3月10日の午前中のこと。
12時発表の孫息子K君の国立大学の合否結果を待ちわびて、気持ちがどきどきそわそわ。
まるで落ち着きませんでした。
娘達の時は、本郷にある大学まで出かけ、掲示板で合格を確認したものでしたが・・・。
今はデジタル社会。
足を運ばなくても、パソコン画面で確認できるように。
その当時は夢にも思わなかったことでした。(これはあくまで私の事です)
隔世の感を覚えます。
12時になっても娘から連絡がなかったので、ダメだったのでは、とはじめ思いました。
こちらから電話をするのは憚られ、胸がどきどき。
その内、どうにも待ちきれず、私から電話を掛けてしまいました。
するとMちゃんが明るい弾むような声で、「合格したのよ!」と返答。
合格者の番号が掲載されたサイトをすぐ見つけられなくて、確認までに時間がかかったようです。
自分の息子の事を、「凄いと!」言って、感極まったような声で喜ぶ娘。
その後に、「おじいちゃんと同じ法学部よ」と声を弾ませて言うMちゃん。
その一言が、何よりも私の心に響き染みわたりました。
亡き夫も、どんなに喜んでいることでしょう。
それからしばらくして、娘からラインんが届きました。
それは次のようなものでした。

この文を一瞬誤解してしまい、一抹の不安が心をよぎった私です。
そんなに出来が悪かったのなら、入学しても、K君、授業についていくのが大変では、と。
ところが、それは私の大勘違い。
K君の学年全体の事でした。
入学当初から、私もMちゃんから聞き、知っていましたが。
他の学年に比べ、模試の平均点が例年になく低くて、先生方が心配されたようです。
そのため校長先生はじめ諸先生方が、学力の向上に、特段の力を入れられた学年のようでした。
その結果、意外にも、今年の東大合格者数は、今までで一番良い数字になったようです。
校長先生はじめ諸先生方の並々ならぬご指導のお陰でしょう。
K君も、その恩恵を受けた学生の一人。
もちろん本人の努力もあるでしょうが。
発表の後、先生に、「一時はどうなることかと、心配したよ」と言われ、祝福を受けたようでした

校長先生から卒業証書を授与される時のK君。
本当に良かった。
塾には一度も通わず、毎日学校が設けてくれた自習室で友達と一緒に受験勉強に励んだK君。
良き先生と良き友人に恵まれ、理想的な環境の中で受験勉強が出来たのでしょう。
その幸運を思わないではいられません。



クラブ活動、学園祭、体育際とすべての行事で大活躍したK君。
受験勉強を始めたのは高2の秋からのようです
大学生活は如何に?今から楽しみです。
K君、本当におめでとう。
志を高く持って、充実した大学生活を送ってくださいね。
パパも週に一度、勤務先の研究所から足を運び、教鞭を執っているようなので、
キャンパスでの偶然の出会いもあるのでは。
親子の微笑ましい光景を目に浮かべ、悦の心境に浸るおばあちゃんです。
改めて、K君本当におめでとう。