藤前干潟
今日の干潮時間 9時50分 潮位 84cm
今日の満潮時間16時04分 潮位224cm
昨日と今日の藤前干潟の野鳥の様子をご報告します。
昨日は朝は雨がぱらつき、その後、雨はやんだものの、雲の多い薄暗いお天気でした。
(昨日は稲永公園および野鳥観察館の電気設備の更新工事があり、野鳥観察館は休館日でしたが、工事に立ち会っていました。)
しかし、お天気がいまいちな日だったので、やはりシギ・チドリの飛来数が多く、滞在時間が長かったです。
900羽以上のハマシギをカウントでき、干潟が沈むまで観察できました。
ダイゼンなど↓。ダイゼンは77羽を確認できました。
潮が満ちてきて、細くなった干潟に一列に集まるハマシギ↓。
段々と足元が水に浸かってきて・・・、
ついに飛び立ちました。
日曜日(18日)に初確認したダイシャクシギは少し余裕が出てきたのか、庄内川の中ほどに干出した干潟にも飛来して、ゆっくりと歩きながら餌を探していました。ダイシャクシギの周りは食事中のオナガガモでいっぱいです。
さらに、短い時間でしたが、藤前干潟では比較的珍しいカワアイサ2羽(♂1、♀1)も庄内川河口に観察できました。
今日は青空が広がりましたが、朝は冷え込みましたし、日中も風を冷たく感じました。
今日は、昨日よりハマシギ等のシギ・チドリの飛来数は少なかったですが、それでも約440羽のハマシギを確認できました。
さらに、今日は愛知県春日井市でオオミズナギドリを昨夜に保護された方が電話で放鳥場所について相談された後、庄内川河口に放鳥にみえました。
お隣の稲永ビジターセンターの運営をしている藤前干潟を守る会さんのブログに、この詳細が掲載されています。→藤前干潟を守る会ブログ「日本海から?のお客さん」
上述のブログにも記載がありますが、先週の金曜日(11月16日)には、岐阜県多治見市で11月14日に保護されたオオミズナギドリが土岐川観察館のスタッフさんによって庄内川河口の同じ場所から放鳥され、こちらも無事に飛び立ちました(岐阜新聞にはこの出来事が記事になって掲載されていました)。
春日井市も多治見市も海に面した場所ではなく、海鳥であるオオミズナギドリが海から離れた場所で保護されるのは非常に不思議に思いましたが、日本海から太平洋に移動する途中で悪天候などの影響で衰弱して群れからはぐれてしまったのではないかと考えられているそうです。
短期間に2羽続けてのオオミズナギドリの保護に驚きましたが、2羽とも無事飛び立ったので、海で仲間と合流できるよう願っています。
今日観察できた主な野鳥(カッコ内の数字は昨日のカウント数) カンムリカイツブリ27、カワウ418、ダイサギ6、コサギ8、アオサギ24、マガモ17、カルガモ92、コガモ58、ヒドリガモ4、オナガガモ865、ハシビロガモ26、キンクロハジロ5、スズガモ68、カワアイサ0(2)、ミサゴ14(24)、トビ1(2)、ハヤブサ1、ハジロコチドリ2、シロチドリ5(44)、ダイゼン62(77)、ハマシギ442(913)、ダイシャクシギ2(2)、ユリカモメ2(2)、セグロカモメ13(2)、オオセグロカモメ2(1)、ウミネコ38(14)、ズグロカモメ6(12)
※明日(21日(水))は第三水曜日のため休館日です。
明日の干潮時間10時32分 潮位 79cm
明日の満潮時間16時36分 潮位233cm
22日(木)の干潮時間11時11分 潮位 77cm
22日(木)の満潮時間17時07分 潮位240cm
【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。