植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

前田利常公の足跡を訪ねて ②仙叟屋敷 玄庵―1

2017-02-15 04:58:07 | 日記


小松市の観光スポットレポート(No.948)

◇前田利常公の足跡を訪ねて ②仙叟屋敷 玄庵―1

2)芦城公園 仙叟屋敷 玄庵―1

この茶室は、茶道裏千家15代鵬雲斎千宗室(ほううんさいせんそうしつ)家元が千家4代仙叟宗室居士300年還忌を記念して先祖の供養のため、平成9年(1997)年4月21日に小松市へ寄贈された。

京都の北山杉を用いた木造瓦葺平屋建数寄屋造りで、家元が自らが「仙叟好み」の趣を現代風に設計しました。

茶庭は、9つの景石を配して仏教の「九山八海」を表し、野点もできるよう工夫がなされています。

■写真は仙叟屋敷門





■写真は座敷で係員の説明を聞く



□千仙叟宗室

裏千家初代・仙叟宗室は慶応4年(1651)に、加賀藩元三代藩主・前田利常公に茶堂として仕え、城中三の丸に屋敷を賜り名を玄室から宗室に改めた。

そして、利家公が万治元年(1658)亡くなるまで、小松に在って利家公の文治政策を助け、家臣はもとより町人に至るまで、広く茶の湯を指導して加賀藩の茶道発展の礎を築いた。

玄庵には、裏千家宗家の無色軒にある釘箱棚が写されている。また、路地にある蹲踞の手水鉢は、小松城内で使われていたと言われている。



■写真は座敷の床の間



■写真は座敷の障子紙の貼り方



■写真は控えの間



■写真は座敷欄間

(つづく)