金沢の観光スポット体験レポート その433(No.668)
◇寺町寺院巡り3 大円寺(だいえんじ)②
まいどさん16期生「よるまっし16会」の勉強会で寺町寺院巡
り1回目を開催した。
心岩住職は画技に精進し、荒廃した大円寺の再興資金のため仏画
など多く描き、その作品は市内に多く残っている。紙本着色心岩
自画像は金沢市有形文化財に指定され、筆線が流暢で彩色も淡雅
で、画面を整えている。
本堂横の2階には什物堂があり、多くの作品などが展示されてい
る。
■写真は本堂横2階の什物堂
■写真は心岩(しんがん)自画像
■写真は金沢市文化財指定書
○心岩上人の経歴
加賀藩士、加波平右衛門の長男として生まれる。年(1672)26
歳の時に金沢にて出家し僧侶となる。その後、下総の大厳寺や江
戸の伝通寺で学ぶ。貞享2年(1685)に大円寺の第三世となる。
その後、江戸増上寺の心光院の住持し、元禄17年(1704)に幕
府の命を受け慧照院を建てる。晩年は江戸と金沢を往来し、各地
に多くの仏画、美術品を残した。
住所:金沢市寺町5丁目3-3
■写真は心岩作品
■写真は本堂山号額
■写真は本堂、仏殿
■写真は庭
(大円寺 完)