もう随分前の事になります。
その時、私がお届けしたことがある手作りのささやかな五目ずしを、いつまでもいつまでも心に留め、感謝して下さる方がいらっしゃいます。
お一人は、前回のブログ記事でも綴らせていただいた、まだご逝去されて日が浅い、Uさんでした。
もうお一方は、ロス在住時も大変お世話になった友、Kさん。
共に、私が心から尊敬して止まない人達です。
他にも、同じ思いを抱く大切な友が、両手の指では数え切れないほどに、私は恵まれています。
実は、これも、その出逢いの機会を与えてくれた旦那さまのお蔭に因る所が大きいのですが。
外国も含め、転勤が多い職業でしたから。
転居するたびに、その場で良き友との巡り会いが、私にはありました。
Uさんは、ママ友さんでしたから、娘たちにも感謝です。
カレンジュラ
去年の秋に植えましたが、今もとても元気。
本当に愛くるしい花です。説明によると、花期は周年との事。本当かしら。
皆様にぜひお薦めしたいお花です。
夫の突然の死去で悲しみに暮れているとき、その友人たちから、いかに温かなお気遣いをいただいてきたことでしょう。
言葉では言い尽くせないほどに、感謝の気持ち一杯の私です。
いただき物など、一つ一つ写真に収めるべきでしたのに。
その頃の私は、気持ちがまだ平静からは程遠く、カメラを、度々手にする心境ではありませんでした。
ですから残念ながら、1枚もありません。
またお寿司の話に戻りますが、そのことを、折々で思い出し感謝の言葉を述べてくださることに、私はいつも恐縮の至りでいました。
何故って、私は、その十数倍の優しさを友から受けてきたからです。
つい先日も、友人がまたお寿司の事に触れられたので、恥ずかしく感じて、私の思いをメールで語りました。
時間が十分あったため、たまたま丁寧に五目ずしを作り、多少上等なお重箱に詰め、風呂敷にお包みしてお持ちしただけでした。
もちろん、心を精いっぱい込めたので、そのような形になったのですが。
その印象が、よほど良かったのでしょうか。
そういえば、Kさんのお嬢様が、主婦の鑑と言ってこの届け物に感動された、と後から伺いました。
お重箱もアップする予定でしたが、次女宅に置いたままのようで、探しても見当たりません。
そのため、風呂敷のみとなりました。
明日は孫とお出かけの予定で次女宅に行きますので、後日、アップしますね。
けれど、私は行動的な人間ではなく、自分から友人に声をかけ、積極的に動く方ではありません。
要領も悪く、何事もゆったりしているため、家事など家における課題ををこなすのが精いっぱい。
専念した育児を卒業すると、親の介護、孫のお守り、夫が退職後は、三度の食事の世話、そして介護。
いつも何か重点的に集中しなければならない事がありました。
ですからお稽古ごとも、何を始めても、そこまで手が回らず、三日坊主のことが多い暮らしでした。
いま思い起こすと、後悔や反省が多々ある我が人生ですが。
けれど、取り組まないといけないことには、不器用ながら、おそらく一生懸命だったのでしょう。
私のキャパシティーでは、それが精一杯だったのかもしれません。
友人には、何事にも一生懸命な人、との印象を与えてきたようです。
でも友人や他の方への心配りの点で、一生懸命であったかと言われると、穴があれば入りたいほど。
かなり自己中心的な暮らしを送ってきた私です。
そんな私にもかかわらず、周りの方々は、本当に良くしてくださいます。
ゼラニウム
Kさんは、最近、手作りの豚汁とおこわをお届けくださいました。
色々なお茶菓子まで添えて。
お気持ちの温かさが身に沁みました。
余りに度々の事で、すべて思い出せないほどです。
年初、帰らぬ人になってしまわれた友人のUさんも、ご不自由なお体にもかかわらず、お手紙だけでなく、小包で、老舗のとても美味しいつくだ煮、銘菓、その他をお届けくださり、感謝と恐縮の至りでした。。
ご近所で大変親しくしているFさんのやさしさにも、私は幾度感極まったかしれません。
やはり、すべては思い出せないほど。
夫が亡くなり、暮らしがたいへん取り込んでいる時には、私が普段目にしたことがない珍しいビタミン剤を下さいました。
