観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オオハシシギ飛来

2018-11-28 19:25:51 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時47分 潮位221cm
今日の干潮時間15時20分 潮位120cm

 

大きく天気が崩れることはありませんでしたが、曇ったり晴れたりして、夕方からは風が出てきて雨がポツポツ降るなど不安定なお天気でした。

しかし、こんなお天気だったからか、昨日より今日の方がシギ・チドリやカモメの仲間の飛来数や種数が多く、野鳥観察を楽しめました。

遠いですが、カモメ、シギ・チドリ、カモ、サギの仲間などで賑わう干潟↓。

 

干潟が広がり始めて少し経ったお昼過ぎ、護岸近くの干潟を見に行くと、干潟の上ではオナガガモやコガモが食餌中でした。 

すると、導流堤脇の干潟から、護岸近くの干潟に5、6羽の白色の鳥たちが向かってきているのに気付きました。

ズグロカモメです。

フワフワと飛んできて、干潟に着地。

干潟に着地後はしばらく辺りをうかがっていたのか、一か所に集まってじっとしていました。

しかし、しばらくすると、干潟の上をフワフワと飛び回り始めました。

下の干潟を見ながらカニを探して上流から下流へ、下流まで行くと向きを変えて上流へと飛びます。

そしてカニをみつけると、フワリと体をひるがえして干潟に急降下して着地していました。

 

また、今日はハマシギを約680羽観察できました。護岸近くの干潟にも少数が飛来して、餌をとっていました。

ここ数日、姿を確認できていなかったダイゼンも、今日は約60羽を観察できました。

また、普段は少し上流で確認されるオオハシシギを、今日は野鳥観察館から6羽確認できました。オオハシシギはその長いくちばしを干潟の泥に素早く突き刺し続けており、なかなか全身のシルエットを確認できないくらいで、餌探しに熱中しているようでした。

さらに、カモメの仲間の中には、今日はカモメも確認できました。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ100、カワウ1,482、ダイサギ6、コサギ21、アオサギ63、マガモ13、カルガモ27、コガモ128、オカヨシガモ16、ヒドリガモ2、オナガガモ481、ハシビロガモ6、ホシハジロ3、キンクロハジロ1、スズガモ214、ミサゴ28、シロチドリ16、メダイチドリ1、ダイゼン62、ハマシギ681、オオハシシギ6、イソシギ1、ダイシャクシギ2、タシギ2、ユリカモメ10、セグロカモメ7、オオセグロカモメ1、カモメ11、ウミネコ5、ズグロカモメ15

明日の満潮時間10時46分 潮位209cm
明日の干潮時間16時34分 潮位126cm

【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

コメント
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