観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明日は渡り鳥調査隊

2018-02-16 21:11:48 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間12時34分 潮位 65cm
今日の満潮時間18時51分 潮位215cm

 

早速ですが、明日(17日(土))は2月の渡り鳥調査隊を実施します。

当日参加も受付けますので、ぜひご参加ください。

なお、ここ数日は暖かい日が続いていますが、明日は風が吹き、寒くなりそうです。

防寒対策をしっかりしてお越しください。

【2月の藤前干潟の渡り鳥調査隊】

 日時:2月17日(土)10:00~12:00
 場所:名古屋市野鳥観察館
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料
 持ち物:帽子、水筒、防寒着、双眼鏡(お持ちであれば) 
 申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
 ※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

今日は、薄曇りでしたが、風もなく、暖かくなりました。

港区内の小学生約120名が野鳥観察館と稲永ビジターセンターに来館し、藤前干潟の歴史や生きものの学習をじっくり熱心にしていました。

今日は潮も良く、庄内川河口に大きく広がった干潟を小学生たちに見てもらえたのも嬉しいことでした。

多くの小学生たちがおもしろいと言って見ていたのは、干潟の周りで逆立ちしながら餌を食べていたオナガガモの群れ↓。一斉に頭を水の中に突っ込みお尻を上げている姿は、まるでシンクロナイズドスイミングをしているかのようです。お腹が白色なのでペンギンがいるように見える、と言っていた子もいました。

ちなみにこちらは↓、オナガガモと同じように逆立ちして餌を探していたヒドリガモのペア(左がオス、右がメス)。一見、オナガガモに見えましたが、オスの尾の長さがオナガガモはもっと長いです。

今日も野鳥観察館前では、オカヨシガモも観察できました(左がオス、右がメス)。オカヨシガモも逆立ちして餌をとっていたため、頭が水に濡れてボサボサです。

護岸近くには浅瀬に来る魚を狙ってコサギもやってきていました。飾り羽がゴージャスになってきています。 

セグロカモメも護岸近くで観察できました。(セグロカモメの写真は地元のHさんに提供いただきました。)

また、小学生たちが喜んで見ていたミサゴも野鳥観察館正面に飛来していました。このときは同じ流木に2羽が。他の流木では、捕まえてきた魚を食べている様子も観察できました。また、↓の流木の左に写るダイシャクシギを望遠鏡でみつけてくれた小学生もいました。

 

野鳥観察館に最も近い場所にあるヨシ原には、今日はオオジュリンを観察できたと来館者の方に教えてもらいました。ヨシ原の奥の方にいて全身を見ることができないことが多いですが、今日はヨシの上の方まで上ってきていたとのことです。(オオジュリンの写真は地元のHさんに提供いただきました。)

 

この他、稲永公園では、モズやムクドリなどをじっくり観察できました。

何かをじっと狙っているモズ↓。(モズの写真は地元のHさんに提供いただきました。)

10羽ほどの群れで、芝生の上を歩き、餌を探していたムクドリ↓。

今日の稲永公園では、キジバト、モズ、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、アオジ、スズメ、ハクセキレイ、オオジュリン などを観察できました。

 

また、気になるシギ・チドリですが、残念ながら今日も飛来数は伸びませんでした(今日観察できたシギ・チドリ:シロチドリ40、ハマシギ15、ダイシャクシギ5)。

寒くなる明日はもう少したくさんのシギ・チドリを観察できると良いと願っています。

 

 

明日の満潮時間 7時17分 潮位226cm、18時51分 潮位224cm
明日の干潮時間13時05分 潮位 58cm

コメント
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