今年5月に京都市上京区を歩いていたときにみつけたポスターです。
「火危ふし」
『源氏物語』<夕顔>巻にこの言葉は登場します。
夕顔が物の怪に襲われた場面でのことです。
弓弦いとつきづきしくうち鳴らして、「火あやふし」と言ふ言う
(弓の弦をまことに手馴れた様子に打ち鳴らして、「火の用心」と言いながら)
弓の弦を鳴らす儀式を「鳴弦(めいげん)」といいます。
弓に矢をつがえずに弦を引き音を鳴らす事により邪気を祓う儀礼です。
しかし、時はすでに遅く・・・
夕顔は死に絶えてしまうのでした。
話をポスターに戻すと、ポスターの絵はおそらく『源氏物語』<幻>巻において、光源氏が文を燃やす場面ですね。
光源氏にとって気心の知れた女房たちに数々の文を焼かせています。
『源氏物語』の中で火で燃やすという行為がある場面と「火危ふし」という言葉を組み合わせたポスター。
京都ならではの工夫が感じられます。
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夕顔は死に絶えてしまうのでした。
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