普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

エボラ、日本へ?

2014-10-28 09:25:12 | 極端な生活<的>な
エボラに関しては、8月の初旬からここで書いてきているが、何度か触れたとおり、とうとう日本にも無関係なものではないということが証明されてしまった。

初めてエボラに関して触れた8月時点では、死者数もわずか730人だった。映画「アウトブレイク」ほどにはパンデミックも起こりにくい病気とすら書いている。とんでもなかったね。

羽田空港に到着したリベリアからの帰国者であり、カナダ国籍の日本人男性ジャーナリストは「運良く」陰性だったと判明したが、同様の経路での感染者の入国、ウィルスの国内への侵入の可能性は、逆に高まったと言えるのではないか?

アメリカでも、何人か罹患した可能性のある方々が陰性であったという報道もあり、なにか大山鳴動的な緩い気分が蔓延することが怖い。

日本の検疫、水際での防疫はそれなりに効を奏しているようだが、当然のことだが100%ではありえない。

もっと怖いなと思うのは、日本製の抗ウィルス薬・アビガンが効くかもしれないという期待があるが、ほとんど妄想に近いのだということが理解されていない。現時点では、可能性はあるというだけであり、治療そのものは対処療法しかないのが現実なのだ。

エボラ自体の伝播のシステムも、空気感染はしないという「予測」はたっているが、ほとんどわかっていない。空気感染はないにしても、接触感染の可能性は、HIVほどの重さはなく非常にカジュアルに感染するらしい。だからこその急激な感染。

前回も書いたが、これから先は「不可知領域」。だから恐怖も半端ではないが「パニックとdiscriminationだけは、戒めたい」ということだ。

追記≫ 武蔵村山の国立感染症研究所でエボラの確認作業が行われた。この研究所は我が家から車でわずか5分ほどの所。こういうニュースに接するだけで、意外にゾクゾクするほど怖い。今回は陰性だったが、陽性の体液からウィルスがどういう形でか外に漏れ出す可能性(運搬中に転ぶとかさ…)も0ではないわけで、近くにいるということがどれほど怖いことか!