普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

不義理したぁ!

2015-05-02 15:58:33 | 普通な生活<的>な
今日は、若かりし頃一緒に芝居の世界で活動していたナベちゃんの、踊りの会に行くはずだったのだが、朝急な所用が入り駄目になってしまった。
昼頃に電話を入れたが、公演時間直前で出られるはずもなく、不義理してしまった。
今日は確実に行けると思ってチケットを頼んだのだが、行けなかった。
次の公演には必ず行くからね! といっても、信用されなかったりする。自分でも自信がなくなってくる。

こういうことが続くと人は信用を無くす。今日もまたマイナスα点が加算されたわけだ。
思うに、このマイナスの加算(引き算じゃないのね)で、±0になった瞬間に、人は人生というか社会的な生命を失う、言ってみれば死ぬのではなかろうかと、最近思う。どんな小さなマイナスも加算されていく。

逆に加算されるプラス要素はなにかといえば、人のためになにか成し得たのかということに尽きると思う。
これが、簡単なようで頗る難しい。マイナス点はいくらでもあるのに、プラス要素は少ない。
ただ、人間はプラス要素だけを持って生まれてくるのだと思う。本当のところ、使っても使ってもすり減ることなどないと思えるほどの、たくさんの喜びを周囲に与えて生まれ育っていく。それがいつの頃からか、プラスはさほどされずに、マイナスが加算されるようになっていく。
そのことに早く気付ければ、人間は成長できる。だが頗る難しい。

生物学的死もそれほど遠くないのに、社会的な死にまで追われるのは面白くない。
なにができるのかなと、考える。一つ一つの人との逢瀬や約束事を、丁寧にはたして裏切らないこと。これしかないんだろうな! だがなぜか、難しい……。