観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ミサゴ日和

2017-02-14 17:44:52 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時06分 潮位228cm
今日の干潮時間14時01分 潮位 56cm

 

本日は雲の多い時間もありましたが晴れて、風は若干冷たかったものの、稲永公園を散策したり、野鳥観察にみえる方が絶え間なく訪れていました。

午前中は名古屋市港区内の小学校の団体が、午後は長野県の団体が、

名古屋市野鳥観察館と隣の稲永ビジターセンターへ来館し、野鳥観察や藤前干潟の学習を熱心にしていました。

 

今日は、潮が良く引き、野鳥観察館前の庄内川の中ほどの干潟が干出しているのを久しぶりに見ることができました。

この周辺の水深の浅い場所に魚がたくさんいたようで、今日は3羽ほどのミサゴが代わる代わる水面にダイブして狩りをしている姿を

野鳥観察館内から間近で頻繁に見ることができ、小学生にも、長野県から来た来館者の方々にもとても喜んでもらえました。

 

観察館2階のガラス越しから見えた悠々と飛翔するミサゴ。

ホバリング(停止飛翔)しながらじっと水面を見て、飛び込む瞬間を探ります。

その後、翼を少し畳んだような恰好で頭から降下。

最後は水に脚から飛び来み、魚を捕まえます。身体ごと水に飛び込むので、飛び込んだ後、飛び立つのは大変そうに見えます。

若い個体なのか、度々、狩りに失敗していることもありましたが、魚を捕まえる場面も数回観察できました。

 

濡れた身体を震わせて、水を落とす様子も見られました。

そして、捕まえた魚(今回は片脚で持てるほど小さな獲物だったようですが)を、食べる場所まで運んでいきました。

 

藤前干潟には多数のミサゴが飛来するのですが、

現在はミサゴがいる場所までは少し遠くて、良い写真を撮るのはなかなか難しい状況です。

観察館内からこんなに近くでミサゴが何回もダイブする姿を見られるのは珍しいことで、スタッフも来館者の方と一緒に興奮してしまいました。

明日は野鳥観察館は休館日ですが、明日も潮がよく引き、野鳥観察館前の川の水深も浅くなるはずなので、この光景が見られるかもしれません。

 

なお、多数のシギ・チドリも観察でき、

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ66、ダイゼン75、ハマシギ537、ダイシャクシギ3 でした。

 

※明日(15日(水))は第三水曜日のため休館日です。
明日の満潮時間 8時31分 潮位220cm
明日の干潮時間14時31分 潮位 59cm

16日(木)の満潮時間 8時57分 潮位211cm
16日(木)の干潮時間15時03分 潮位 63cm

 

コメント
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