観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

大漁

2017-02-16 22:59:11 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時57分 潮位211cm
今日の干潮時間15時03分 潮位 63cm

 

今日は快晴で風が全くなく、上着なしで外に出ても暖かく、近づく春を感じる日でした。

今日は午前中から様々な野鳥が、野鳥観察館前の川で魚を捉えている姿を

ほぼ途切れることなく見ることができました。

 

まずはカンムリカイツブリ。顎が外れそうなほどの大きさのイナ(ボラの若魚)を苦戦しながらものんでいました。

 

干潟が出始めて川の水深が浅くなると、カワウの群れが追い込み漁を始めました。 

食べ放題という勢いで多くのカワウが次々と魚を捉えていました。こちらもイナを食べていたようです。

 

そして今日も数羽のミサゴが何度も狩りをする姿を間近で観察できました。

 

このときの狩りは失敗だったようです。

 

今日はトビが水面を泳ぐ魚を足で捕まえる瞬間も野鳥観察館から観察できました。 

ミサゴのダイブ、カワウのダイナミックな追い込み漁などが目の前で次々と繰り広げられ、

さながら干潟という場所を舞台にした野鳥のショーを見ているかのようでした。

こんな日は珍しいですが、このような光景が見られるのも干潟という場所があってこそ。

生きものが豊かな干潟の魅力を改めて感じました。

 

ここ数日はミサゴやなど魚を捕る鳥ばかりに目が行きがちでしたが、今日の最後はコアオアシシギです。

今日も護岸近くで餌を探しているのを観察できました。相変わらず一羽でたくましく冬を越そうとしているようです。

 

 

なお、ハマシギ、ダイゼンの飛来数は先週より少し減っているようです。

 

明日の満潮時間 9時24分 潮位201cm
明日の干潮時間15時41分 潮位 70cm

コメント
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