家族全員で服用しているとても信頼の於けるものですから、とおっしゃって。
そのおかげでしょうか。
一番大変な時を、体調を崩さず乗り切ることができました
体にいい、高級なナッツもお持ちくださったり、と、他にもいろいろありました。
私の健康を慮ってくださるお気持ちが、本当にうれしくて、感謝溢れる思いでいます。
先日は瑞々しい、とても立派な有機大根をお届けくださいました。
最近も、また頂戴しました。
それは、しっかり写真に収めました。
私より一回りお若く、大震災の時も、度々お声をかけていただき、どんなに心強く感じたかわかりません。
焼きいもは食べかけで、形が変!(笑)
まるで練りの和菓子のように美味しくて感動ものでした。
十数年会っていない名古屋在住の大学時代の親友からも、最近お電話をもらい、1時間余り話したでしょうか。
やっこちゃんとは、四年間寝食を共にした、といってもいいような間柄。
ですから、今でも時空を超えて、姉妹のような関係にすぐ戻れます。
先週は、隣町にお住いの友人が、美味しいフルーツゼリーのお菓子と寒ふのりを届けて下さいました。
多少落ち着いた暮らしになっていましたので、
「上がって下さい」
と言ったのですが、
「まだまだいろいろ大変でお疲れでしょう。
今日はこのまま帰ります。
落ち着かれた頃、日を改めて、お会いしてゆっくり話しましょうね。」と。
そんなお気遣いも、私には嬉しくて。
確かに、今の私は、まだ心が不安定に揺れているので、夫の思い出に浸って一人でそっと暮らしたい。
そんな心境です。
やり遂げなければならない、諸事もまだいろいろありますから。
他にも、ロス在住時親しくなったAさん、社宅時代親しかったHさん、Kさん、長女の家庭教師をした生徒さんのお母様のIさんなど。
同様の気を遣い、わたしの暮らしが落ち着くのを待ってくださっています。
コピア(ステラ スコピア)
花が大き目のバコバだそうです。
花期が、これも長そうで嬉しい。可憐な姿が、愛くるしいです。
私の友人とのお付き合いは、日常、頻繁に会って、お茶友達としておしゃべりを愉しむ、といった感じともちょっと違います。
会ってお話するのは、年に数回でしょうか。
でも、私がその人たちに寄せる信頼度はとても高くて、心情を素直に吐露できる間柄、
私は、親友と呼ぶにふさわしい人だと思っています。
境遇も価値観も似た人たちですから、心の通い合いに、全く支障がなくて。
特別、そのような人を意識して、友として選んだ覚えはない私です。
このご縁は、幸運としか言いようがありません。
多くの場合、その縁の機会の場は、夫が与えてくれたのですが。
私の友に共通していることは、皆さん、とても前向き思考で明るく、行動的。
心がきれいで、人のうわさはしない心優しい人達ばかりです。
私は心から敬愛し、尊敬して止みません。
私は、この友たちのお蔭で成長できた、といっても過言ではないほどです。
そのような友の中で、私は一番頼りなげ・・・・・。
Kさんが言うに、それが私の魅力とか。(笑)
お墓参りに郷里に旅立つ前日にも、Kさんからお電話をいただき、
「ご一緒したくてお昼をお届けしようと思ったのよ。そろそろ落ち着かれたころではないかと思って」
と。
実はそれどころではなかった私です。
お彼岸のお墓参りで、二泊三日の久しぶりの慣れない一人旅に出かける前日でした。
準備に大わらわ。
落ち着かない時を過ごしていました。
今後は、毎日が自由の身で、私のお仕事と言えば、孫の世話くらいになる日が訪れるでしょう。
自己中心的な暮らしはそろそろ卒業して、もっと人のために役立つ生き方を目指したいものですが。
ボランティア活動は、余生の暮らし方としては理想ではあるけれど、私の器は、そんなに立派ではありません。
せめて友のために、何か尽くせることがあれば、積極的に動き、これまでの御恩返しをしたいものです。
ご覧下さいまして有難うございました。
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花のように泉のように