今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

大学時代の親友との絆

2014-11-15 07:05:59 | 

昨年、久しくお互いにご無沙汰していた大学時代の親友から電話をもらった時のこと。

その感激は今なお、忘れられない私です。

彼女の声に接し、思わず目が潤んでしまったほどでした。

数週間前にお話したときも、同様です。

この感激は、言葉では言い尽くせない独特のもの。

長い間ご無沙汰し合っていても、時空をたちまち超えて、大学のキャンパスで共に過ごした信頼関係に一気に戻れてしまう。

その時代が蘇ったかのような気持ちになれます。

 

その後のふたりの人生の歩みはまるで異なり、性格も変わっているはずなのですが。

そう思っているだけで、本当は二人とも何も変わっていないのかもしれない、と。

やっこちゃん(親友のの愛称)と話すと、そう感じないではおられませんでした。

 

 

最近のおしゃべりは、彼女からの折り返しの電話でした。

私から名古屋にお住いの彼女に久しぶりに電話をかけた際、お留守でしたので。

彼女のご主人様は、がん専門の大病院で大変ご活躍の勤務医でいらっしゃいました。

もう十数年前になられるでしょうか。

開業されたのは。

 

彼女とおしゃべりするのが目的でしたが、ご主人様に夫の症状を話し、ご相談にも乗っていただきたい、との思いもありました。

ですから、受話器を取られたご主人様に、迷わず夫の病の相談をさせていただいた私です。

とても分かりやすい説明で、夫の今後の見通しも、よく理解できました。

お話を伺い、私は多少楽観的過ぎたかもしれない、との思いに。

でも自分の性分は、簡単には変えられそうにありません。

幾分は落ち込んだものの、今はまた、細く長く旦那さまが生を全うしてくれると信じて疑わない私です。

 

それに致しましても、ご主人様の口調の何と穏やかでいらしたことか。

包み込むような語り口に接し、私はお人柄の誠実さと温かさを思わないではおられませんでした。

そして、友人の幸せな暮らしぶりが、目に浮かぶようでした。

 

彼女から、折り返しの電話をいただいた時、1時間程おしゃべりをしたでしょうか。

彼女は医療事務を扱える資格を取得し、受付の窓口に立ち、ご主人様の開業医としてのお仕事に協力を惜しまない多忙な日日のようです。

 

大学時代、北海道旅行をした時の私達 妹も一緒でした。

 

大学時代、いつも共に行動し、失敗やボケ行動が多く、顔を見合わせては笑い転げているような二人でした。

50代で亡くなったあっちゃんという親友と、いつも三人一緒。

心から信頼しあう間柄でした。

一番しっかり者で、澄んだ大きな瞳が印象的だったあっちゃん。

大学のチャペルで祈る姿がとても美しい人でした。

ペギー葉山の「学生時代」を聴く度に、彼女の姿が浮かんできます。

三人揃って元気でいられたら、どんなに嬉しかった事でしょう。

 

http://www.youtube.com/watch?v=2t9c3YkKmr4

 

来年は伊豆あたりで会いましょう、と約束しあった私達。

彼女が、素敵なホテルに案内してくれそうです。

忙しい合間を縫って、毎年ハワイや沖縄等にリゾート目的でお出かけとか。

観光はあまりしないのだそうです。

ただぼんやり海を眺めて寛ぐ旅行が好きなのよ、と。

夫婦げんかをした時などに、時々市内のホテルも利用して、気持ちをリフレッシュするのよ、と。(笑)

 

ホテル暮らしが好きとの彼女の話を聞き、なんだかとても嬉しくなった私です。

私も、旅行に一番望むスタンスは同じだからです。

やっぱり私たちは、学生時代同様、感性も似た者同士かもしれません。

 

親友たちと

 

ですけれど、割と最近のこと。

チョッとがっかりするようなことが、旦那さまとの会話でありました。

「あなたは旅行に出かける気はもうないのでしょうね~

でも、時にホテルに滞在して、気持ちをリフレッシュするのはどうかしら?

今また、海外の有名ホテルの建設ラッシュみたいよ。

素敵なホテルで、おいしい料理を頂き、庭園を散策し一泊して帰るのはどう?

いい気分転換になると思うわ」

と言いました。

その声掛けへの旦那さまの返答は、「自分の布団でないと眠れない」と。

あまりに夢がない現実的な返事。

 

私以上に、我が家が好きな旦那さま。

これでは、私のささやかな願いすら、叶えてもらえそうにありません。

でも彼女のご主人さまも、旅行についていらっしゃることはめったにないようです。

「内科医が、医院を空けるのは無責任だ」とおっしゃるとか。

夫と違い、その理由が崇高で、感心してしまいました。

 

せめて私たちだけでも、時に旅行を楽しみましょうね、と笑いながら言い合った二人です。

 

       

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 花のように泉のように

 

 


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