普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

エボラとデング

2014-09-09 00:31:00 | まあまあ社会<的>な
なんだか、童話のタイトルみたいだな……。

海の向こう、アフリカの大地ではエボラ出血熱。日本国内ではデング熱という、なにか感染症に大いなる気配り、配慮をしなければならないという、近未来のシュミレーションをしているような塩梅だ。

そんなのんきなことを考えているうちに、エボラ出血熱はアフリカという地域の中で感染拡大が止まらない。とうとう死者数は2000人を超えた。

こうした数値は、多くの場合実数の何分の一かの確定数値が知らされるわけで、実数は5倍、いや10倍だという人もいる。

一方、日本でのデング熱は、エボラ出血熱が致死率が極めて高いのとは異なり、風邪の症状を少し激しくした程度のもので、死に至ることなどほぼない。

ただ、誰もが不思議に思っているだろうことの一つを、ボクも非常に不思議に思っているので書くと、当初デング熱を媒介するのは「ヒトスジシマカ」(調べてみたら、ヤブ蚊のほとんどがこいつのようだ)という、非常に限定的な蚊だったにも拘わらず、いまでは、どこにでもいる普通の蚊が媒介しているということになっている不思議。

要は、確定的な要素のように「ヒトスジシマカ」というデータを提示して見せ、だからさほどの感染拡大はない、というような誤った認識を情報として流したマスコミが、いまでは「ヒトスジシマカ」など、口にも出さず、感染は結構な拡大を見せているという事実。

詰まる所、エボラ出血熱にせよデング熱にせよ、確定要素など何もなくて、なにか不思議な出来事を見ているような感覚が拭えない。

ボクは、感染症の専門家でもオーソリティーでもなんでもないので、書くことは適当なものなのだが、一つだけ恐れているのが、温暖化が一つの原因としてデング熱の感染拡大があるのなら、マラリアも有り得るなという危惧。

そこのところはどうなんだろう? もちろんそんなことなどなければいいのだが……。