普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

バカ育成

2015-05-11 00:56:09 | 普通な人々<的>な
誰ということもないのだが……。

世の中には、バカが多い。ボクも含めてのことだが、バカが多くなっている。

テレビを見れば、少し賢くなれそうなクイズ番組が氾濫し、ものを考えないで済むお笑い番組と、ものを考えるプロセスをバイアスのかかった意見でまとめ上げてしまう、ニュース番組やひな壇番組があふれ、視聴者は、ろくでもないバカ扱いされているにも拘らず、それに気づきもしない。
本屋に行けば、金儲けの本ばかりで、それは決して悪いことではないのだが、金儲けのバックボーンにあるはずの哲学はなく、数字ばかりが前にしゃしゃり出る。

だから、本当はとても大事なお金の話が、まるで悪魔の舌先三寸で話される事柄のように、悪しき印象で受け取られる話になり果てる。

金儲けは悪いことではない。だが、使い方と儲け方によれば、悪しきものとなる可能性もある。

要は金を手にした人間の品性の問題になっていくわけだ。

金は欲しいけれど、人間を見失いたくないとすると、どうなるんだろう?

ちょっと考えてみる価値はありそうだ。

昔、ボクの友人が短歌を読み合う遊びをしていると、必ず下の句で同じフレーズを出してくるので少しイラッとしたものだ。

その下の句は

「それにつけても、金の欲しさよ」

これは、まったくその通りで、哲学的な結論である‼