金沢の観光スポット体験レポート その11(No.91)
金沢城の石垣巡り。(No.8)城外周ルート
11)玉泉院丸南西の石垣
玉泉院丸の南西に張りだしたこの石垣は、大き
くはらみ出して不安定な状態のため、平成18、19
年に解体・積み直しによる保存修理を行った。
・創建:元和~寛永(1615~1644)頃
・現状:平成18~19年保存修理
12)玉泉院丸鼠多門周辺の石垣
この付近は玉泉院丸と金谷出丸(現在の尾山神
社)を結ぶ 木橋が架けられていた場所で、河原石
を積んで保護し堀の土手の一段くぼんだ箇所が木
橋のたもとで、そこに橋脚が立っていた。
石垣は土手の上部に石垣を巡らす「鉢巻き石垣」
となっており、鼠多門の通路部分は明治期に積み
たされている。
・創建:元和~寛永(1615~1644)頃
・改修:明治10年(1877)木橋取り壊し
明治17年(1884)鼠多門焼失
・現状:江戸期に状態を残す
13)玉泉院丸鼠多門続櫓台石垣
玉泉院丸の北西隅に位置する櫓台石垣で、絵図
では堀底から高さ五間三尺五寸(約10m)と記さ
れている。
文化7年(1810)の修築を担当した石垣技術者の
後藤小十郎による指図が残っており、石垣勾配の
設計法をを知ることができる石垣です。比較的丸
みのある石を多用することから「鶴目積」の石垣
とも呼ばれた。
・創建:元和~寛永(1615~1644)頃
・現状:文化7年(1810)修築時の姿を残す
参考資料:
ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より