新治 にいはり が、なぜつくばと並んで由緒ある地名なのか。
それは、日本最古の歴史書である『古事記』にその名が見えるから。
しかも、誰もが知っている伝説上の人物、日本武尊が登場する場面で、です。
大和から今の関東地方を支配するために父、景行天皇から派遣された日本武尊。
甲斐の酒折宮(さかおりのみや、甲府市酒折付近か)で、夜を越すことにした日本武尊が、
にいばり つくばを過ぎて 幾夜か寝つる
新治や筑波を通り過ぎてから幾夜寝たのだろうか
と詠ったところ、御火焼翁(みひたきのおきな)という、いわば火の番をしていた老人が、
かがなべて 夜には九夜 日には十日を
日数を重ねて、夜は九つの夜、昼だと十日です
と返したと言います。
※このため、酒折では連歌発祥の地とされているようです。
4ー7ー7に対して、5ー7ー7で返しているので、現在の連歌とは少し形式を異にしていますが、一般的にはこれが連歌の起源とされ、そのこともあって、連歌は“筑波の道”とも呼ばれます。
というわけで、『新治』は古くからあり、しかも重要な地名なのです。
遺跡近くの国道50号沿いにある石碑
それが、今ではJR水戸線の新治駅にしか残っていないのは、歴史を研究している者としては、少し寂しいですね。
それは、日本最古の歴史書である『古事記』にその名が見えるから。
しかも、誰もが知っている伝説上の人物、日本武尊が登場する場面で、です。
大和から今の関東地方を支配するために父、景行天皇から派遣された日本武尊。
甲斐の酒折宮(さかおりのみや、甲府市酒折付近か)で、夜を越すことにした日本武尊が、
にいばり つくばを過ぎて 幾夜か寝つる
新治や筑波を通り過ぎてから幾夜寝たのだろうか
と詠ったところ、御火焼翁(みひたきのおきな)という、いわば火の番をしていた老人が、
かがなべて 夜には九夜 日には十日を
日数を重ねて、夜は九つの夜、昼だと十日です
と返したと言います。
※このため、酒折では連歌発祥の地とされているようです。
4ー7ー7に対して、5ー7ー7で返しているので、現在の連歌とは少し形式を異にしていますが、一般的にはこれが連歌の起源とされ、そのこともあって、連歌は“筑波の道”とも呼ばれます。
というわけで、『新治』は古くからあり、しかも重要な地名なのです。
遺跡近くの国道50号沿いにある石碑
それが、今ではJR水戸線の新治駅にしか残っていないのは、歴史を研究している者としては、少し寂しいですね。
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