フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m 
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y

加太の海

2014-06-19 | 日記






普段海に接していないので、
こうして海の中が見えるのは
楽しい。小さな魚の群れが
すいすいと泳ぎ、
漁船の上には餌を待っているサギ。
海は豊饒な生き物の世界だ。
               Y
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浮遊

2014-06-19 | 日記







上から、河豚 魚の屍骸 水母です。
思いがけなく澄んだ
深い群青の透明感のある海でした。
ゆったりと泳ぐ河豚?!は
海の藍色の中に染まっていきます。
そのままの形を保って
白い魚の残骸が浮かんでいます。
どろどろとしたものは皆・・
海が吸収してしまって
命が透明な時間に変わっていきます。
ここにあってここにはない
「無」そのもののようです。
海の中では埋葬はないのだろうね。
青い吐息を吸ったり吐いたり
水母は花飾りのようです。
           m


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友ヶ島 3

2014-06-18 | 日記




私たち一行も含めてだが、
この島にこれほど多くの観光客が渡っていることに
驚いた。桟橋には降りる人とこれから乗り込む人で
長い列が出来ていた。
釣や磯遊びで来る人も多いのだろうが、
私たちのように山中の戦争遺跡を巡っている
人たちも多かった。
今の人にこの遺跡がどのように映っているのか、
非常に気になった。
                Y
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2014-06-18 | 日記







友ヶ島に自生する沢山の木の根が
面白く様々な形を造っていました。
淡島神社に祀られていた
夥しい人形とどこか呼応していて
白骨化した手の指先に見えたり
軟体動物の絡み合った足のようだったり・・
自分自身を締め付けているような
不思議な苦しさの中にある松の根の存在感だったり・・
(この松はtaさんに教えてもらいました。)
Yも私もこれには気づきませんでした。
流石taさんです。
想像を掻き立てられるものでした。
         m

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海岸通り

2014-06-17 | 日記







淡島神社付近の海岸通りを
「くらげがいる」というAさんの
案内で皆で行ってみました。
湾へ行くまでにサギに餌を
やっている人に出くわしたり
なにやら街灯の歪んだ影に
呼び止められたりして・・
あちらこちらと引っかかりながら
歩いていきました。
長い時間の中でじっくりと
語りかけてくるものもあるけれども、
一瞬の時のなかで
その時間を謳歌しているようなものも
なぜか一生懸命で・・
とても気になっています。
           m




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友ヶ島 2

2014-06-16 | 日記






友ヶ島は岩と樹木の島だった。
現在は人も住んでおらず、
夏場は海水浴や釣りの人のための
簡易宿舎や海の家のような施設も
営業しているようだが、
生活のための施設はあまり見当たらない。
人は住んでいなくても、樹木は
旺盛に生きていた。ほとんどが
常緑の広葉樹で、ここが温暖な
気候であることがわかる。
t.aさんに倣って、少し岩場や
樹根なども撮ってみた。
              Y
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2014-06-16 | 日記







友ヶ島には、松の他にも
年数を重ねて・・海風に晒されて・・
曲がりくねって・・いろいろなものを
想像させてくれる木々がありました。
複雑な成長を遂げている木々に対し
松は、海辺近くにあって
割と素直に、その分しっかりと
根を張っているようにみえました。
             m


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友ヶ島

2014-06-14 | 日記









太平洋戦争の砲台跡地を巡りました。
海軍の聴音所跡地は亡霊でも出そうです。
壁の染みと暗がりの中へ差し込む
あまりに明るい光とで
気持ちがクラクラとしました。
敵潜水艦のスクリュー音を遥か彼方に捉えるための
あまりに侘しいお粗末な施設・・
それでも必死の狂気の形相が見えるようです。
いけませんねぇ・・
誰かの溜息がタバコの煙に乗って
微かに流れていきました。
           m


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友ヶ島

2014-06-13 | 日記






友ヶ島はあちこちに砲台跡などの
軍事施設の遺跡が残っていた。
ここはかつては重要な軍事拠点だったのだ。
その堅固で美意識すら感じられる
建造物に接すると、
戦争が現実であった時代の本気度
というか、狂気の入り混じった切迫感を
思わずにはいられなかった。
しかし、それから70年、
島は観光地となり、それらの建造物に
平気で自分の名を刻む者もいる。
戦争ははるか昔のことになったのだ。
一方で、憲法の解釈を変えて、
日本を戦争のできる国にしようとする
政府のゴリ押し。
また「戦争」が身近なものになってしまうことは
絶対に認めてはならない。
                  Y
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加太の路地

2014-06-11 | 日記








淡島神社の前から集落の中に延びる路地。
更にその路地から櫛の目のように奥につながる
狭い通り。
どこの漁村にも見られるような日常がここにも
あった。取り立てたものは何もないが、
人の営みとともにたどってきた町の時間が
感じられた。
一方、淡島神社は思っていたより小さかったが、
皆さんが書いているように、どこの神社にもない
異様さがあった。各地から流れてきた(もちろん
人が様々な理由で置けなくなったものをここに
運んできたのだが)人形や置物が、
こんな風に集積し、並べられていると
人の情念がそこに乗り移ったまま、
雨風にさらされているようで、ちょっと
息苦しくなった。
この神社と、この漁村との関係、
なぜこんなところにこんな特別な神社が
存在するのか、それを今になって知りたくなった。
                 Y
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