河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

林原ADR申請1週間

2011-02-01 | 大学
本日の山陽新聞に林原の今回の私的再生手続きの詳細が掲載されている。

そもそも事の発端は昨年11月にある金融機関が林原が提出している借入金残高の資料において提出先によって他の金融機関からの融資額を変えていることを指摘したことだそうだ。

林原は研究開発型の企業であり、ある有望な発見を採算ベースにまで持って行くには長い年月が必要になる。
そのため借入金が膨らんだと記事は分析している。

しかし、それならそれでなぜそのような子どもでも気づくような稚拙なごまかしをしたのだろうか。
林原は岡山駅前に広大な土地を所有し、中国銀行が445億円の根抵当権を設定したとある。
ほかにもたくさん資産は持っているようだし、メセナなどの余計な事業を整理して基礎研究をベースにした事業の将来性を銀行に説明することで借金は可能だったと思うがそのような単純なものではないのだろうか。


今回の一件が私にとって気になるのは、現在我々もある基礎研究の成果を特許出願してその技術をどこかの企業に採用してもらおうと期待しているからだ。
林原のこの記事を読む限り、なかなかそれは難しそうだ。
コメント
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