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半シーズンで3立方mの薪 / 薪のある暮らしは蓄熱型暖房の時代へ?




新聞を読まなくなって何年経つのだろう?

朝刊の配達はしてもらっているが、前にも書いた通り梱包材としての需要があるからで、
毎年10月から3月一杯までの半年間限定だ。


届けられた朝刊のチラシには目を通しても、記事は一行たりとも読むことはない。
知ってる事しか書いてないどころか嘘ばかりなのでね。

ならばいっそのこと作り話だと割り切って、隅から隅まで目を通せば、
2時間くらいはヒマ潰しの読み物になる?

いやいや、小説のように未体験ゾーンがある訳じゃなし、
想像力が掻き立てられることも無く、やっぱヒマ潰しにもならないと言うか眠くなりそ(笑)


新聞の発行部数が激減しているらしいが、そんなの当たり前で、
都合の悪いことには殆ど触れないし、新聞がジャーナリズムだなんて聞いて呆れるわ。






明日は大寒で寒波もやってくるようだし、いよいよ冬の大底なんだが、
これまでに、薪がどれだけ灰になったのか数えてみた。

今シーズンは自室のグランデノーブルと、リビングに炬燵を出さないことに決めたので、
朝からアンビションも同時に火を入れる2台体制とした。

そして、夕方からアンコールを焚付けるのが基本的なパターンだった。


グランデノーブルを毎朝5時に焚き付ければ、
そのあとの追加薪は、3回もすれば布団に入る9時まで暖かく過ごせる。

平日のアンビションは朝だけなので、追加薪は1~2回で済むが週末になると薪を食う。
それでも、午前中だけ焚いてやれば夕方まで寒くはない。


そして、肌寒くなった頃に引き継ぐアンコールは、室温のスタートが20℃前後なので、
ガンガン焚き続ける必要がなく、追加薪は2~3回でお終いだ。


こんな薪ストーブの焚き方で、薪棚から消えた薪の量はというと、
11月から大寒までで約3立方mだった。

細かいことを言えば、焚付時の台座になる半端物もあるので少し増える。


冬の折り返し地点で3立方mと言うことは、
閑居での暮らしでは、1シーズン当たり6立方mあれば足りることになる。

この量はなんと、旧宅時代の12立方mの半分でしかない。

もちろん、条件が違うので単純比較はできないが、
薪の消費が大きく減った一番の要因は、住宅性能の差によるものなのは明らかだろう。


今よりも狭いLDKでデファイアントを焚いていたのに、
氷点下の朝に起きると、室温が10℃以上下がってしまうのが常だった。

今思うと、重量鉄骨造のヒートブリッジ現象で寒い家だったのだ。






高気密高断熱の家が多くなって、薪ストーブ事情も大きく変化した。

鋳鉄製の大型な薪ストーブの需要は、新築住宅ではもうお呼びがかからなくなってる。
ノルンのような低出力の鋼板製でも十分あたたかく過ごせるからね。


そしてこれからは、薪をガンガン焚いて暖を取るスタイルから、
メイソンリヒーターのような、蓄熱型暖房の時代へと移り変わって行くのだと思う。

ただし、「薪のある暮らし」と言う括りの中での話ね


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