今日も、孫の運動会のことを語ることに致します。
秋日和の柔らかな日差しに包まれて、開会式が始まりました。
式における、K君の見事なスピーチに、感動した私です。
いつか、テーブルの上に置かれた下書きを読みました
その挨拶文を、K君が一人ですべて考えたと聞いたときは、信じられないほどでした。
私にとっては、まだ可愛いだけの存在のK君ですが。
見た目よりはるかに、K君は成長しているのだ、と改めて実感しました。
一年生のかれんちゃん 入場行進です。
挨拶文だけでなく、語る口調が、とても温かで優しい。
実に澄んだ声で、天まで届くよう。
亡き夫も耳を澄まして聴いてくれたことでしょう。
一体、この才能は、だれに似たのかしら?
パパ、ママは、開会式後、会う人にことごとく、K君の挨拶を褒められたたようです。
テントの敬老席から、K君が立った檀上は、すぐ傍。
ですから、挨拶をする前のK君の様子も、よく見て取れました。
ニコニコしていて、緊張している様子では全くなかったので、私もハラハラドキドキすることもなく、落ち着いていられました。
お昼食の時、K君に、褒め言葉を一杯浴びせたバアバです。
緊張しなかったの、と尋ねると、
「全然。でも、徒競走の前は胸がどきどした」との答えが。
意外な答えに、そうなんだあ~、と私は頷いて、お疲れ様の気持ちで一杯になりました。
音楽隊の指揮もして、お兄ちゃんの活躍振りが凄かったので、妹のかれんちゃんが、少々その陰になってしまった感は否めなくて、申し訳なかったです。
小学校初めての運動会でしたのにね。
かれんちゃんも、一生懸命頑張りました。
ダンス、玉入れ、徒競走が一年生だけの種目。
1年生の玉入れ
午後からの徒競走の、順位予想をお昼食の時、かれんちゃんに尋ねたときのこと。
お返事がなんとも可愛く、ユーモアたっぷり。
「一位でもなく二位でもなく三位でもなく、一番びりのショボ!」
ショボにみんなで大笑い。
いつもひょうきんで、ユーモアたっぷりのかれんちゃんです。
でも、予想のびりではなく四位に入り、健闘しました。
一番後ろを走るのがかれんちゃんです。
かれんちゃんの競技では、ここで触れるのも恥ずかしいような大失態をしてしまった、ばあばです。
居眠り運転の事故はこのようにして起きるのだと、思い知らされるような事でした。
本当に書くのが恥ずかしい。
かれんちゃんにも秘密にしたままです。
午前中の種目の八番目の一年生の演技種目のダンスが始まる直前の事。
私は、居眠りをしてしまったのです。
ぽっかりとその時間帯が抜けてしまって、目を覚ましたのは、そのダンスが終了直後。
如何に強い睡魔に襲われても、孫の演技となれば、思いの強さで乗り越えられるものですよね。
ところが睡魔に見舞われた覚えさえ全くなく、コトンと無意識の世界に。
目覚めた時の悔しさは、言葉では表せないほど。
地団太踏を踏みたいほどでした。
朝、3時前に起床して巻きずしをこしらえたせいかもしれないけれど、本当に情けないばあばです。
しばらく、その悔しさと残念さが拭い切れませんでしたが、何とか元気を取り戻し、その後の子供たちの競技を心から愉しむことができました。
お兄ちゃんのK君の競技種目は、徒競走のほか、騎馬戦と、組体操。
騎馬戦は、赤白団体の闘い意外に、個人戦もあり、本当に見ていて楽しい種目です。
組体操は、事故が心配で年々、演技が地味になっていく傾向があるようですね。
この学校もそれに違わず、大きな演技はなかったけれど、やはり見ていて、心から愉しめます。
双眼鏡を忘れた私は、K君の姿が目になかなか入らなくて、困りましたけれど。
孫たちの参加種目ではありませんでしたが、私は小学校の運動会で一番好きな種目は、リレーと、5年生演技のソーラン節。
子供たちが民謡を踊る姿を目にすると、いつも熱いものが込み上げてしまう私です。
ちょっと大げさな表現ですが、ナショナリズムの高揚感に浸ってしまって。
この子たちが将来の日本を背負って活躍するのね、と思い、心からの声援を子供たちに贈りたい気持ちで一杯になってしまいます。
私は、毎年同じ感想を述べていますね。
運動会は、プログラム通り、順調に進行していきました。
いつも以上の盛り上がりでした。
何故って、紅白の得点差が僅差。
最後の数種目前は、なんと同点。
最後の二種目、紅白対抗リレーと大玉送りで、かろうじて赤組の勝利。
K君もかれんちゃんも赤組でしたから、本当に嬉しく安堵もしたばあばです。
校長先生のお言葉によると、欠席者はゼロ。
全校生徒参加の運動会だったとのこと。
私がお世話になっている整体師さんが、
「~小学校の捻挫をした5年生が、運動会に参加したいからと言って、当院に通っていますよ」
と言われていました。
その子は、治療のお蔭で運動会に間に合ったのでしょう。
五年生の徒競走で、脚をかばうようにして走っている子がいました。
私はその子だと確信し、「良かったわね~。運動会に参加できて」と、わが子のように嬉しく思いました。
生徒全員参加で、一人ひとりがみんな輝いて見えました。
先生方の眼差しの温かさも、印象的で、まとまった本当に良い運動会だった、と思います。
K君、かれんちゃん、お疲れさま。
数日前、次女宅で、K君の机の上を整理しているときに、原稿用紙に書かれた、下記の文章が目に留まりました。
この目標通り、頑張れたK君に、心からの拍手を送ります。
タイトルは、「六年生としての決意を表そう」というもの。
学校への提出物だったのでしょう。
先生の赤い傍線がありました。
「いろいろなことに挑戦し、自分から行動して、あきらめずに努力することで、たくさんの場面で活躍したいと思った」
K君の言葉を最後に、孫の運動会の記述を終わります。
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