11月4日記述
高齢化社会になり、補聴器の需要はとても高いのでしょう。
音響メーカーのパイオニアをはじめ、色々な会社が新聞の広告欄に、補聴器の写真付きでよく宣伝しています。
私は最初、パイオニアの二万円台の補聴器にとても関心を持ちました。
音響メーカーゆえ、音の研究には力を入れているはず。
そう思ったからです。
郷里に在住の元医師だった親戚の方にも、パイオニアのコード付き集音器を勧められたことがあります。
コード付きは、さすがに私はまだ恥ずかしくて、検討の対象からは外しましたが。
ところが長女のMちゃんに注意されました、
「安易に決めるのは良くない。
耳鼻科で検査を受けて、補聴器を専門に扱うお店で検討した方がいいわよ」と。
それで、私はネット上でいろいろ調べることに。
そして、「ヒアリングストア」というお店が、補聴器のみを専門に扱い、資格を持った人がきちんと対応してくれることが分かたのです。
最寄りのスーパーのエリアの一角にあるメガネストアーでも、数か月前、補聴器を試したことがあります。
無料で聴力の検査をし、補聴器のお試しができると言った広告が目に留まったからです。
ところが、その検査装置は、ヒアリングストアや耳鼻咽喉科医院に比べると、とても簡易に見えました。
飽くまでそのような印象を受けただけで、正確なお話ではありません。
本格的な補聴器は、価格がただ事ではありません。
一番安いものでも、20万円台、高価なものは100万を超えます。
中間の値は、40万から50万円の間、と言ったところでしょうか。
補聴器を利用しているママ友達からは、60万の支払いだったと聞きました。
まだ買うと決めたわけでは全くありませんでしたが、私はしばらくの期間、家計簿とにらめっこ。
夫が亡くなってから、まだ貯金を引き出す暮らしに陥ったことは一度もありません。
年金から、年間目標の貯金も僅かですが達成し、予算通りの生活を頑張って貫いてきました。
「収入に合った身の丈の暮らしをする」が、夫亡き後の私の信条です。
けれど、40万円前後の補聴器の臨時出費があると、どうでしょう。
毎年達成してきた年間の貯えの目標額に届かなくなりそう。
それは、あまりにも残念に思えました。
そのため、まだ一年の決算は早すぎる時期でしたが、今後の予想の収支を念頭に、早々と計算してみました。
すると意外にも、今年の締めの12月15日(年金の支給日)には、目標の貯金は達成できたうえに、余剰金が結構残ることが分かったのです。
おしゃれ着は一枚しか購入しませんでしたし、法要(去年)やパソコン購入(一昨年)といった大きな臨時出費が他になかったからでしょう。
その余剰金は、私にとって何よりうれしい残高。
その内の何がしかは、気ままに使用できますから。
今年は、それはすべて補聴器に充当しよう。
それではまだ足りないので、ドル建ての終身保険の利益を、今年だけそのために使用すれば、何とかなりそう。
余談ですが、外貨の金融商品の利率は、日本の現状とは違いとても高いです。
円高になると、元本が割れたりしますが、使用しないお金ならドルで(私のはオーストラリアドルです)、ずっと持ち続けていればいい。
為替は必ず動きますから。
受取人の次女には、いつもそのように言っています。
近い将来使用する予定がある場合はお勧めできません。
その時円高だと、為替損を被ります。
前回の記事でも同様のことを書きましたが、家計簿の記帳を怠らず予算生活を送っていると、年間収支がいつでも把握できます。
そのため、このような臨時出費の時も、自分を納得させられる。
予算生活のありがたさを、改めて思いました。
でもその内、家の維持費のための大きな出費がありそう。
それは覚悟しなければ。
この年間収支なら、高額ながら購入もありえる、と心に決めて、ヒアリングストアーに向かった私。
ところがその後も迷いに迷い、私は検討できる精一杯のことを試みました。
もちろん耳鼻咽喉科の診察も受けた私です。
聴覚検査の結果は、予想した通り、好ましいものではありませんでした。
続く
ライフスタイルとシニア日記ランキングに参加しています。
下のピンクのバナーに応援のポチッをいただけますと、励みになり大変嬉しいです。<a <a
にほんブログ村
ありがとうございました。
花のように泉のように