観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日もハマシギ日和

2018-11-01 18:53:24 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 5時28分 潮位 77cm
今日の満潮時間12時33分 潮位201cm

 

今日は青空が広がりましたが、朝は今年一番の冷え込みだったそうです。

また、日中も風が強くて寒い日となりました。

しかし、今日の午前中は港区にある保育園の園児さん(約30名)の来館があり、野鳥観察館で野鳥観察をした後、稲永公園でお弁当を食べて、遊具で元気に遊んで帰っていきました。

小学生1~2年生くらいまでのお子さんだと、望遠鏡で野鳥を見るということが難しいことが多いのですが(片目でまっすぐ望遠鏡のレンズを見ることが難しいようです)、今日来てくれた園児のみなさんは上手に望遠鏡を見ることができ、ミサゴやダイサギ、カモの仲間、さらにはたくさんいたハマシギなどを観察していました。

特にミサゴについてはよく観察でき、ちょうど野鳥観察館の正面の干潟に6羽のミサゴが近距離に集まっている様子(↓)を見て、「ミサゴがお話しているよ」と教えてくれた子もいました。

今日は護岸近くでヒドリガモのオス(左端)とオナガガモを見ることができました。換羽が進み、繁殖羽になってきたカモもちらほら見かけるようになってきましたし、だんだんと護岸近くでもカモを観察できるようになってきています。冬のカモの季節も間近です。

また、今日も昨日に引き続き、ハマシギの大きな群れが飛来しました。

こちらは午前中のハマシギやダイゼンなどの群れの様子↓。潮が満ちてきて、干潟がかなり小さくなっていたので、一か所に集まり始めていました。

その後、保育園のみなさんが観察している最中に、ハマシギやダイゼンなどのシギ・チドリの群れは藤前干潟を一旦去りました。

その後、満潮時間を経て、再び潮が引きはじめ、干潟が広がりだすと、徐々にハマシギ、ダイゼン、シロチドリ、オバシギなどが再度飛来しました。

そして、閉館直前の日がかなり傾いている時間帯でしたが、1,000羽以上のハマシギたちが群れ飛ぶ様子も久しぶりに見ることができました。ただ、恐らくはハヤブサが出ていたのではないかと思います。

 

一方、稲永公園では、シジュウカラとメジロの混群を観察できました。

枝や葉につく虫などを探していたようで、枝と枝の間を飛び回ったかと思えば・・・、

木から木へと鳴き交わしながら飛び回っていました。

また、今日の野鳥観察館周辺の上空ではトビが旋回して飛んでいました。

 

さらに、藤前干潟とは少し離れた場所でしたが、藤前干潟がある港区上空をノスリやミサゴ、ハイタカが渡っているのも観察できたそうです。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ16、カワウ837、ダイサギ9、コサギ23、アオサギ26、マガモ20、カルガモ35、コガモ103、ヒドリガモ1、オナガガモ588、ハシビロガモ2、ホシハジロ10、キンクロハジロ13、スズガモ93、ミサゴ25、トビ2、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ85、ダイゼン62、ハマシギ1,564、オバシギ16、イソシギ5、オオソリハシシギ1、セグロカモメ10、オオセグロカモメ2、ウミネコ32

明日の干潮時間 7時02分 潮位 80cm
明日の満潮時間14時03分 潮位207cm

【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

コメント
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