河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

日本人間工学会第48回大会

2007-06-05 | 研究・講演
6月2日(土)、3日(日) に名古屋市の名城大学天白キャンパスにおいて日本人間工学会第48回大会が行われた。
新見短大の松本先生が下記発表を行った。

ベッドから車椅子への移乗介護動作の3次元動作解析による局面化
松本百合美(新見公立短期大学)、塩川満久、住居広士(県立広島大学)
河村顕治(吉備国際大学)
(概要)移乗介護は、介護福祉の現場で日常的に頻繁に行われる介護であるにもかかわらず,移乗介護動作そのものの分析は充分とは言えず,先行研究でも,時間に対する移動軌跡や足底圧の変動、体幹や膝の屈曲角度の変化等,2次元で捉えたものが多い。しかし,移乗介護は立ち上げ,旋回,着座といった複数の動作を含み,移動の方向や力の向き,速度などが複雑に変化しながら一連の動作として行われる介護である。そこで今回,右片麻痺の模擬利用者に対する移乗介護動作を3次元解析した結果,介護者の重心に近い左右の上後腸骨棘の中点の移動軌跡を3次元で捉えることができ,これを分析することで,移乗介護動作を局面化できる可能性が示唆されたので報告する。


介護動作は二人の被験者が接触しながら動作を行うので、解析が非常に複雑になる。
これから求められる研究と思うが、なかなか難しい。
本学にも新しい3次元動作解析システムが導入されたことから今後こうした研究を行っていきたいと思う。
コメント
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