寒くなってまいりましたね~
紅葉の名残をまだ楽しめますが、外気の冷たさは、本格的な冬に突入といった感じです。
さて、晩秋の頃にお話を戻します。
芸術の秋にふさわしく、先々週の日曜日、長女家の孫娘、さくらちゃんのピアノ発表会が、都内の音楽ホールで催されました。
数か月前には、次女家のK君のバイオリン発表会にも出かけた私です。
その時に比べると、生徒さんの人数は比較にならないほど多く、本格的な演奏会に近い雰囲気でした。
外国人のお子様も数人いらっしゃり、国際色も豊か。
私からの贈り物のブーケ
後半に登場された数名の方達は、桐朋音大生、あるいは音大卒の愛弟子さんたちなのでしょう。
迫力ある魅力的な演奏に、私はしばし聞き惚れてしまいました。
お召しになったドレスも、その方のお人柄を表しているかのよう。
何故かふと、野いちごさんの素敵な舞台姿を想像してしまった私です。
さて、本題に入り、さくらちゃんの演奏の印象と感想について述べることに致します。
むろん、音大生の演奏とは、技術的に天と地ほどの差がありました。
けれど、祖母の身びいきとはいえ、小学校5年生にしては素晴らしい、感動的な演奏でした。
情感を込めた軽やかな優しい音色は、私の心に染み入り、胸が熱くなりました。
その姿に、ママの幼い頃の演奏姿を重ねてしまった私です。
私は、ピアノを習ったことはありません。
そのため、子供達に技術的なことを教えるのは無理でした。
練習を毎日怠らず積み重ねることの大切さのみ説いて、聞かせたものです。
素直な我が子達は、その教えを守って、割とよく練習に励んでくれました
長女は、先生から才能がとてもある、と大層ほめられ、親ばかの私は、ピアニストの将来を夢見たりしたことも。(笑)
一方、さくらちゃんはどうでしょう。
男勝りのところもある、さばさばした性格。
娘たちの幼い頃のイメージとは、かなり異なります。
ですから、ママの望み通りには、練習にも真面目に取り組んでくれないようです。
ママに甘えるさくらちゃん
ところが、さくらちゃんの演奏は、発表会を迎える度に、みるみる進歩。
私の驚きと感動は、相当なものでした。
祖母の身びいきといいましたが、婿方のおじいちゃまの褒めようも、かなりのもので、
休憩時に「さくらの演奏が、一番素晴らしかった!」とまともな声の大きさで、おっしゃいます。
しかし、いずれの親御さんも、そう思っていられるに違いありません。
ですから、その声が他の方に漏れては失礼では、と少々ハラハラドキドキしてしまった私です。(笑)
けれど、すでに習い始めて6年に及ぶ歳月。
この度の成果は、さくらちゃんの努力はむろん、ママの励ましと、何といっても素晴らしい先生のご指導によるところが大きいです。
先生に初めてお目にかかって、祖母としてご挨拶させていただいた時、直感で分かりました。
この先生は素晴らしいお方だ、と。
ピアノの指導のみならず、孫の人格形成にも良い影響を与えて下さるに違いない、と。
ですから、この巡り合いを心から嬉しく思い、若夫婦にも、私の喜びを素直に伝えたものでした。
ところで、先ほどのおじいちゃまの褒め言葉。
身びいきとばかりは、言えないものがあります。
実は、大変なクラシック愛好家でいらっしゃいます。
大病を患われる前までは、お仕事の傍らご趣味で、地域のオーケストラの楽団員の一員となり、バイオリンを弾かれていました。
音響機器には、お金を惜しまれず、最高のものを我が家に設置しておられます。
今は、60ではなく、80歳の手習いでピアノを習っていらっしゃるとのこと。
長女家の書斎には、お父様から譲り受けた、天井に届きそうな立派なスピーカが置いてあり、
むろん、お婿さんも、大変なクラシック通。
去年までは、発表会の度に娘と連弾を楽しませてもらったパパでしたが、今年は相手にしてもらえなかったようで、お気の毒。(笑)
そのお父様の褒め言葉ゆえ、まんざらお世辞ともいえないものがあります。
そのさくらちゃんも、来春は六年生。
頭の回転も速く、ジョークも得意なさっちゃんは、とても賢く、祖母の目には映っていましたが・・・・・・
意外にも、お勉強は苦手のようです。
勉強で苦労したことのない、ママ、パパにとっては頭が痛い事でしょうが、進学に高望みはしていないとのこと。
ピアノは、六年生になっても続けさせるようです。
かなり厳しい練習を要求なさる先生のようですから、習い事と受験勉強の両立は大変では?
と、つい心配になってしまう祖母ですが、練習は怠りがちでも、ピアノは大好きなさっちゃん。
どんな境遇でも、好きな事を貫き通すことは、大切なことですね~
優しいママと、ちょっぴり怖いパパに温かく見守られ、個性豊かに成長していってくれることでしょう、
元気いっぱいで天真爛漫なさくらちゃんは、可能性をいろいろ秘めているようにも見えます。
心配事がないでもないけれど、今後が、楽しみでならない祖母です。
夫の身に、一昨日の真夜中、あわや救急車というような出来事がありました。
大事にならずに本当に良かったです。
そのため、私の心は少々沈みがちに。
そんな自分の心映えを明るくしたくて、早々とテンプレートをクリスマスバージョンにしました。
ご覧下さいまして有難うございました。
ブログランキングに参加しています。
足跡変わりに、バナーにポチッ!を頂けると励みになり嬉しいです
花のように泉のように