今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

旦那さまを再認識

2012-11-16 07:06:25 | 旅行

           

 

同窓会の思い出記は、昨日で終了のつもりです。

今日はちょっぴり付け足しの内容、といったところでしょうか。

今回は二泊三日の旅でしたが、一泊目は、以前から憧れを抱いていた一人旅の気分を、多少味わえた私でした。

新宿発の高速バスが都会の喧騒を後に、山間の車道を抜け始め、旅情を掻き立てられたた時のワクワクした気持ち。

それは、何とも形容しがたい、幸福感でした。

その上、一人身の解放感も、旅行の際に味わった経験はほとんどありません。

 

                 

 

けれど、旅行に際し、一番気がかりだったことは、料理を全く手がけたこともなく、する意思も皆無の旦那さまの事。

頭脳明晰で、如何なる局面でも慌てることなく、何事も淡々とこなせる人です。

三度の肝臓がんの手術に臨んだ時の態度から、益々その感を、私は強くしました。

故に旅行に当たっても、私が一切気を遣わず家を空けたとしても、文句を言ったりする人ではありません。

一人暮しに、とりわけ支障も感じないで、やはりひょうひょうと対応するでしょうね~

 

結婚以来、私は、彼が不平不満や愚痴を述べるのを聞いた事がない、といってもよいほどですから。

長年連れ添った私にさえも、Yさんは注意をしたり、文句を言ったことは、まずありません。

ですけれど、貞淑な妻の私は(自画自賛、笑)、いくらそのようでも、病後のYさんをほったらかして旅立つ気には、なかなかなれません。

妻として、やるべきことは済ませて、心残りなく出かけたい、と思いました。

 

ちょいちょい我が家に訪ねてくる近くに住む次女に、パパの食事をお願いする手もありました。

でもなんだかとても忙しそう。

帰宅も夜遅いようでした。

ですから娘に頼むのは止して、二度の夕食と三度の昼食は、すべて私が用意しました。

夫に食べる順番まで告げ、お皿も一式、目のつく場所に置き出かけました。

1日目の昼食は冷凍したチャーハンとサラダ、夕食はカレーライスとサラダ、

2日目の昼食はインスタントラーメンの具を色々準備、夕食は鍋ものの具をすべて切りそろえ、切干大根の煮物を添えておきました。

ざっと、こんな具合です。

 

ですから二泊三日程度であれば、食事は何とかなることが、この度の旅行でよくわかりました。

他にも気がかりなことはありますが、気にすると切りがありませんから、目をつぶることにすれば、一人旅は十分可能なようです。

 

 

 

 

こんな人を家に残して、一人旅立った私でしたが、昨日もお伝えしたように、彼の学生時代の意外な評判を、同窓会で耳にすることとなりました。

おのろけに聴こえてしまうかしら。(笑)

私にとっても悪い話ではなく、わが旦那さまを、チョッピリ見直す結果になりましたから。

今の夫からは、想像し難い事ですけれどね。(笑)

でもお見合いで出逢った時は、一目惚れだった私です。

付き合い始めて色々感じた不安も、最初に受けた第一印象で何とかカバーし、結婚に至った経緯があります。

娘のお見合い相手を大層気に入ってしまった両親に、押し切られた感も否めませんけれどね。(笑)

 

さて、その話をしてくれたのは、同窓会に出席した女性4人の内で、一番しゃきしゃきしていて、男勝りな雰囲気がするMさんです。

彼女がそっと耳打ちするようにしゃべりました。

夜も更け、私達が余興を楽しんだカラオケルームでのことです。

 

              

 

「ねえ~K(旧姓)ちゃん、知っている?

あなたのご主人って、すごい人なのね~」と。

私は、余りに突飛な語りかけに、何事、と一瞬心が動揺。

カラオケルームで、友人の歌声に耳を澄ましている最中のことでしたから、どこか上の空で、聞いてしまいましたが。

とはいえ、内容はとても意外なこと。

でも、結構私の耳には新鮮で、快く響き、聞き捨てならないことでした。

 

「あなたは凄い人と結婚したのね~あなたの旦那さんは非常に優秀で、学校で男性の憧れと羨望の的だったのよ」といった具合です。

「 そんな人じゃないわよ~」と思わず否定。

事実今の夫からは想像できませんもの。

一方では、若い頃のあの人ならさもあらん、と認めている節も無きにしも非ずの私です。

恐らく、いつもひょうひょうとしていながら、学力優秀で、涼しげな態度が取れる人だったのでは。

長女が、幾分パパに似ています。

女性の憧れではなく、男性から評価されていたところが、何ともユニークで、ある意味、夫らしい。(笑)

 

でも凡人極まりない私は、付いていくのが大変!

凡人のレベルで物事を推し量ってくれる人ではなかったからです。

自分が理解していることは、一聞いて私が十を知る、と思い込んでいます。

今も、その態度には変わりありません。

ですから、私なりの苦労は色々ありましたが・・・・・・

 

            

 

しかし、私が旦那さまから受けた恩恵は数知れずですから、これ以上文句を言うのは止しましょう。(笑)

もう連れ添って四十五年になります。

今後の余生は、お互いに健康に気を付けて認め合い、末長く穏やかに、と願って止みません。

 

彼女の言葉で、旦那さまを、改めて少々見直した私です。

今回の同窓会では、一番の収穫だったかしら。(笑)

 

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今日も、お立ち寄り下さいましてありがとうございました。
皆さまも、旦那さまの再評価を心がけてみては如何でしょう。
余生を一層幸せに暮らすために。

 

 

 


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