観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日は世界湿地の日

2018-02-02 18:59:34 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時33分 潮位244cm
今日の干潮時間13時22分 潮位 64cm

 

今日は穏やかな日で、着込んで外を歩いていたら、汗をかくほどでした。

庄内川河口は、今日もお昼頃に大きな干潟が干出しました。

庄内川河口の中ほどに現れた干潟の周りには多くのオナガガモが集まって、採餌をしていました。

そして、今日の藤前干潟では、ミコアイサ(オス1羽、メス3羽)や、ヨシガモ(オス1羽)なども観察できたと藤前干潟鳥獣保護区の巡視をしていた鳥獣保護区管理員さんに教えてもらいました。

とっても遠くにでしたが、観察できたミコアイサのペア↓。(写真はFさんに提供いただきました。) 

 

一方で、昨日は1,000羽近く飛来したハマシギは、今日は30羽しか確認できず、今日はシギ・チドリの飛来数がとても少なかったです。

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ79、ダイゼン3、ハマシギ30、イソシギ1 でした。

暖かくなったことが影響しているのでしょうか。 

 

そして、日曜日(28日)に野鳥観察館近くの松の木にミサゴがとまっているのを観察できたとご報告しましたが、 今日もまた松の木にとまるミサゴを観察できました。

日曜日に観察した個体とは違う個体のようです。 

(↑の写真は地元のHさんに提供いただきました。)

一度、カラスに追われてこの場所から飛び立ちましたが、すぐに同じ場所に戻ってきていました。

 

そして、最後に・・・。

日記のタイトルにあるように、今日、2月2日は「世界湿地の日」です。

藤前干潟も登録されている湿地の保全に関する国際条約である「ラムサール条約」が

1971年の2月2日にイランのラムサールという都市で採択されたことを記念して定められたものです。

毎年の「世界湿地の日」にはテーマがあり、昨年のテーマは「湿地と防災・減災」でしたが、

今年のテーマは「都市の湿地を守ろう~持続可能な未来のために~」だそうです。

(↑ラムサール条約事務局ホームページより)

都市と湿地は、かけ離れた存在のように思えますが、都市のすぐそばにある湿地は案外と多いようです。

藤前干潟も名古屋という大都市のそばにあり、周りは港や工場、高速道路などの人工物に囲まれていて、都市の湿地と言っても良いのではないかと思います。

都市の湿地は、人の生活の影響を受けやすい一方、多くの人が生きものや自然にふれあえる重要な場所でもあると思います。 

 

明日の満潮時間 8時08分 潮位239cm
明日の干潮時間13時58分 潮位 61cm

コメント
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