っっ
1人で歌うのもかっこいいけど、何人かで歌うのがまた、きゃ~~~っ、惚れるわ

最期の「菓争(このみあらそい)」は、登場“人物”ならぬ“果実の精”などが多いので、今回みたいに大勢の狂言師が集まらないと出来ない。なのでなかなか観る機会がないので、このたびはホントに貴重な機会だった。
これも大変面白かった

もうね、とにかくめちゃくちゃ堪能いたしましたよ

客席はグループごとに1席空けるSD仕様。なのでゆったりだし安心。
席も一番前が取れて、かぶりつきで観させていただけて、最高以外の何物でもない。舞台全体を観るなら、別に後ろの席でもいいんだろうけど、年齢とともに見えにくくなってきてる身としては、やっぱり前の方がありがたい。

それから、今まで何度か狂言は観た事あるけど、今回のように能楽堂で観たのは初めて。岡山も後楽園に能舞台はあるけど半屋外で、こことは雰囲気が違うし。
どこで観ても面白いけど、ちゃんとした能舞台で観ると何というか、ミシュランの1つ星や2つ星から3つ星に昇格した感じ。
最高に楽しめた。



来られてるお客さんも、要所要所でクスッと楽しまれたり、休憩中も作り話の演目に対して、まじになって熱く語ってたりと、客席の雰囲気が良かったのも楽しさ倍増の要素だった。
役者の方は狂言だけじゃなくて、アナウンスでも楽しませてくれたし。

これはやみつきになるなぁ。
さっそく今月17日に大阪の別の能楽堂で観る予定なので、今からめちゃくちゃ楽しみにしてる
今度は柱がじゃまにならないかなぁという席なので、そこからの観え方にも注目なのだ。

電車の遅れや大雨などありませんように。
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辻井伸行 プレミアム・リサイタル2021 ≪ショパン:エチュード≫

2021年07月02日 | コンサート・観劇など
今日は『辻井伸行 プレミアム・リサイタル2021 ≪ショパン:エチュード≫』のため大阪のいずみホールへ。





辻井さんの演奏を生で聴くのは久しぶり。
前から2列目の辻井さんの真ん前、前の席の方がそんなに座高が高くない方で良かった。
めっちゃ良く見えた

登場してお辞儀した辻井さんは、とっても嬉しそうな笑顔を見せてくれた。そして演奏中も、途中のお辞儀のたびに最後にちょっと上を向いて「やったぞ」って感じの極上の笑顔
なんかその笑顔を見るだけで、こっちまで幸せな気分になってしまう。

演奏は、最初の1音を聞いた途端に「うわ~、深い音」とのっけからグッと心を掴まれた。
約半分は聴いた事ない曲だったけど、総じてめっちゃダイナミックだった。

強めの音の時は腰を浮かせぎみで、まさに渾身。
すっごい迫力
リストが激しい演奏でピアノを壊したって、こんな感じ?って思ったくらい。
でももちろん弱い音は、それはそれは優しく温かい、語りかけるような音
エチュード作品10は、CDで辻井さんの演奏を良く聴いてるけど、例えばOp.10-1 pf.だったら左手がより力強かった。ちなみに右手は音が鍵盤の上で踊ってるような舞ってるような感じだったなー。

とにかく全体的にダイナミック力強さが増し増しだった。
あと調律の関係なのか辻井さんの変化なのか、全体的にちょっぴり哀愁を感じる音色に聴こえたなぁ。
キラキラ感は抑え気味で、バレンボイム氏のように蝶が舞ってるかのごとくに、軽やかでエレガントだったなー。

でもほんと、よくあんなに指が動くよね。
それだけじゃなく1つ1つの音がはっきりくっきりしてるし力強いし均一だし、力強いのにカドがなくて耳障りがいいし、いったい指の筋肉どうなってるんだろう。

私は最初からアドレナリン出まくりで、心臓の鼓動が早くなって、ドキドキが止まらなかった。
静かめの曲の時はしっとりと聴いたけど、激しい曲の時は気持ちの高揚もマックスになって、終わったあとは「ひゃーっ、ブラボーッ!」「きゃーっ!ブラボーッ!」「ブラビッシモッ!」と心の中で叫んでましたよっ。

プログラムの最後の曲が終わったあと、私の近くの席の方は思わず小さい声で「うわあっ!」って叫んでたけど、分かるわー。私も心の中で「うわあっ!」だったよ。

アンコールも2回も弾いてくれて最高ー
(2曲目は分かんなかったからブロ友さん(kohさん)の記事から拝借させていただきました。)
<アンコール>
シューマン:トロイメライ
モシュコフスキー:火花
ゆったりな曲のあとに超忙しい曲と、アンコールもバラエティに富んでて、ありがとうです。

19時開演で20分の休憩をはさんで、プログラムの終演は20時40分。アンコールを入れて20時50分終了。
でも私にとってはアンコールなしの段階で、もうたっぷり2時間聴いたような、そんな濃い演奏だった。
フジコ・ヘミングさんの魂のカンパネラじゃないけど、魂のショパンだったよ。

やっぱり辻井さんの演奏は刺激的でいい。うっとりやドキドキが存分に味わえる。
(チケットの値段、コロナ禍が終わっても高いままなんだろうか?それでも行くだろうけど。。。)
辻井さーーーん!素晴らしいひと時を有難うっ
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